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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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函館湯の川 ホテル河畔亭

外観

北海道函館市。湯の川温泉の1軒です。
大ホテルが並ぶ湯の川では比較的小さめで、和室を中心に全30室の宿となります。
今回は1泊朝食・お部屋はおまかせのプランで宿泊しました。

チェックイン時間に遅れそうになったので電話すると大変気持ちのよい対応をしてくださり、着く前から楽しみになりました。
客室
予定より少し遅れてチェックインとなり、鍵をいただいてお部屋へ。
用意されていたのは3階のバストイレ付き10畳+縁側付きの和室です。
部屋に入ると前もって布団が敷かれていました。

テレビ下にタオル類
タオル類や浴衣、ドライヤーなどはテレビの下にまとめて置いてあります。偶然かもしれませんが、ドライヤーは脱衣場にあるものより良かったので、専ら部屋で使用しました。
縁側部分には冷蔵庫、お茶セットなど。
現代人は昔ながらの和室でコンセントの位置や少なさを気にするかもしれませんが、すぐに目に入るところにコンセントがあり1名利用では十分でした。

脱衣場入り口
夕飯を食べに外出した後、戻ってきて早速温泉に入ります。
大浴場が利用できるのは午前0時まで。翌朝は7時から9時まで利用可能です。

脱衣場
木の棚に脱衣カゴの少し懐かしい雰囲気。スペースは十分です。

夜の露天風呂
宿の佇まいに対して少し現代風の湯殿は平成25年3月に改装したとのことです。
大浴場はきれいに保たれていて、お湯もそれほど熱くなく快適に入れます。
ただ帰ってくるのが遅かったため、夜はサッと入るだけで時間になりました。

2階の朝食会場
さて、2階の大広間が翌朝の朝食会場になっています。
早朝に所用で出かけたため、戻ってきてからの朝食となりました。

用意されているお膳
会場にはテーブルごとに部屋番号の札があり、既にお膳がセットされています。
お膳の上には、焼鮭・玉子焼き・イカ刺し・きんぴらごぼう・味付け海苔・香の物。
今シーズンはイカが記録的な不漁だと聞いていましたので、朝食にあるだけでもありがたいですし、薬味が生姜なのが個人的には嬉しかったです。

一部はビュッフェスタイル
上記のお膳の他、一部はビュッフェスタイルとなっています。
手前から白米・味噌汁・葉物の野菜など。

イクラ、帆立、明太子
そしてその奥には、味付イクラ・ホタテの刺身・明太子。
さらにコーヒーや番茶などの飲み物も並んでいました。
(予約サイトを見るとイクラの食べ放題は平成29年3月末までとのことです)

満足の朝食
そんなわけで、予想以上に充実した朝食となりました。
お米がもう少し美味しく炊けていれば最高でしたが、この宿泊料では十分すぎる内容で、満足度の高い朝食でした。欲張らず、それでも少しお代わりをしてお腹いっぱい戴きました。

朝の内湯
楽しみにしていた朝風呂ですが、朝食を食べている間に結局朝の入浴時間も少なくなってしまったものの、何とか入ることができました。
写真の内湯は檜造りで、10-15人ほどが入れそうな大きさです。
ちょうど温度計が壊れたので正確な温度は測れませんでしたが、42℃程かと思います。
大きなガラスで朝は明るく、ガラスの向こう側にある池に鯉がいるのが見えました。

朝の露天風呂
岩風呂となっている露天風呂は、6-7人が入れる大きさ。
温度は内湯よりも少し低く感じました。
湯船全体が屋根で覆われているため冬でも快適で、湯船の向こうは和の雰囲気。
奥の壁の向こうにすぐ民家があると思えないような、落ち着いた造りでした。

析出物が囲む
特に露天風呂では、きれいに湯船の底まで見える透明なお湯と、湯船を取り囲むように岩についている析出物のコントラストが美しく、見ていても楽しいお湯でした。
結局、短い入浴時間のほとんどを露天風呂で過ごしました。

脱衣場に掲示されている平成25年3月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「湯川温泉(湯川3丁目1号井~4号井源泉混合)。4本の源泉の混合です。
泉温64.1℃、湧出量空欄。
pH6.8、溶存成分8.829g/kg、成分総計8.968g/kg。
泉質は食塩泉です。
泉質名には反映しませんが、陽イオンではマグネシウムイオンが約18%・カルシウムイオンが約14%。
湯使いの掲示はありませんが、そのままかけ流しで使用しているようです。

お湯の中では強めのキシッとした肌触りで、食塩泉らしく温まります。
どうしても露天風呂の方に目がいってしまいますが、内湯でも湯口付近に座ると底がザラザラしていて、析出物があるのを感じることができました。
無理せずに宿の規模に合ったサイズ感で好印象でしたし、日帰り入浴はやっていないため混み合うこともなく、時間があればもっとゆっくり浸かりたいと思える湯殿でした。

時の流れを感じる建物ではありますが、お部屋・湯殿ともに清潔感があり、大人数の団体客がいないため静かに過ごすことができました。
温泉はかけ流し。朝食も充実していて、宿泊時の料金は5950円(入湯税込)。
トータルではお得感を感じた温泉ホテルで、個人的に宿泊して正解だったと思います。
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プロフィール

HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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