+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
いわない温泉 髙島旅館
- 2017/11/11 (Sat)
- 温泉紹介-後志 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
北海道岩内町。
日帰り入浴は行っていない、全13室の温泉宿です。
数年前に代替わりしましたが、新しい館主の方と親しくさせていただいてます。お風呂は何度かいただいていますが、少し前にやっと宿泊することができました。
客室は2階。温泉宿に見えないモダンな外観ですが、お部屋は和室となっています。
お部屋で一休みしたら楽しみな温泉へ。タオルなどは持ち運びやすいようにカゴに入って用意されており、それを持って部屋を出ます。
1階の廊下を進んだ先に脱衣場の入口がありました。
ここで履物を脱いで先へ進みます。
歩いていくと、廊下を曲がった一画に脱衣スペースがありました。
脱衣場には2つのドアがあり、それぞれ内湯と露天風呂へ繋がっています。内湯と露天風呂は直接行き来ができないため、脱衣場経由で往来することになります。
まずは内湯からいただきました。
6-7人が入れそうな大きさの湯船で、個人的には内湯だけでも満足できる造りとお湯でした。
内湯の床や湯船の中は石タイルですが、壁全体が建物の外観と共通する雰囲気で、非常に落ち着いた印象になっています。
内湯を楽しんだ後、一旦脱衣場に出て奥の露天風呂へ向かいました。
露天風呂は床も湯船も木でできていて、湯船から見える景色とも調和した雰囲気。
湯船は4-5人が入れる大きさです。
脱衣場に掲示されている平成22年4月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「岩内温泉(5号泉)」。
泉温49.9℃、湧出量は毎分300リットル(動力揚湯)。
pH7.2、蒸発残留物1.026g/kg、成分総計1.385g/kg。
泉質は含食塩-重曹泉です。
湯使いの表示はありませんでしたが、保健所確認シールでは「該当なし」ということで源泉に手を加えずそのままかけ流しで使用しています。実は、こちらの宿には源泉を溜めておくタンクがなく、源泉から送湯されてきたお湯は4つの湯船にそのまま配湯されています。
バルブの調整は経験に基づいて感覚でしているということで、まさに職人技。
お湯自体は非常に優しく、適度なツルツル感があります。泉質名に反映しないものの硫酸イオンが%含まれており、それが湯上がりの肌感覚の良さを後押ししている印象です。
同じ岩内温泉でももっと高台の2軒は強食塩泉ですが、この高島旅館を含む3軒は無色透明の優しいお湯となっていて興味深いです。
温泉と同じくらい楽しみにしていた夕食は部屋食で。
おまかせコースでの宿泊でしたが、これで1人前なのかと驚くほどの品数の料理でした。
特に鮑は、焼き・刺身・鍋と3種類の食べ方で味わうことができます。
いずれも新鮮なものを新鮮なうちにいただく素材の味を生かした調理法で、地元の漁師さんの食べ方をベースにしています。油と砂糖は使っていないということで、身体にも優しい印象ですが量はたっぷりです。
プランにハーフボトルの島牧ワインが1本付きますが、飲み物はこれで十分でした。
ヒラメは活き造りで1枚まるごと。命をいただいているというのを実感します。
量が多くて大変でしたが、最後のデザートまで美味しくいただきましたが。
自家栽培のはさかけ米(自然乾燥米)が非常に美味しかったです。美味しい白米はそれだけでご馳走。もっと食べたかったのですが、あまりお腹に入らなかったのが心残りでした。
朝食は1階のレストランでいただきます。
焼き魚にイカ刺し、こだわりの卵のベーコンエッグなどご飯に合うものばかり。夕食でお腹いっぱいになったままでも、つい食べたくなってしまう美味しい朝食でした。
日帰り入浴はしておらず、宿泊のみ。そして電話予約のみです。
毎年、年が変わる瞬間からその1年の予約を電話で受け付け、時期によっては元旦のうちにほぼ満室になる日もあるという人気の宿でもあります。
着実にアイデアを形にする館主さんなので、これからも楽しみです。
PR
- << 北上荘
- | HOME |
- ニセコ温泉部まつり >>
プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
+ お知らせ +
※ブログ移転&前PCのHDDクラッシュに伴い、過去の記事の画像がない状態が続いております。随時大きなサイズで画像を記事に戻しておりますので、ご容赦ください。
※当コンテンツの無断転載を禁止いたします。画像を使用する場合は管理人にお申し出下さい。
※コメントは承認制となっております。
※ブログ移転&前PCのHDDクラッシュに伴い、過去の記事の画像がない状態が続いております。随時大きなサイズで画像を記事に戻しておりますので、ご容赦ください。
※当コンテンツの無断転載を禁止いたします。画像を使用する場合は管理人にお申し出下さい。
※コメントは承認制となっております。
ブログ内検索
最新コメント
[04/29 とまチョップ]
[11/24 日本一小さい市]
[10/22 くまごろう]
[06/28 いわ]
[06/24 ぴかリン]
この記事へのコメント