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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
湯らん銭 伊達店
- 2016/09/29 (Thu)
- 温泉紹介-胆振 |
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早速湯銭を払って中へ入ります。家族風呂もあるようで気になりますが、今回は大浴場へ。
脱衣場は昔ながらの雰囲気で、棚に脱衣カゴが並びます。
内湯に入ると正面に湯船が2つあり、左側に洗い場、右側にサウナと水風呂が並んでいます。タイル張りの浴室に時代を感じますが、銭湯というより温泉宿の浴室のような印象を受けました。この佇まいを見た時既に、良い意味で期待を裏切られた感じがしました。
手前にある細長い湯船は高温湯です。
湯船は途中で仕切られていて、湯口がある奥の側が3人ほど入れる大きさで44.0℃、仕切りの手前はさらに幅が狭く2人ほどが入れる大きさで43.5℃と少しだけ温度が違います。
奥の窓際にあるのが低温湯。こちらはほぼ正方形をした12,3人が入れそうな大きめの湯船で、湯船の中ほどで41.2℃ありました。
露天風呂に続くドアを開けると、すぐ目の前に露天風呂があります。
その向こうには海が見えていて、ちょうど海と建物の間に室蘭本線の線路。
穏やかな海に暖かい日差し。のどかな光景で嬉しくなりました。
湯船は8-10ほど入れる広さがあり、温度は41.3℃。
さらに露天風呂の奥側、湯船の中に階段があり、そこから下へ降りると涼めるスペースがあります。ちょうど低温湯の湯船のガラスの向こう側の位置になります。
置いてある椅子は1人分。
塀で囲まれているため外は見えませんが、上手にスペースを利用している印象です。
脱衣場に掲示されている平成22年10月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「湯らん温泉」。
泉温50.5℃、湧出量は毎分230リットル(動力揚湯)。
pH7.7、蒸発残留物7.637g/kg、成分総計7.701g/kg。
泉質は食塩泉です。
脱衣場の掲示によると、湯使いは加水あり・殺菌あり。
3つの湯船に共通して湯口のすぐ横に蛇口があり、直接湯船に加水されています。
そして、すべての湯船が放流式となっていました。
うっすらと貝出汁のような濁りがあり夏虫色に見えるお湯で、低温湯の湯船ではたくさんの湯の花が見られます。殺菌ありながら湯口から出ているのは源泉そのままとみられ、薬品臭は全くなく内湯では海の近くの食塩泉らしい磯の香りのような匂いがありました。
泉質名に反映しませんが、カルシウムが陽イオンの約18%含まれています。浴感はキシキシした感じで、しっかり温まるお湯です。
たまたま驚きのマナー違反の方が1人いたのが残念ですが、源泉度も高くかけ流しの想像以上に良いお湯で、失礼ながらこのエリアでの穴場的な温泉だと感じました。
長く時間をとって、お湯・ロケーション共にたっぷり楽しませていただきました。
入浴料は400円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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