+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
新登別温泉荘(2015年)
- 2015/08/03 (Mon)
- 廃業・休業温泉 |
- CM(7) |
- Edit |
- ▲Top
こちらは温泉界の北海道の夏の風物詩というような宿で、毎年夏の間の約2ヶ月しか営業していません。今年は7年ぶりに日帰り入浴でお邪魔しました。
中に入り声をかけ湯銭を払うと、浴室の方まで丁寧に案内してくださいました。
日が落ちてからでも、センサーライトがついているので安心。
湯客は私1人ということでしたので、全ての湯殿をゆっくり楽しみました。
まず一番手前にあるのが「南紀白浜温泉」と書かれた浴室です。
暖簾をくぐると脱衣場です…が、正面のドアは施錠されています。
向かって左側に進みます。
小さな脱衣場がありました。
その向こうには小さな湯殿。
1人用と言ってもいい大きさのポリバスのお風呂です。
「南紀白浜温泉」の隣が、「登別温泉」です。
「登別温泉」の脱衣場です。以前は内湯はこの浴室しかなく、湯殿は1つながら脱衣場は男女別に分かれていましたが、現在は脱衣場も1ヶ所です。「南紀白浜温泉」に入ってすぐのスペースが、男女別の脱衣場だった頃の片側になります。
ここが内湯では最も広い湯殿です。
それでも湯船の大きさは2,3人でいっぱいというところでしょうか。
ウッディーな内装は変わらず綺麗で、湯船に入っていても落ち着きます。
湯量は湯客が調整することもできますが、そのままで入りました。
この湯船で約41℃ありました。
そして、さらに隣にあるのが「別府温泉」の看板です。
暖簾をくぐり、廊下を歩きます。
廊下を進むと、「南紀白浜温泉」と同じような小さな脱衣場があります。
湯殿の広さもほぼ同じでしょうか。1人用のポリバスの湯船です。
湯殿自体は「南紀白浜温泉」と大差ありませんが、廊下を進んでいく奥まった感じと40℃ほどのぬる湯だったことが良くて、最終的にここでのんびり浸かっていました。
さて、誰もいないようですし、露天風呂へ行きましょう。
浴室を一度出てここでサンダルを履き、歩いて行きます。
訪問したのが雨の日だったので、壁から一つ外して被っていきました。
こちらが露天風呂です。ここは以前と変わってなくて懐かしいです。
こちらが手前にある大きな湯船。
深さがあり、5-6人はゆったり入れる大きさです。
この日はこの湯船が露天で一番ぬる湯になっていました。
こちらが小さいほうの湯船です。深さはそれほどでもなく、1,2人用という感じ。
中の温度は大きい湯船より熱くなっています。
以前はここと大きい湯船との間にスダレが立ててあり、こちらの湯船に「女湯」の看板がありました。入り口は一緒ですし、スダレでは・・と思って入った記憶がありますが、現在では全くなくなり、露天エリアは全て混浴での利用になります。
そして、露天にもポリバスの湯船「太閤の湯」。
ここは足を入れた瞬間出してしまうくらい熱くて、浸かるのをやめました^^;
露天風呂は夜にはネオン輝く場所になり、昼間と少し雰囲気が変わるように思います。
廊下に掲示されている分析書は以前のままでしたが、その昭和47年6月の分析書によりますと、こちらのお湯は源泉名「登別温泉(大湯沼・奥の湯混合泉)」。
源泉温度52.5℃、湧出量空欄。
pH2.66、蒸発残留物0.723g/kg、成分総計0.8942g/kg。
泉質は酸性硫化水素泉です。
このお湯を、全ての湯船でかけ流しで使用しています。
細かな泥が含まれ、透明度のあるきれいな薄いグレーのお湯です。以前は次の日まで肌に残るほどの独特の香りがあったように記憶していますが、今年いただいたお湯はほんのりと感じる位の弱い香りで、その分一層入りやすい感じになっていました。
久しぶりにいただきましたが、やっぱり良いお湯でした。
お湯もさることながら、館主のご夫婦の対応もとても良く、印象に残ります。
内湯も露天も共に混浴ですが、きちんとタイミングをずらして調整してくださるので、見知らぬ人と混浴するのに抵抗がある方も比較的安心して入れると思います。
また、以前に立ち寄った時は雨の日なのに私たちが玄関に着く前からドアを開けて待っていてくれ、帰り際もわざわざ道路脇まで出て見送ってくださいました。
入浴料は400円。
毎年期間限定でしか入れないのが残念ですが、今年は女将さんがかなり弱気な発言をされており、来年の夏も北海道に来てくださるかは何とも言えない様子でした。
未湯の方はお早めに…。
※2015年8月30日をもって営業を終了することが決定したようです。
それに伴い、カテゴリーを変更します。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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この記事へのコメント
無題
復活おめでとうございます!
登別に来られたんですね、私もこないだ間欠泉見てきました。
なんか、整備されすぎちゃって情緒に欠けますよね(^^;)下水道工事?みたいな…。
新登別温泉荘は私も一度行きましたが、その時も貸切状態でのんびりと入らせてもらいました。
貸切専用の浴室もできたんですね〜。
湯温も低めで、赤ちゃんも入れそうですね(にやり)
今日さっそく行ってみます(^0^)
無題
ありがとうございます〜。
登別の間欠泉・・やはりそのように感じられましたか^^;
道内屈指の温泉地に新たにできた公園にしては、ちょっと物足りない気がしますね・・。
新登別温泉荘ですが・・今日ですか?(笑)
はやっ・・というより、もう行ってこられた後ですね。
ご家族で楽しまれたでしょうか?
無題
私たちが行った時も雨でしたが、車まで傘を持って出迎えて下さりました。
宿泊のお客さんがけっこういたので、新しい方の内湯だけ入りました。
また来年も行きたいと思います(^0^)
無題
すぐに行かれたんですね^^
私が行ったときは宿泊のお客さんは誰もいなかったようですが、お盆の時期だからでしょうか・・残念でしたね。
露天風呂も入れなかったようで^^;
来年も営業していたら、私もまた行きたいと思っています^^
無題
こんにちは〜いかれたんですね。
今年の営業ももう終わりでさびしい限りです。
来年も営業はしてくれるのかしら?
私も来年も行きたいですね。
TBをはらせてくださいね。
それにしても、あの登別の間欠泉にはちょっとガッカリしましたね。
写真が撮れなかったので又行く予定ではありますが!
無題
おひさしぶりです〜。
新しい浴室ができたと聞いて、早速行きました^^;
ここは今年も営業するのか微妙な感じがしていたのですが、改装していきなり休業するということはないでしょうから、少し安心しています(笑)
来年も楽しみですね〜。
泉源公園は、もう一工夫ほしいところですね^^;
ご無沙汰しています
覗きに来てください~。
http://43601931.at.webry.info/