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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
旅館 昇月
- 2016/02/08 (Mon)
- 温泉紹介-渡島 |
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呼びかけると奥の方から宿の方が出て来られ、湯銭を払って中へ進みました。
赤い絨毯の廊下が昭和の雰囲気で、それが何とも落ち着きます。
男女とも先客がいないようで、脱衣場の扉は両方とも開いたまま。楽しみです。
脱衣場は小さな宿の雰囲気と家庭的な雰囲気を併せ持つような空間でした。
鍵はありませんが、扉付きの木製ロッカーがあり、そちらを使用します。
中へ入ると、内湯1つのシンプルな湯殿が迎えてくれました。
湯船の横の壁がガラスになっているところがまたノスタルジック。
中央に綺麗に並べられた湯桶とイスが印象的で、これを見ると使った後でまた元の位置に戻してからあがろうという気持ちにさせられます。
湯船は一部浅くなっていますが、6-7人ほどが入れそうな大きさです。
温度は湯船の中で42.1℃。この時期にはちょうどいい温度です。
ライオンの湯口からは、静かに温泉が出続けていました。
浴室はアブラ臭でいっぱいですが、湯口ではアブラ臭に加え微玉子臭も感じます。
脱衣場に掲示されている平成17年3月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「長万部温泉(長温R2号)」。
泉温49.6℃、湧出量は毎分600リットル(動力揚湯)。
pH8.0、蒸発残留物9.410g/kg、成分総計10.09g/kg。
泉質は食塩泉です。
湯使いの表示はありませんが、このお湯をそのままかけ流しで使用しており、オーバーフローしたお湯は床のタイルを染めています。
長万部温泉はどの宿も同じ源泉を使用していますので、主たるお湯の特徴は他の宿で感じるものと一緒ではありますが、個人的には他の宿のお湯と比べると少し優しいお湯だったという印象でした。
お湯の香りだけでなく、飴色に見える色・柔らかさとヌルツル感を感じる浴感・しっかりした塩味・あがってからも感じる保温力など、温泉街のどこで入っても変わらず感じる温泉の良さはもちろん、湯気が漂う浴室に窓から陽の光が差す湯殿の光景が抜群で、それが最も印象的でした。
入浴中は常に貸切状態だったので、のんびりお湯を楽しむことができました。
入浴料は500円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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