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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
北天の我家 住留
- 2016/04/03 (Sun)
- 温泉紹介-網走 |
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こちらの宿は1日1組限定。
宿泊は通年営業していますが、7月と8月のみ日帰り入浴を受け付けています。
玄関前に車を停めると、早速管理しておられる奥様が出迎えてくださいました。
お話しながら、中へ案内されました。
大変落ち着いた雰囲気のリビングダイニングです。
左の壁には市田志保さんの作品が展示されていて、これも部屋の雰囲気に合っていました。
中央にクッキングヒーターがついたダイニングテーブル。
宿泊の場合はここで食事を頂きます。宿泊は最大5名ですので、椅子も5脚。
壁際に並ぶ芸術品の端にテレビがありましたが、ちょうどダイニングテーブルから見える位置なのだろうと思います。
窓際にはゆったりとしたソファーがあり、外を見ながらゆっくりできます。到着後ここでしばらく奥様とお話していましたが、居心地が良くてその後もお風呂に入らずしばらく休んでいました。
ソファーに座って見えるのは正面のお庭と向こうの木々だけ。
ここにテレビがないおかげで、静かにゆっくりできました。
リビングダイニングの隣には和室があります。
そして、和室の隣にベッドルーム。
この日は宿泊客がいなかったので、このような状態になっていました。
1人でお邪魔したため和室は使いませんでしたが、1棟まるごとお借りして宿泊するような形で、日帰り入浴でも寝室以外は利用可能。宿泊予約が入っていない日であれば、ある程度の時間ゆっくりしても構わないとのことでした。
この宿泊棟とオーナーご夫婦のお宅は繋がっており、何かあってもすぐ来てくださるので安心です。
お手洗い・洗面所・脱衣場はともに共通した造り。
早速内湯に入りました。
湯船は大人1人用のサイズ、洗い場も1基です。
宿泊の最大人数5人で入るのは少々難しいですが、今回は1人だったのでこれで十分。
贅沢に独占して入りました。
外に向かって浸かると、足側が湯口・背中側が湯尻。
温度が下がりやすい湯口になっていて、湯船の中で温度は41.5℃。
体を温めるのに丁度良い、負担にならない温度に調整されていました。
そして、露天風呂へ。露天風呂は2,3人用の大きさです。
温度は40.2℃で、ゆっくり浸かるのにぴったりでした。
温度が下がりやすいからでしょうか、露天の湯口は湯船の中。空気に触れないようになっていて、よく考えられているなと思いました。
湯船の隅に排水溝があり、オーバーフローしたお湯はそこへ流れています。
露天風呂はデッキテラスの上にあります。
仕切りがありますが、これはパーテーションなので移動可能。
仕切りを畳めば、このデッキ全体が使えるようになります。
かなりの開放感のある湯浴みになりそうです。
脱衣場に掲示されている平成25年8月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「裏摩周緑温泉」。
泉温46.2℃、湧出量空欄(動力揚湯)。
pH8.8、蒸発残留物1.627g/kg、成分総計1.770g/kg。
泉質は含芒硝-食塩泉です。
湯使いの表示はありませんが、源泉に手を加えず使用していると思われます。
香りはほとんどなく、内湯ではツルキシ感。露天ではお湯の投入方法の違いなのか泡付きがあり、そのおかげでツルツルした浴感でした。身体がゆっくり温まる柔らかくて優しいお湯で、この宿全体の雰囲気にも合っている泉質だと感じました。
まだ冬囲いも外せない時期で緑はありませんが、寒すぎず虫もおらず、お湯をゆっくり楽しむには丁度良い時期でした。鳥のさえずりとお湯が流れる音しかしない露天で、心も洗われるような思いがしました。今回はご親切で特別に立ち寄りさせていただきましたが、たいへん贅沢な湯浴みの時間を過ごすことができたと思います。
汗が引くまで待った後は、座り心地のよいリビングのソファーでゆっくり。
満足感の高い時間でした。
7,8月限定でできる日帰り入浴は1500円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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この記事へのコメント
無題
1日1組限定とはなんとも贅沢ですね。
でも、1度こういう宿でゆっくりとした時間を過ごしたいです。
Re:無題
お返事が遅くなりました^^;
こちら、静かな環境でお湯も良くて本当にオススメできます…夏の間は日帰りでも利用できますので是非♪