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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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LCH35

外観

北海道弟子屈町。
看板は以前の「ホテル湯の閣」のままになっていますが、2013年4月26日より「川湯現代版湯治施設 LCH35(ローコストホテル35)」と名称を変え、低料金で宿泊できる施設となりました。



こちらは基本は素泊まりのみ。館内に自炊施設があります。
特日設定がなく宿泊料はいつでも1名3650円(税込。5泊以上では3150円。1名1室の場合は+1000円)ということです。
今回は当日ネット予約をして宿泊しました。
ペットと泊まれる部屋や、期間限定で食事付のプランがある時もあるようです。


浴衣、歯ブラシセット、カミソリは部屋にはありません。
フロントの横から必要な物を持っていきます。


宿泊したのは10畳の和室です。
備品などは決して新しくありませんが、お部屋は予想以上。
バスタオル・ハンドタオルは部屋に用意されていました。
お茶やお茶菓子の類はありません。冷蔵庫は空。
冷房はありませんが、扇風機が用意されています。
布団は押入れから出して、自分で敷きます。
コスト削減の努力を感じるお部屋でした。

さて、この日は夕食を済ませてチェックインしましたので、大浴場へ向かいました。利用できる時間は深夜1時まで。清掃の後、朝5時から再び入れるようになります。
大浴場は奥
ロビーから奥に向かって進みます。

池田屋
廊下の途中に別館池田屋の入口がありました。

入口
そこからさらに奥に、大浴場の入口があります。
見取図を見る限りでは、湯殿は男女で対称の造りになっているようです。男女の入れ替えもありませんでした。

脱衣場
脱衣かごが並ぶ脱衣場です。

浴室
こちらが夜の浴室です。
タイル張りで、きれいな湯殿でした。
カランなどが黒く錆びていますが、それも川湯らしいと思います。

あつ湯
洗い場の手前にあるのが高温湯。
3-4人ほどの小さめの湯船で、約45℃と熱めです。

飲泉場?
湯船の手前には飲泉場と思われる物がありますが、お湯は出ていません。管が黒くぼろぼろになっているのが目を引きます。

ぬる湯
こちらがメインの湯船となる、低温湯です。
20人ほど入れそうな大きな湯船で、温度は約39度。
リラックス効果が高いと言われる温度です。

ぬる湯の湯口
これが低温湯の湯口です。
湯口での温度は、どの湯船でも約47℃。
湯口付近の掲示物によれば、源泉から湯船まで直線距離で約30mとのことでした。

露天風呂
そしてこちらが露天風呂です。
10人ほどは入れそうな大きさがあり、温度は約42℃。
夜は2枚ある屈斜路湖のパネルに照明がつきます。
昼間は暑い日でしたが夜は非常に涼しく、露天風呂で脚だけ浸かりながらしばらくゆっくりできました。

朝はこのような感じです。
朝の露天風呂

さらに、大浴場へ向かう途中で外へ出ると、混浴の露天風呂がありますが...
行き止まり
この混浴露天風呂「草原の湯」は3月の猛吹雪で被害を受けたとのことで、残念ながら使用中止となっていました。

ふれあいの湯
その混浴露天風呂のすぐ手前には、「ふれあいの湯」があります。これはペット用の温泉で、いつでも利用できます(冬季閉鎖)。

小さな湯船
覗いてみると、小さな湯船に温泉が注がれていました。
こちらもかけ流しです。

掲示されている平成16年8月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「川湯温泉(1号・6号混合泉)」。
[ただし館内に「源泉6本を所有」との掲示あり]
泉温42.0℃、湧出量記載なし(自然湧出)。[浴室内の掲示物には泉温44℃・湧出量毎分1000リットルと記載されています]
pH1.9、蒸発残留物2.480g/kg、成分総計3.161g/kg。
泉質は酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)。
このお湯をかけ流しで使用しています。

酸っぱさと硫化水素臭が混ざる香りで、口に含めば酸味と苦味。湯の花が舞い、うっすらとブルーに見えるお湯です。
入浴時は貸切状態で、低温湯と露天風呂を行き来しながら、ゆっくりと楽しませていただきました。
酸性のお湯なので傷にはピリピリとしみますが、あがってからも身体がポカポカ温まっている良い湯でした。

さて、こちらは素泊まりでの宿泊ですが、朝は無料の朝食サービスがあります。
浪漫亭での朝食
朝食会場は一階の「浪漫亭」です。
保温用のジャーには片方にご飯、片方にカレー。
あとは福神漬とお冷やが用意されていました。
カレーだけですが、こうしたサービスはありがたいです。

チェーン系のホテルと変わらない低料金で、朝晩と川湯らしいかけ流しの温泉に浸かることができ、十分に満足でした。
年中宿泊料金が変わらないのも嬉しいですね。
日帰り入浴は1200円です。
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プロフィール

HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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