+ green wing +

玄関から入ると正面にロビー。横にフロントがあり、そこで湯銭を払います。
今回はラーメンセットでしたが、先に入浴してあがってからラーメンを頂きました。


脱衣場は木の棚にプラスチックの脱衣かご。
ドライヤーもあり、湯上りには熱いくらいの暖かい脱衣場で、冬でも安心です。


まだ新しい木の香りが鼻に心地よい、落ち着いた雰囲気の湯殿です。


木と石の組み合わせが目にも優しい湯船は、8-10人ほど入れそうな大きさがあります。入る前にこの日の内湯は熱いという話を聞いていたので驚きませんでしたが、湯船の中で46.0℃ありました。湯船の中でかき混ぜて少し温度が下がりましたが、久々の高温浴でした。


内湯は見えるところに湯口はありませんが、湯船に入る階段部分の底のパイプからお湯が出ています。思いがけず理想的な投入方法の湯口に出会って嬉しかったです。
湯口で温度を測ると57.7℃ありました。


露天風呂はくの字形の湯船で、岩風呂の造りとなっています。湯船のほとんどの部分が屋根で覆われていて快適に入ることができました。
三方を壁で囲まれていますが、屋根が高いので露天風呂としての開放感は十分に感じますし、適度な囲まれ感が安心感ともなりました。湯船は7-8人ほど入れる大きさです。


お湯は湯船に入る階段の部分からかなりの量かけ流されていました。
そのため湯船に入る時には足の裏が熱いくらいでしたが、湯船に浸かると41.3℃。
しんしんと雪が降り続く日でしたが、雪を見ながらのんびりできる露天でした。


露天風呂の方には岩造りの湯口があります。


さらに、こちらでも湯船の中のパイプからお湯が出ていました。
ただ、はじめは結構な量のお湯が出ていましたが、入っているとお湯が止まる時間帯があります。いろいろ事情があるようで、難しい条件の中でお湯の管理をしておられる管理人の方に感謝です。

掲示されている平成20年2月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「定山渓温泉(まるか荘)」。
泉温71.6℃、湧出量※(自然湧出)。
pH6.7、蒸発残留物3.000g/kg、成分総計3.368g/kg。
泉質は食塩泉です。
湯使いはフロントに掲示されていましたが、加水あり・殺菌あり。
とはいえ、お湯に浸かっていて塩素の存在は感じませんでした。

ほぼ透明で塩味を感じるお湯は柔らかく、浸かるとキュキュッとした肌触り。
ほぼ露天で過ごし、体調の変化に気をつけながら時々内湯に浸かる入り方をしていましたが、あがってからも脱衣場で汗が引かず大変でした。
その後はしばらく肌がさらさらしていて、良いお湯でした。
ずっと貸切状態で、のんびり贅沢な時間を過ごすことができました。


さて、流れる汗がなかなか止まらないまま浴室を出て、レストランへ。
明るくてアットホームな雰囲気のスペースで、ラーメンを待ちます。


想像していたよりも本格的なラーメンで、美味しくいただきました。
現在は塩と醤油ですが、味噌も出す予定とのことです。

他にお客さんがいなかったこともあり、ラーメンをいただきながらしばらく管理人の方と温泉談議を楽しみました。管理人の方が1人で接客も調理も行っているため、これから知名度が高くなってくると少し待つこともあるかと思いますが、今はまだ穴場の温泉だと思います。

入浴料は990円。ラーメンセットは1600円(税別)です。