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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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旭温泉(旧)

外観

北海道遠別町。
今から7年以上前に、昔の旭温泉に行きました。
久々の回想シリーズです。
写真で見ても、外観は以前と変わっていません。
が、浴室は見事に新しく変わりました。
新しくなった今の旭温泉も好きですが、昔の旭温泉はこの外観にぴったりの湯殿でした。

浴室
1枚だけ残っている、当時の写真です。
手前は真湯の浴槽で、奥が温泉の湯船でした。
写っていませんが、写真の左奥にポリバスがあり、水風呂だったとおぼろげに記憶しています。サウナもありました。
お湯は現在の「旭の湯」で、中は赤茶色になっています。
湯船の底が全然見えないくらいの濃い色でした。

この源泉は濃い食塩泉のため直接ボイラーで加温する事はせず、真湯を張った湯船に直接源泉を投入する方法を取っていました。
湯船に注がれる冷たい源泉は透明で、飲泉もできました。塩辛くて金気臭がするものでしたが、振り返ると貴重な機会だったんだなと思います。

今の旭温泉の分析書は北海道では珍しく源泉ではなく湯口での分析書になっており、源泉名などは記載されていませんが、当時掲示されていた昭和60年6月の分析書は源泉のものでした。
源泉名「旭温泉(E-1,E-3,E-6,E-7の混合泉)」。
泉温27.4℃、湧出量毎分42リットル(掘削自噴)。
pH7.6、蒸発残留物16.76g/kg、成分総計16.89g/kg。
泉質は食塩泉です。
成分のほとんどは食塩ですが、第1鉄・臭素・ヨウ素・遊離二酸化炭素も含まれています。
ここは宿の周辺で何箇所も掘削していて廃井も幾つかありますが、今も大小の源泉施設と思われるものがあり、見ていて興味深いです。

湯巡りを始めたばかりの頃に、1人だけいた先客の常連さんと話をしながら、飲んで浸かって楽しんだ思い出のある、ひなびた温泉宿でした。

当時の入浴料は400円でした。
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男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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