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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
国民宿舎もいわ荘
- 2014/09/05 (Fri)
- 廃業・休業温泉 |
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北海道泊村。
盃温泉は泊村の小さな温泉郷。これまでも何度か行っていますが、こちらは混んでいる印象があり、ずっと入る機会を逃していました。先日、積丹半島を巡った際にやっと空いているタイミングで立ち寄ることができました。
券売機で湯銭を払い、奥へ進みます。
歩いていると・・・ 1階にも2階にも大浴場の表示。
この時点で館内のことは分かりませんでしたので、とりあえずそのまま1階へ進みました。
脱衣場に入ると浴室の見取り図がありましたが、こちらの施設は1階にも2階にも脱衣場と浴室があり、浴室同士は階段で行き来できるようになっているようです。
面白い造りだなと思いつつ、早速1階浴室へ入りました。
浴室は細長く、入ってすぐに階段がありました。
その向こうに洗い場。カランは8つあります。
洗い場の向こうには空のジェットバス、真湯のバイブラバスがあり、一番奥に温泉浴槽がありました。
決して広くない浴室の幅をいっぱいに使った温泉浴槽は、10人程度入れる大きさがあり、温度は約43℃。
お湯は循環していますが、湯口はお湯の成分と思われるもので白く色づいています。
さて、1階を散策した後は2階へ。
初めて立ち寄りましたので、ちょっとした冒険気分で楽しいです。
階段を登るとすぐ2階にも洗い場があり、1階と同じくカランが8つありました。その先にサウナと水風呂。
さらに1階よりも小さい真湯のバイブラバス、温泉浴槽が続きます。2階の温泉浴槽は6-7人は入れる大きさで、温度は約43℃。循環していますが、浴槽からのオーバーフローも見られました。
2階の奥には外へ出るドアがあり、そこから階段を降りると露天風呂があります。8-10人ほど入れそうな大きさで、温度は約42℃。
それほど広い敷地ではありませんでしたが、立ち寄ったときは壁の向こうに桜が咲いているのが見えて綺麗でした。
脱衣場に掲示されている平成18年8月の分析書によりますと、こちらの温泉(417-009,010,013)は源泉名「盃温泉(4・5・6号井の混合泉)」。
泉温46.7℃(混合)、湧出量は毎分240リットル(動力揚湯)。
pH8.0、蒸発残留物1.532g/kg、成分総計1.548g/kg。
泉質は含芒硝-石膏泉です。
見取図に記載されていますが、湯使いは温泉を使用する全ての浴槽で加温あり・加水あり・循環ろ過あり・殺菌あり。
露天風呂ではしっかり薬品臭を感じましたが、内湯は1階・2階ともに薬品臭が弱めで入りやすかったです。お湯に浸かると強いキシキシ感があり、湯上りはさっぱりした印象でした。
浴槽の構成を見ると2階の浴室だけでも十分だと思いますが、宿泊客で混みあう時などは1階と2階に人が分散して丁度良かったのかもしれません。細長くて決して広いスペースではありませんが、限られた空間を十分活用していると感じます。
さて、こちらの施設は2012年に宿泊事業を停止し日帰り入浴のみの営業を続けて来ましたが、2014年9月いっぱいで休館するとの情報を耳にしました。
以前のニュースや泊村の広報を見ると、今年度の予算案で小さな日帰り入浴専用施設に建て替える案が議会により否決され、もいわ荘の解体費用が削除されたとのことですが、休館後この村営の施設をどうするのか…気になるところです。
入浴料は500円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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