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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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ホテル網走湖荘

ホテル外観

北海道網走市。網走湖畔温泉はこれまで1軒にしか立ち寄ったことがありませんでしたが、今回やっとほかの宿に立ち寄ることができました。

日帰り入浴はこちら
分からなくて間違えてホテルのフロントへ行ってしまいましたが、日帰り入浴は建物の裏手にあるこちらでの受付となります。こちらで湯銭を払って中へお邪魔しました。

二階大浴場
大浴場は建物の2階にあります。この入口部分は2009年に改装されたらしく綺麗でした。
期待しつつ奥へ進みます。
脱衣場はたいへん広く、木の棚に籐のカゴが並んでいました。

広い内湯
脱衣場から浴室に入ると、まずその広さに驚きます。
そして、中央にある大きな浴槽にも目を奪われました。

主浴槽
ひょうたん型をしているこの中央の主浴槽は、一度に30人ほど入れそうな大きなものです。
浴室の床・浴槽の縁・浴槽の中といずれも異なるタイプのタイル張りになっていて、何だか懐かしさを覚えました。
壁際に並ぶ洗い場とタイル絵も合わせて、これぞ昭和の大ホテルといった雰囲気です。
それぞれの浴槽には温度が印刷された板が貼ってあり、ここは「40℃」となっていました。

奥に2つの浴槽
主浴槽の向こう側には、それよりも小さな浴槽が2つ並んでいます。
小さいと言ってもそれぞれ12-3人が入れる大きさがあるので、実際には広いです。

奥の左
向かって左の壁際にあるのが「42℃」の浴槽。

奥の右
そして、向かって右の窓側にあるのが「41℃」の浴槽です。

露天風呂
岩風呂風の露天風呂は少し深めの造りで、約41℃ほどの温度でした。

脱衣場に掲示されている平成20年12月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「網走湖温泉(網走湖荘)。
泉温41.1℃、湧出量は毎分55リットル(動力揚湯)。
pH8.3、蒸発残留物8.960g/kg、成分総計9.074g/kg。
泉質は食塩泉です。

脱衣場には昭和56年10月の分析書も掲示されていて、以前のデータでは泉温50.0℃・湧出量毎分125リットル・蒸発残留物2.638g/kg・成分総計2.693g/kgの食塩泉となっていました。
泉質名は変わりませんが、湧出量や成分量などが大きく変わっているのが興味深いです。

湯使いは気温の低い季節が加温あり・循環ろ過あり・殺菌あり。
現在の湯量でこの湯殿を維持するために、循環ろ過式なのは仕方ないところでしょう。
館内の掲示物には記載されていませんが、公式サイトでは循環ろ過と放流式の併用とあり、実際に主浴槽以外の3つの浴槽ではお湯がオーバーフローしていました。
すまし汁のような薄濁りのお湯にはツルキシ感があり、浸かっていると少しづつキシキシが強くなってゆく気がします。弱い薬品臭はありますが、ほとんど気になりませんでした。

露天風呂で気になる部分があったのでほとんど内湯にいましたが、温度が少しづつ違う浴槽に交互に浸かり楽しみました。何より見事なタイル張りの昭和の雰囲気がツボで、この湯殿でお湯に浸かれただけでも良い経験ができたと思います。
たいへん印象深い時間になりました。

入浴料は500円です。
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プロフィール

HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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