+ green wing +

玄関から入るとすぐにフロントがありますが、大浴場は建物の2階にあります。大浴場は「洋風」と「和風」があり、男女日替わりになっています。


この日は洋風が男湯となっていました。
脱衣場の中へ入ると、奥に広めの休憩スペースがあります。
建物の１階にも広いスペースがあってお昼を広げて食べている方が結構いましたが、脱衣場の方もかなり広々としていました。


さて、こちらが洋風の浴室です。
海に向かって全面ガラスで明るい浴室。
温泉を使用しているのは、写真に写っているあつ湯。
15人程度入れそうな大きな浴槽で、約43℃。
一番端に鮮やか過ぎる色の入浴剤入り浴槽あり。


その向こうに、ぬる湯と寝湯の浴槽がありました。
浴槽はぬる湯が一番大きく、約41.5℃。
寝湯は2人用で約42℃ありました。

残念ながら、露天風呂は冬期閉鎖中でした。

洗い場も含めスペースに十分余裕があり、雰囲気的にものんびり入ることができる浴室でした。

さて、実は次の日もこちらに立ち寄り、今度は和風の方でお湯を頂いてきました。
洋風と和風では脱衣場から造りが違います。和風の脱衣場にも休憩スペースがありますが、雰囲気は洋風の方が良かったです。

そして、浴室です。

壁の一部が木なのと、岩風呂風な部分が和風でしょうか。

お湯の色が見えにくいので、角度を変えてもう１枚。

どちらも海に面しており、バスクリン的湯・ぬる湯・あつ湯・サウナという構成は共通ですが、こちらには寝湯の代わりにうたせ湯がありました。


奥の岩風呂風の湯口の浴槽があつ湯で約44℃、隣の浴槽がぬる湯で約42℃となっています。こちらはあつ湯の方が大きく20人ほど入れそうでした。


そして、こちらも露天風呂は閉鎖中。

掲示されている分析書によれば、こちらの温泉は源泉名「手塩温泉」です。
泉温30.8℃、湧出量記載なし（動力揚湯）。
pH7.4、ラドン0.065マッヘ単位/kg。
蒸発残留物29.93g/kg、成分総計32.57g/kg。
泉質は強食塩泉です。
湯使いは、加温あり・循環あり・殺菌あり。
遊離二酸化炭素とメタケイ酸がかなり多く、源泉は泡付きがあるトロトロの強食塩泉だと想像できます。


お湯は湯船の底は見えますが濃い烏龍茶のような色をしており、お湯に浸かるとツルツル感を感じました。

ただ、それよりも特徴的なのはお湯の香りです。
ベースは心地よいアブラ臭で、実は洋風の浴室ではほとんどアブラ臭しかしないくらいだったのですが、このお湯にはアンモニウムイオンが248.7mg/kg含まれており、同時にいわゆる昔ながらの厠のツーンと来る香りがします。

お湯のコンディションによっても異なると思いますが、私が入った時は和風のお湯が、若干目にしみるくらいの香りでした。
常連さんは慣れているのでしょうけど、私は以前から聞いていた通りの香りを初めて楽しむことができ、たいへん嬉しくお湯をいただくことができました。
道北の温泉は特徴的で楽しいですね～。

入浴料は500円です。