+ green wing +

こちらは朝7時から営業しており、日帰り入浴専用の出入口もあるのですが、朝7時から11時までの間はホテルのフロントでの受付となります。フロントで湯銭を払い、ホテルの2階へ向かいます。

2階に向かうと、受付カウンター・レストラン併設の休憩所がありました。
湯上りはここでゆっくりできそうです。


木の棚に脱衣かごの、比較的広い脱衣場です。
それなりに年季が入っていますが、ウォーターサーバーがあるなど機能的には十分です。


早速浴室へ入りました。
手前に洗い場が並び、L字型に湯船が配置されています。


手前にあるのが泡風呂です。温度は41.2℃。
その手前に水風呂がありますが、入浴時は空の状態で。私が入っている間にスタッフの方が来て蛇口をひねっていきました。


泡風呂で撹拌されるからか、泡風呂の湯船の周りに凸凹の析出物が見られます。


窓際にあるのがメインの湯船です。
10人以上は入れそうな大きさで、温度は42.0℃。
泡風呂とは切り欠き部分で繋がり、お湯が多少行き来できるようになっています。


片腕が気になる内湯の湯口は、お湯が張っている部分だけ析出物でコーティングされたような状態になっていました。


道路の向こうに内浦湾を望む露天風呂は、7-8人が浸かれる大きさ。
湯船の中で温度は41.9℃。


湯口の温度は51.7℃でした。
湯口は綺麗な茶色に染まっていて、見た目にも温泉らしさを盛り上げます。

脱衣場に掲示されている平成25年3月の分析書によりますと、こちらの温泉（468-009）は源泉名「八雲カルシウム温泉」。
泉温45.7℃、湧出量は毎分250リットル（動力揚湯）。
pH8.5、蒸発残留物6.594g/kg。
泉質は食塩泉です。
源泉名に入るカルシウムは約19mval%含まれていて、泉質名に含まれる寸前の量でした。
なお、分析書は平成14年のものの上にテプラで新しい数値が貼ってあるのですが、貼ってある項とそうでない項がありました。


湯使いに関する表示はありません。露天風呂の湯口が源泉温度よりだいぶ高いので、加温している可能性があります。メインの湯船と露天風呂では湯船の中に吸込口がありますが、どちらも稼働しておらずお湯はかけ流しになっています。


湯船の中では緑色に見える透明のお湯で、露天風呂では茶色い湯の花が舞っていました。ツルキシ感があり、しっかり温まって汗が出るお湯です。朝風呂で目を覚ますのにちょうど良かったです。

そんなに長居する予定ではありませんでしたが、上がるまでずっと貸切状態で、気が付いたらだいぶゆっくりしてしまいました。

入浴料は500円です。

ホテルから出ると、隣のドライブイン金太郎に沢山車が停まっていました。
後で八雲出身の方にお聞きすると、ホルモンラーメンで有名とのことです。