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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
大雪山バーデハウス 黒岳の湯
- 2016/07/08 (Fri)
- 温泉紹介-上川 |
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大浴場は建物の2階にありますが、券売機は2階へ続く階段の手前にあります。
こちらで湯銭を払い、階段を登ります。登った先には受付と広めの休憩処がありました。
脱衣場は木の棚に脱衣カゴ。
L字型をした浴槽で、15-20人ほど入れそうです。
この浴槽の対角に洗い場があり、お風呂と離れていてゆっくりできます。
浴槽の中ほどで温度は41.6°Cでした。
洗い場の横に階段があり、その先が露天風呂のようです。早速登ってみました。
露天風呂も内湯とほぼ同じようなレイアウトのL字型の浴槽で、温度は40.6℃。
以前は横の壁一面から滝のようにお湯が流れていたようですが、現在は静かです。
なお、露天風呂の横を奥に進むとドアがあり、その中にサウナと水風呂がありました。
脱衣場に掲示されている平成20年10月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「大雪山国立公園層雲峡温泉(元の湯・竹の湯・松の湯・山の湯・光の湯・千鳥の湯・大蔵の湯・滝の湯・営林の湯の混合泉)」。
泉温71.0℃、湧出量は毎分108リットル(自然湧出)。
pH7.6、蒸発残留物0.546g/kg、成分総計0.718g/kg。
泉質は単純硫黄泉となっています。
・・・が、脱衣場で分析書を見ていて間違いに気付きました。
硫化水素イオン0.5mg・チオ硫酸イオン1.3mg・遊離硫化水素0.2mgで、簡易の計算式で総硫黄は(0.5x0.970)+(1.3x0.572)+(0.2x0.941)≒1.42mgとなり、硫黄泉の基準である2mgに満たないため単純硫黄泉ではなく、正確な泉質名は単純温泉です。計算式に当てはめず単純にこの3つを足してしまうという、分析機関としては珍しい初歩的なミスです。
(正式な計算式は鉱泉分析法指針をご覧ください)
お湯は盛大にかけ流されていますが、館内の掲示を見ると「湧水を加水した源泉をかけ流している」「浴槽内に高温の源泉を注入し温度維持を行い、泉温を均一にするため循環装置を使用している」とのこと。加水&撹拌のための循環装置ということでしょうか。
内風呂では湯口の他に二箇所からお湯が注入されており、薬品臭は感じませんでした。
成分的には重曹泉。はじめは弱いキシキシでしたが、浸かっているうちに弱いツルキシ感を感じ始めます。発汗は比較的早めですが、後味さっぱりという感じです。
お湯の中には白と黒の2種類の湯の花のようなものが舞っているのを確認しました。
入る前に分析機関のミスを見つけてしまったため少々複雑な気持ちになってしまいましたが、層雲峡温泉では貴重な気軽に立ち寄ることができる日帰り温泉施設で、入浴時はほぼ貸切状態。強いインパクトは感じませんが、その分優しい印象のお湯です。
入っている間は何も考えずゆっくりとお湯を楽しみました。
入浴料は600円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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