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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
洞爺観光ホテル
- 2015/06/10 (Wed)
- 温泉紹介-胆振 |
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フロントで湯銭を払い、お風呂の場所を聞いて中へお邪魔しました。
男湯があるのは地下1階とのことで、階段を降りて進みます。
脱衣場の前に来ると、男湯の暖簾に「パノラマ大浴場」と「洞窟風呂」と書かれています。初めて来たのでこの時点では良く分からなかったのですが、2つの浴室が繋がる造りでした。
女湯は地下1階に洞窟風呂、1階にパノラマ大浴場と分かれているようです。
広い広い脱衣場です。パイプの棚に脱衣カゴ。
奥に仕切られた部屋の中に、ドライヤーつきの洗面台が並んでいました。
脱衣場から入ると、さらに広い湯殿に驚きます。こちらがパノラマ大浴場です。
入って右側に浴槽が並び、左の壁際に洗い場が並んでいました。
手前にはあつ湯とぬる湯の2つの浴槽があります。
あつ湯の方が10人ほど入れる大きさで浴槽内で42.4℃、ぬる湯の方が15人ほど入れる大きさで温度は40.0℃。この2つの浴槽はいずれも、掛け流しと循環ろ過の併用との表示です。
黄褐色に濁ったお湯からは薬品臭を感じました。
パノラマ大浴場の奥にはジャグジーとジェットバス。こちらは真湯です。
ドアから外に出ると、庭園露天風呂があります。
露天風呂もあつ湯とぬる湯の2つの湯船がありました。
写真の手前の湯船は7-8人ほどの大きさで、42.5℃です。
湯船の中に階段があり、そこから隣へ。
3-4人ほど入れる小さめの湯船は40.2℃でした。
露天風呂はいずれも循環ろ過なし・殺菌なしでかけ流しと表示されています。
印象的だったのはこの露天のぬる湯の湯口です。
洞爺湖温泉ではこれまでこちらを含め10軒で温泉に浸かっていますが、これほど析出物が堆積している湯口はなかったように思います。
このお湯が作り出す造形は見事で、温泉情緒を盛り上げてくれました。
パノラマ大浴場の構成は以上です。「パノラマ」という言葉がピッタリの広い湯殿で、こういう大きいお風呂も良いものだと感じながら楽しみました。
さて、パノラマ大浴場の奥、数段の階段を登った先にさらに廊下が続きます。
洞窟風呂の入口です。
少し薄暗い中を進むと右側にサウナ、左側に水風呂と温泉の湯船があります。
この湯船は6-7人入れる大きさで、41.3℃。
洞窟を抜けると、そこは行き止まり…露天風呂です。
2-3人入れる大きさで、42.9℃ありました。
壁に囲まれた露天風呂ですが、湯船の淵にうっすらと付着する析出物と溢れるお湯を見ながらピリッと熱めのお湯に浸かるのが良くて、ここにいる時間が一番長かったように思います。
洞窟風呂の2つの湯船いずれも、循環ろ過なし・殺菌なしでかけ流しです。
パノラマ大浴場の広さに対して、こちらは囲まれ感があり全くタイプの違う浴室でした。
こちらもまた楽しめました。
脱衣場に掲示されている平成27年3月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「洞爺湖温泉(洞爺5・6・9・12・13号、共同1・2・4・5・6号、KH-1混合泉)。
泉温50.3℃、湧出量は毎分1410リットル(混合)。
pH6.7、蒸発残留物2.915g/kg、成分総計3.159g/kg。
泉質は食塩泉です。
湯使いについてはそれぞれの浴槽のところに記載した通りですが、特に洞窟風呂の露天風呂では比較的透明度の高い緑がかったお湯なのに気がつきました。
組合配湯のお湯といえば鶯色の濁り湯というイメージですが、脱衣場の湯使いの掲示によると「当館では、温泉配管の入口でスポンジフィルタによるろ過を行ない…固形物を、できるだけ取り除いております。そのため…透明に近い色になっております」と書かれています。
析出物をろ過して使用していることが分かり、色の違いに納得しました。
キシキシ感と共にしっとりとした印象を受けるお湯でした。身体もよく温まります。
広々として気持ちの良い湯殿とバラエティに富む湯船の構成にも、たいへん満足でした。
こちらのホテルには家族風呂もありますので、今度はそちらへ入ってみたいと思います。
日帰り入浴料は770円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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