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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
温泉関連のニュース/4月号
毎月お送りする温泉関連記事のコピペ集です。
記事を見つけるたびに追加していきますので、興味がある方は随時ご覧くださいませ。
記事を見つけるたびに追加していきますので、興味がある方は随時ご覧くださいませ。
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*記事の詳細は控えさせていただきますが、4月25日にニセコ五色温泉旅館の経営者の方が痛ましい事件により亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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「かんの温泉」再開めど立たず 鹿追町、観光への影響懸念
道内屈指の秘湯として知られる十勝管内鹿追町然別峡の「かんの温泉」が、昨年十二月から閉鎖している。春の大型連休を前にしても再開のめどが立っておらず、閉鎖が長引けば廃業を余儀なくされる可能性もあり、地元関係者は気をもんでいる。
鹿追町などによると、同温泉は昨年十二月に経営者の病気により営業を休止し、施設を閉鎖している。町などが札幌に住む菅野社長の家族らと連絡を取っているが、再開時期などについては未定のままだという。
同温泉は、鹿追町市街地から北西に約三十キロの大雪山国立公園内の山深い渓谷にある秘湯。一九一二年(明治四十五年)に湯治場として開かれ、いくつもの源泉からわき出す種類の違う温泉はそれぞれ質の高さを誇る。昔から「菅野(かんの)の湯で治らぬ病はない」と語り継がれてきた湯治の名所で、宿泊客や日帰り客が全国から訪れていた。
同温泉は国有林内で営業しており、土地を管理する十勝西部森林管理署東大雪支署(十勝管内上士幌町)によると、土地使用の契約期間は今年十二月まで。同支署は「年末まで再開の見通しが立たなければ、契約更新が難しくなるかもしれない」と心配する。
全国区の温泉だけに、年間六十八万人(二〇〇七年度)を数える同町の観光客入り込みにも影響が懸念され、町も再開を待ち望むが、「民間の施設ということもあり、経営者側の判断を待つしかない」(商工観光課)と話している。
4月21日・北海道新聞
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函館市水道局、湯の川に4年間で泉源9本掘削
湯の川温泉の湯量減少問題を抱える函館市水道局は、本年度から4年間で泉源を9本掘削し、現在所有する22本の使用を順次中止し、代替・集約化する。適正な揚湯(ようとう)と資源管理が目的で、本年度実施する1本の掘削許可が道から下りた。道内有数の温泉地を支える泉源を替える事業で、総額2億2500万円を見込んでいる。
水道局は泉源からくみ上げた温泉をホテルや旅館、一般家庭などへ供給している。湯川町と湯浜町の一帯は道の要綱で温泉保護地域に指定され、泉源の新規掘削は認められないが、自治体が温泉を統合管理する場合などでは例外として認められる。
湯の川温泉は1975年ごろまでは自噴していたが、過度のくみ上げが原因で水位が低下。現在は動力ポンプ(エアリフト)を使用し、井戸の中に空気圧を送りながらくみ上げている。
同局温泉課によると、新たに掘る泉源は、湯の中に直接パイプを入れる水中ポンプ方式を取り、エアリフトに比べて効率的な揚湯ができる。本年度は約2200万円の予算で、湯川町3の1、市営熱帯植物園内の前庭に掘り、湯脈は地下80メートル、毎分800リットルのくみ上げを計画している。周辺の既存3泉源の代替となり、1日当たりの揚湯量は1100立方メートルほどという。
掘削は09年度1本、10年度3本、11年度3本、12年度2本の予定で計9本。うち3本は予備の泉源とする。
湯の川温泉の泉源は水道局所有が22本、民間所有が14本ほどあり、水道局が道立地質研究所に依頼した調査で、2006年度は湯の川温泉全体で1日平均6000立方メートルの揚湯量があった。同研究所は、このままくみ上げると温泉資源の枯渇を招くため、適正な揚湯量を1日当たり4100―5300立方メートルと報告した。4100立方メートルとすると、06年度比で3割減らさなければならない。
市が所有する泉源は昭和30年代後半から40年代にかけて掘削されたものが多い。井戸によって差はあるが、水位は地上から12―13メートル下で、年間50センチほど低下しているという。現行のエアリフト式でくみ上げる場合、ガリ(湯の花)がパイプの中に付き、閉塞(へいそく)が進み、定期的にパイプを入れ替えるなど対策を進めている。
泉源の掘削により、同じ湯脈に泥などが混じる恐れもある。同局は「掘削することで他の泉源に濁りが生じたりした場合は、作業を一時中断して対策を取るなどしたい」と話している。
温泉街のホテルや旅館からは「資源管理のためならば良いのではないか」「温泉を守る対策だろうが、それならば水道局が方針を示した温泉供給料金の大幅な値上げを撤回してもらいたい」などさまざまな声が聞かれる。
2009年4月20日・函館新聞
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毎夜400発、28日から洞爺湖温泉ロングラン花火大会
第28回洞爺湖ロングラン花火大会(洞爺湖温泉観光協会主催)が28日から始まる。毎夜、400発の大輪が漆黒の空に咲き誇る。
開催期間は10月31日までの約半年間。期間中は、午後8時45分から同9時5分まで、スターマインや水中花火など趣向を凝らした仕掛けや、直径100メートル近い打ち上げなど、豪快なスケールで繰り広げられる。
打ち上げは今年も道南煙火(室蘭市)が担当する。30年近くが経過し、温泉街の夜の風物詩としてすっかり定着した同大会。同観光協会では「サミットで世界に発信された花火を見に来て」と近隣の地元住民にも鑑賞を呼び掛けている。
2009年4月16日・室蘭民報
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温根湯温泉再生事業、公園の整備計画まとまる
北見市留辺蘂自治区
北見市留辺蘂自治区の温根湯温泉再生事業のメーンになっている2条橋架け替えと周辺広場の整備計画がまとまった。下流に向かって右側の岸に広さ約0.52ヘクタールの公園を整備する計画だ。2条橋は22年度中、公園は23年度の完成を目指している。
温根湯温泉地区は無加川を挟んで北側に温泉街、南側が住宅街になっており、2条橋でつながっている。
再生事業では現在の2条橋の線形を緩やかにするため、右岸の接岸部分を上流に移し、安全性を高める。同時にメーンストリートの温泉通と無加川の間に敷地を確保して公園化する。
公園は桜堤や芝生広場のほかに温泉町の特徴を生かして足湯を設置。広場の東側には「3坪店舗」を設けて観光客に楽しんでもらう趣向。
工事は、橋の架け替え、左岸道路の整備と並行して行う。21年度の前半は橋の右岸の橋台を整備。11月ごろから橋脚と左岸の橋台の整備を行う。
公園整備は現在、公園の東側にある建物を解体した後、造成を開始。橋の架け替えが完了した時点で公園の中央部分を整備する。
2条橋と左岸道路、公園の整備費用は総額で10億3千万円余りになる見込み。
完成は2条橋、左岸道路が22年度中。公園は23年度を目指している。
2009年4月17日・経済の伝書鳩
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白老虎杖浜のホテル・ビュラメールが7月再オープンへ
今年3月閉館した白老町虎杖浜のホテル・ビュラメールが、7月にも再開することが14日までに分かった。室蘭出身の広地紀彰氏(35)が、同ホテル経営のため「フェニックス北海道事業再生機構株式会社」を設立、自ら社長に就任しホテルを買い取った。広地社長は近く、これまで同ホテルを運営していた北海道都市職員共済組合と売買契約を結ぶ。従業員は正社員10人以上、アルバイト30人以上を見込み、地元採用する。
広地社長は道内で教職に就き、その後岐阜県高山市で旅館業を経営していた異色の経歴の持ち主。「白老が大好きだから」とあえて困難なときに新事業に乗り出した。「良いところを生かしながら、温かみのある白老らしい宿泊施設を目指したい」と話した。同機構は同ホテル内に置く。
物件の引き渡しは5月下旬になる見通し。その後、内部を改修し「7月1日をめどに」再開する。ホテルのテーマは「時がゆっくり流れる物語の宿」(広地社長)。
ビュラメールは、前身の望洋閣を全面改築し、平成6年に鉄筋コンクリート4階建て24室、104人収容規模でオープン。その後、経営者である同組合が組合員の減少など経営環境が厳しくなり、今年3月末の閉館、売却を決めた。
2009年4月15日・室蘭民報
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朝里川温泉の湯とカフェめぐり 1,000円チケット販売
1,000円で日帰り温泉かカフェの3施設を巡るお得な「湯めぐりカフェ散歩」チケットを、朝里川温泉郷の5施設が協力して、4月20日(月)から7月20日(月)までの3ヶ月間販売する。
このチケットは、朝里クラッセホテル・かんぽの宿・ウィンケル・ホテル武蔵亭・マリンヒルホテルの5施設による湯めぐりカフェ散歩協議会が、費用を70万円かけて企画した。4月20日(月)・5月20日(水)・6月20日(土)にそれぞれ100枚限定で販売する。
「朝里川温泉郷では、新たな遊歩道が設置されたり、カフェがオープンするなど、散策スポットが次々に誕生している。ゆっくり散策しながら、温泉につかったり、コーヒーなどを飲んで、朝里川温泉を満喫してもらいたい」としている。
チケットは、日帰り温泉かカフェのいずれか3施設を1,000円で巡ることが可能。3枚つづりとなっており、1枚で日帰り温泉(通常500〜600円)の利用かカフェでコーヒー又はソフトドリンクを飲むことが出来る。また、同地区のラーメン店やパークゴルフ場などをチケットを持参して利用すると、100円の割引クーポンにもなる。チケットの有効期限は、購入日から30日間。
「今回は試行的な実施で、うまくいけば定期的な取組みしたいと思う。まずは、3ヶ月間やってみてから」(同協議会)と話している。
2009年4月15日・小樽ジャーナル
(添付画像を見たらじゃらん発案っぽいですが、仕組みは鹿部の温泉手形にとっても近いですね。)
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9キロコース最終確認 スパトライアスロン 登別温泉で関係者
【登別温泉】温泉入浴とトライアスロンを組み合わせた「スパトライアスロン」の登別大会開催を六月二十一日に控え、観光協会などでつくる準備委員会のメンバーやイベント会社のスタッフら約十人が十四日、会場となる登別温泉でコースの最終確認を行った。
コースは全長約九キロ。地獄谷付近をスタートし、クッタラ湖の展望台までの起伏に富んだ約四キロの道のりを行く。その後、大湯沼周辺での自転車競技、天然足湯の入浴などを経て、ゴールの旧登別温泉小学校を目指す。
当日は、写真を撮りながら短縮コース約五キロを歩く「環境フォトアスロン」などの種目も用意。東京のイベント会社社長で大会プロデューサーの井上康治さん(49)は「北海道のスケールの大きさを実感できるコース」と感心していた。
当日は女子プロレスラーのジャガー横田さんと、夫で医師の木下博勝さんらをゲストランナーに招く予定。早ければ四月下旬から一般参加者の受け付けを開始する。
2009年4月15日・北海道新聞
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定額給付金で温泉宿泊プラン、阿寒湖温泉旅館組合
阿寒湖温泉旅館組合若手会員による誘客部会は15日から5月31日(5月2−5日はのぞく)まで「定額給付金で阿寒湖へGO!」を行う。
同組合加盟の7館が1万2000円で「お得で楽しい」定額給付金宿泊プランで観光客を迎える。
同組合加盟館が連携した企画は初めて。普段の宿泊にはない特別メニューを盛り込んでいる。
60分エステや館内の売店などの利用券、料理やおみやげのサービスが付いたり、3連泊できるもの、豪華貴賓室で過ごす日帰り企画など、家族でもカップルでも楽しめる内容になっている。
また車で道東道をETCを使って来る人には1グループ2000円のキャッシュバックキャンペーンも実施中。
2009年4月12日・釧路新聞
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韓国人観光客、食べ物と温泉 低い評価
函館市はこのほど、韓国人観光客を対象に実施した函館観光の実態調査結果をまとめた。夜景の優れた函館山や自然の美しさは好評だが、不満点として韓国語のコミュニケーション不足や食べ物が上位に挙げられた。温泉や食など函館観光の目玉が必ずしも韓国人の満足度を高めておらず、国際観光都市を目指すうえで示唆に富んだ結果となった。
調査は民間業者に委託し、昨年8月(夏季)と同12月(冬季)の2回、函館空港を訪れた韓国人観光客計400人に聞き取りをした。
観光スポットの認知度は、「函館山」が夏季、冬季とも90%以上で認知され、次いで「大沼公園・鹿部町」「トラピスチヌ修道院」「五稜郭」「元町地区周辺」の順で50%前後の知名度があった。
印象度も「函館山」が夏季、冬季とも49%とトップ。認知度が高い「大沼公園・鹿部町」「トラピスチヌ修道院」はそれぞれ20%、10%の低水準にとどまった。
函館観光の目的は「温泉や露天風呂に入る」が高いポイントを示したが、「湯の川温泉」の認知度、印象度は他の観光スポットと比べ低い結果となり、周知の必要性が課題として浮き彫りとなった。
満足点では、「街・都市の景観」「自然の美しさ」「宿泊施設」「市民の親切心」の順で高かったが、不満点は「コミュニケーション」「案内の外国語標記」と、ホスピタリティー(もてなしの心)がかかわる要素が上位を占め、函館の売りである「食べ物」が3番目に続いた。
食べ物の支持率はすしがトップだったが、牛乳、乳製品、ソフトクリームが高い支持を得ている。食べ物が不満点の上位につらねたことについて、市ブランド推進課は「料理そのものの不満ではなく、外国人の食文化に沿ったメニューを一品でも出すなどもてなしの部分が不備だったのでは」と分析。
調査結果をもとに民間業者が掲げた提言は?滞在日数を増やす魅力づくりのポイントは温泉?「湯めぐり」など外国人に人気のあるメニューを提供する体制づくり?地元乳製品のブランド化―などを掲げた。
同課は「不満点、課題を解消していくことが観光の魅力づくりに不可欠。今回の調査結果を受け止め、官民一体で取り組みたい」としている。
2009年4月5日・函館新聞
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湯の川で共同湯めぐりプラン 地元市民にも「利用して」
湯の川温泉の八つの宿泊施設が共同の宿泊プラン「湯う湯う散歩温泉めぐり」を始めた。いずれかのホテル・旅館に宿泊すれば他の七施設の温泉にも無料で入浴できる。参加施設は「地元市民も積極的に利用してほしい」と呼び掛けている。
参加施設は湯元啄木亭、想い出づくりの宿飛天、平成館海羊亭、ホテル万惣、湯の川グランドホテル、湯の川観光ホテル祥苑、湯の浜ホテル、花びしホテル。
料金は各施設によって異なるが、七千−八千円。不況による函館の観光客の落ち込みは一段と激しく、ホテルの宿泊客数は前年同期比15−20%減少。この企画を温泉利用者を増やす呼び水としたい考えだ。期間は六月末まで。土曜日と四月二十八日−五月五日は除く。問い合わせは花びしホテル(電)0138・57・0131へ。
2009年4月4日・北海道新聞
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集客増へ毎月イベント 新冠ヒルズ
【新冠】新冠温泉レ・コードの湯とホテルヒルズを運営する第三セクター「新冠ヒルズ」(西泊津)は四月からイベントを毎月開催し集客アップを図る。
同社は昨年度、二十、三十代の若手社員がプロジェクトチームをつくって知恵を絞り、計五回のイベントを開催した。その結果、通常の営業日に比べてイベントの日は集客が二割アップした。本年度はさらに力を入れ、毎月のイベント開催とした。主に町内や近隣の客を想定している。
第一弾は十九日のレストランランチバイキング(限定五十人)。「新冠黒毛和牛&黒豚のハンバーグ和風きのこソース」をメーンに、前浜産タコのカルパッチョ、町内産シイタケのパスタなど十六品を用意する。取引先の地元の農協や農家、鮮魚店などが無償で食材の一部を提供し、応援してくれた。
この後、五月は桜の開花に合わせた弁当の販売、六月は運動会へのすしや弁当の配達、七月は流しソーメンなどを考えている。
白川直之支配人は「イベントをきっかけに足を運んでもらい、日ごろの集客につなげたい」と話している。
2009年4月4日・北海道新聞
*記事の詳細は控えさせていただきますが、4月25日にニセコ五色温泉旅館の経営者の方が痛ましい事件により亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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「かんの温泉」再開めど立たず 鹿追町、観光への影響懸念
道内屈指の秘湯として知られる十勝管内鹿追町然別峡の「かんの温泉」が、昨年十二月から閉鎖している。春の大型連休を前にしても再開のめどが立っておらず、閉鎖が長引けば廃業を余儀なくされる可能性もあり、地元関係者は気をもんでいる。
鹿追町などによると、同温泉は昨年十二月に経営者の病気により営業を休止し、施設を閉鎖している。町などが札幌に住む菅野社長の家族らと連絡を取っているが、再開時期などについては未定のままだという。
同温泉は、鹿追町市街地から北西に約三十キロの大雪山国立公園内の山深い渓谷にある秘湯。一九一二年(明治四十五年)に湯治場として開かれ、いくつもの源泉からわき出す種類の違う温泉はそれぞれ質の高さを誇る。昔から「菅野(かんの)の湯で治らぬ病はない」と語り継がれてきた湯治の名所で、宿泊客や日帰り客が全国から訪れていた。
同温泉は国有林内で営業しており、土地を管理する十勝西部森林管理署東大雪支署(十勝管内上士幌町)によると、土地使用の契約期間は今年十二月まで。同支署は「年末まで再開の見通しが立たなければ、契約更新が難しくなるかもしれない」と心配する。
全国区の温泉だけに、年間六十八万人(二〇〇七年度)を数える同町の観光客入り込みにも影響が懸念され、町も再開を待ち望むが、「民間の施設ということもあり、経営者側の判断を待つしかない」(商工観光課)と話している。
4月21日・北海道新聞
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函館市水道局、湯の川に4年間で泉源9本掘削
湯の川温泉の湯量減少問題を抱える函館市水道局は、本年度から4年間で泉源を9本掘削し、現在所有する22本の使用を順次中止し、代替・集約化する。適正な揚湯(ようとう)と資源管理が目的で、本年度実施する1本の掘削許可が道から下りた。道内有数の温泉地を支える泉源を替える事業で、総額2億2500万円を見込んでいる。
水道局は泉源からくみ上げた温泉をホテルや旅館、一般家庭などへ供給している。湯川町と湯浜町の一帯は道の要綱で温泉保護地域に指定され、泉源の新規掘削は認められないが、自治体が温泉を統合管理する場合などでは例外として認められる。
湯の川温泉は1975年ごろまでは自噴していたが、過度のくみ上げが原因で水位が低下。現在は動力ポンプ(エアリフト)を使用し、井戸の中に空気圧を送りながらくみ上げている。
同局温泉課によると、新たに掘る泉源は、湯の中に直接パイプを入れる水中ポンプ方式を取り、エアリフトに比べて効率的な揚湯ができる。本年度は約2200万円の予算で、湯川町3の1、市営熱帯植物園内の前庭に掘り、湯脈は地下80メートル、毎分800リットルのくみ上げを計画している。周辺の既存3泉源の代替となり、1日当たりの揚湯量は1100立方メートルほどという。
掘削は09年度1本、10年度3本、11年度3本、12年度2本の予定で計9本。うち3本は予備の泉源とする。
湯の川温泉の泉源は水道局所有が22本、民間所有が14本ほどあり、水道局が道立地質研究所に依頼した調査で、2006年度は湯の川温泉全体で1日平均6000立方メートルの揚湯量があった。同研究所は、このままくみ上げると温泉資源の枯渇を招くため、適正な揚湯量を1日当たり4100―5300立方メートルと報告した。4100立方メートルとすると、06年度比で3割減らさなければならない。
市が所有する泉源は昭和30年代後半から40年代にかけて掘削されたものが多い。井戸によって差はあるが、水位は地上から12―13メートル下で、年間50センチほど低下しているという。現行のエアリフト式でくみ上げる場合、ガリ(湯の花)がパイプの中に付き、閉塞(へいそく)が進み、定期的にパイプを入れ替えるなど対策を進めている。
泉源の掘削により、同じ湯脈に泥などが混じる恐れもある。同局は「掘削することで他の泉源に濁りが生じたりした場合は、作業を一時中断して対策を取るなどしたい」と話している。
温泉街のホテルや旅館からは「資源管理のためならば良いのではないか」「温泉を守る対策だろうが、それならば水道局が方針を示した温泉供給料金の大幅な値上げを撤回してもらいたい」などさまざまな声が聞かれる。
2009年4月20日・函館新聞
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毎夜400発、28日から洞爺湖温泉ロングラン花火大会
第28回洞爺湖ロングラン花火大会(洞爺湖温泉観光協会主催)が28日から始まる。毎夜、400発の大輪が漆黒の空に咲き誇る。
開催期間は10月31日までの約半年間。期間中は、午後8時45分から同9時5分まで、スターマインや水中花火など趣向を凝らした仕掛けや、直径100メートル近い打ち上げなど、豪快なスケールで繰り広げられる。
打ち上げは今年も道南煙火(室蘭市)が担当する。30年近くが経過し、温泉街の夜の風物詩としてすっかり定着した同大会。同観光協会では「サミットで世界に発信された花火を見に来て」と近隣の地元住民にも鑑賞を呼び掛けている。
2009年4月16日・室蘭民報
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温根湯温泉再生事業、公園の整備計画まとまる
北見市留辺蘂自治区
北見市留辺蘂自治区の温根湯温泉再生事業のメーンになっている2条橋架け替えと周辺広場の整備計画がまとまった。下流に向かって右側の岸に広さ約0.52ヘクタールの公園を整備する計画だ。2条橋は22年度中、公園は23年度の完成を目指している。
温根湯温泉地区は無加川を挟んで北側に温泉街、南側が住宅街になっており、2条橋でつながっている。
再生事業では現在の2条橋の線形を緩やかにするため、右岸の接岸部分を上流に移し、安全性を高める。同時にメーンストリートの温泉通と無加川の間に敷地を確保して公園化する。
公園は桜堤や芝生広場のほかに温泉町の特徴を生かして足湯を設置。広場の東側には「3坪店舗」を設けて観光客に楽しんでもらう趣向。
工事は、橋の架け替え、左岸道路の整備と並行して行う。21年度の前半は橋の右岸の橋台を整備。11月ごろから橋脚と左岸の橋台の整備を行う。
公園整備は現在、公園の東側にある建物を解体した後、造成を開始。橋の架け替えが完了した時点で公園の中央部分を整備する。
2条橋と左岸道路、公園の整備費用は総額で10億3千万円余りになる見込み。
完成は2条橋、左岸道路が22年度中。公園は23年度を目指している。
2009年4月17日・経済の伝書鳩
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白老虎杖浜のホテル・ビュラメールが7月再オープンへ
今年3月閉館した白老町虎杖浜のホテル・ビュラメールが、7月にも再開することが14日までに分かった。室蘭出身の広地紀彰氏(35)が、同ホテル経営のため「フェニックス北海道事業再生機構株式会社」を設立、自ら社長に就任しホテルを買い取った。広地社長は近く、これまで同ホテルを運営していた北海道都市職員共済組合と売買契約を結ぶ。従業員は正社員10人以上、アルバイト30人以上を見込み、地元採用する。
広地社長は道内で教職に就き、その後岐阜県高山市で旅館業を経営していた異色の経歴の持ち主。「白老が大好きだから」とあえて困難なときに新事業に乗り出した。「良いところを生かしながら、温かみのある白老らしい宿泊施設を目指したい」と話した。同機構は同ホテル内に置く。
物件の引き渡しは5月下旬になる見通し。その後、内部を改修し「7月1日をめどに」再開する。ホテルのテーマは「時がゆっくり流れる物語の宿」(広地社長)。
ビュラメールは、前身の望洋閣を全面改築し、平成6年に鉄筋コンクリート4階建て24室、104人収容規模でオープン。その後、経営者である同組合が組合員の減少など経営環境が厳しくなり、今年3月末の閉館、売却を決めた。
2009年4月15日・室蘭民報
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朝里川温泉の湯とカフェめぐり 1,000円チケット販売
1,000円で日帰り温泉かカフェの3施設を巡るお得な「湯めぐりカフェ散歩」チケットを、朝里川温泉郷の5施設が協力して、4月20日(月)から7月20日(月)までの3ヶ月間販売する。
このチケットは、朝里クラッセホテル・かんぽの宿・ウィンケル・ホテル武蔵亭・マリンヒルホテルの5施設による湯めぐりカフェ散歩協議会が、費用を70万円かけて企画した。4月20日(月)・5月20日(水)・6月20日(土)にそれぞれ100枚限定で販売する。
「朝里川温泉郷では、新たな遊歩道が設置されたり、カフェがオープンするなど、散策スポットが次々に誕生している。ゆっくり散策しながら、温泉につかったり、コーヒーなどを飲んで、朝里川温泉を満喫してもらいたい」としている。
チケットは、日帰り温泉かカフェのいずれか3施設を1,000円で巡ることが可能。3枚つづりとなっており、1枚で日帰り温泉(通常500〜600円)の利用かカフェでコーヒー又はソフトドリンクを飲むことが出来る。また、同地区のラーメン店やパークゴルフ場などをチケットを持参して利用すると、100円の割引クーポンにもなる。チケットの有効期限は、購入日から30日間。
「今回は試行的な実施で、うまくいけば定期的な取組みしたいと思う。まずは、3ヶ月間やってみてから」(同協議会)と話している。
2009年4月15日・小樽ジャーナル
(添付画像を見たらじゃらん発案っぽいですが、仕組みは鹿部の温泉手形にとっても近いですね。)
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9キロコース最終確認 スパトライアスロン 登別温泉で関係者
【登別温泉】温泉入浴とトライアスロンを組み合わせた「スパトライアスロン」の登別大会開催を六月二十一日に控え、観光協会などでつくる準備委員会のメンバーやイベント会社のスタッフら約十人が十四日、会場となる登別温泉でコースの最終確認を行った。
コースは全長約九キロ。地獄谷付近をスタートし、クッタラ湖の展望台までの起伏に富んだ約四キロの道のりを行く。その後、大湯沼周辺での自転車競技、天然足湯の入浴などを経て、ゴールの旧登別温泉小学校を目指す。
当日は、写真を撮りながら短縮コース約五キロを歩く「環境フォトアスロン」などの種目も用意。東京のイベント会社社長で大会プロデューサーの井上康治さん(49)は「北海道のスケールの大きさを実感できるコース」と感心していた。
当日は女子プロレスラーのジャガー横田さんと、夫で医師の木下博勝さんらをゲストランナーに招く予定。早ければ四月下旬から一般参加者の受け付けを開始する。
2009年4月15日・北海道新聞
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定額給付金で温泉宿泊プラン、阿寒湖温泉旅館組合
阿寒湖温泉旅館組合若手会員による誘客部会は15日から5月31日(5月2−5日はのぞく)まで「定額給付金で阿寒湖へGO!」を行う。
同組合加盟の7館が1万2000円で「お得で楽しい」定額給付金宿泊プランで観光客を迎える。
同組合加盟館が連携した企画は初めて。普段の宿泊にはない特別メニューを盛り込んでいる。
60分エステや館内の売店などの利用券、料理やおみやげのサービスが付いたり、3連泊できるもの、豪華貴賓室で過ごす日帰り企画など、家族でもカップルでも楽しめる内容になっている。
また車で道東道をETCを使って来る人には1グループ2000円のキャッシュバックキャンペーンも実施中。
2009年4月12日・釧路新聞
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韓国人観光客、食べ物と温泉 低い評価
函館市はこのほど、韓国人観光客を対象に実施した函館観光の実態調査結果をまとめた。夜景の優れた函館山や自然の美しさは好評だが、不満点として韓国語のコミュニケーション不足や食べ物が上位に挙げられた。温泉や食など函館観光の目玉が必ずしも韓国人の満足度を高めておらず、国際観光都市を目指すうえで示唆に富んだ結果となった。
調査は民間業者に委託し、昨年8月(夏季)と同12月(冬季)の2回、函館空港を訪れた韓国人観光客計400人に聞き取りをした。
観光スポットの認知度は、「函館山」が夏季、冬季とも90%以上で認知され、次いで「大沼公園・鹿部町」「トラピスチヌ修道院」「五稜郭」「元町地区周辺」の順で50%前後の知名度があった。
印象度も「函館山」が夏季、冬季とも49%とトップ。認知度が高い「大沼公園・鹿部町」「トラピスチヌ修道院」はそれぞれ20%、10%の低水準にとどまった。
函館観光の目的は「温泉や露天風呂に入る」が高いポイントを示したが、「湯の川温泉」の認知度、印象度は他の観光スポットと比べ低い結果となり、周知の必要性が課題として浮き彫りとなった。
満足点では、「街・都市の景観」「自然の美しさ」「宿泊施設」「市民の親切心」の順で高かったが、不満点は「コミュニケーション」「案内の外国語標記」と、ホスピタリティー(もてなしの心)がかかわる要素が上位を占め、函館の売りである「食べ物」が3番目に続いた。
食べ物の支持率はすしがトップだったが、牛乳、乳製品、ソフトクリームが高い支持を得ている。食べ物が不満点の上位につらねたことについて、市ブランド推進課は「料理そのものの不満ではなく、外国人の食文化に沿ったメニューを一品でも出すなどもてなしの部分が不備だったのでは」と分析。
調査結果をもとに民間業者が掲げた提言は?滞在日数を増やす魅力づくりのポイントは温泉?「湯めぐり」など外国人に人気のあるメニューを提供する体制づくり?地元乳製品のブランド化―などを掲げた。
同課は「不満点、課題を解消していくことが観光の魅力づくりに不可欠。今回の調査結果を受け止め、官民一体で取り組みたい」としている。
2009年4月5日・函館新聞
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湯の川で共同湯めぐりプラン 地元市民にも「利用して」
湯の川温泉の八つの宿泊施設が共同の宿泊プラン「湯う湯う散歩温泉めぐり」を始めた。いずれかのホテル・旅館に宿泊すれば他の七施設の温泉にも無料で入浴できる。参加施設は「地元市民も積極的に利用してほしい」と呼び掛けている。
参加施設は湯元啄木亭、想い出づくりの宿飛天、平成館海羊亭、ホテル万惣、湯の川グランドホテル、湯の川観光ホテル祥苑、湯の浜ホテル、花びしホテル。
料金は各施設によって異なるが、七千−八千円。不況による函館の観光客の落ち込みは一段と激しく、ホテルの宿泊客数は前年同期比15−20%減少。この企画を温泉利用者を増やす呼び水としたい考えだ。期間は六月末まで。土曜日と四月二十八日−五月五日は除く。問い合わせは花びしホテル(電)0138・57・0131へ。
2009年4月4日・北海道新聞
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集客増へ毎月イベント 新冠ヒルズ
【新冠】新冠温泉レ・コードの湯とホテルヒルズを運営する第三セクター「新冠ヒルズ」(西泊津)は四月からイベントを毎月開催し集客アップを図る。
同社は昨年度、二十、三十代の若手社員がプロジェクトチームをつくって知恵を絞り、計五回のイベントを開催した。その結果、通常の営業日に比べてイベントの日は集客が二割アップした。本年度はさらに力を入れ、毎月のイベント開催とした。主に町内や近隣の客を想定している。
第一弾は十九日のレストランランチバイキング(限定五十人)。「新冠黒毛和牛&黒豚のハンバーグ和風きのこソース」をメーンに、前浜産タコのカルパッチョ、町内産シイタケのパスタなど十六品を用意する。取引先の地元の農協や農家、鮮魚店などが無償で食材の一部を提供し、応援してくれた。
この後、五月は桜の開花に合わせた弁当の販売、六月は運動会へのすしや弁当の配達、七月は流しソーメンなどを考えている。
白川直之支配人は「イベントをきっかけに足を運んでもらい、日ごろの集客につなげたい」と話している。
2009年4月4日・北海道新聞
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男性
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温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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この記事へのコメント
無題
ビュラメールが閉館していたこと自体知りませんでした。
ここは行ったことないです。
新しいオーナーは、きっと白老のことをよく知っている方なんでしょうね(^^)
この記事を読んだだけで行ってみたくなりました。
ジャガー横田さんと木下先生にも会いたいです(笑)
無題
いつもながらレスが遅くなりましてすみませんm(_ _)m
閉館の話は随分前に聞いていて気になっていましたが、次のオーナーが決まって私も安心しています。
地元の方にも愛される施設になるといいですね。
オープンしたら、私も足を運びたいと思います。
楽しみですね(^-^)