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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
Ⅱ.7.C-F泉源の湯
- 2014/04/26 (Sat)
- 謎の湯・野湯 |
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この温泉は、「河床近くから自然湧出する29.5℃の温泉で、湧出口は2か所ある。この温泉は開拓時代より知られ、湧出場所の民家の名前をつけて・・・付近の農家が使用していた」と資料に書かれています。
その付近に行くと民家があり、外で作業している方がいましたので、事情を説明してお話を伺うことにしました。すると「この(敷地の)奥に進むとあるよ。土管が入ってる」というお返事。
許可をいただいて、その奥まで行ってみました。
すぐに木製の橋があり、そこから見ると・・・
左に何か流れているのが目に入ります。
そして右には土管が。これはただならぬ雰囲気です。
その先には、茶色い斜面がありました。
大きな流れが3つほどありますが、湧出量が多いのは2ヶ所のようです。向かって左の流れが一番水量が多かったので、そこに向かいました。
お湯そのものは透明ですが、湯流れは色鮮やかなオレンジ色。資料にも「温泉湧出口付近には、水酸化鉄の沈殿物が多く見られる」と書かれていました。
そして、お聞きした通り土管からお湯が出ています。
湯口で温度を測ると28.9℃ありました。
散策した日も暑い日で、十分浴びられる温度です・・・が、民家が正面に見えていますのでそれは諦めました。
よく見ると、その土管の上方にも小さな流れがあり、
その向こうにも大きめのオレンジ色の滲みがあります。
雪解けの時期なのもあってか一帯は非常にぬかるんでおり、不用意に近づくのは危ないと判断しました。
さらに、この大きな滲みの向こう側、奥の少しえぐれて壁になっているところから、静かにお湯が流れていました。土管の湧出口ほどではありませんが、それなりの湯量がありそうです。
こうして、大きな2ヶ所の湧出口とその周辺のあちこちから染み出るお湯が、この茶色い斜面の正体でした。このお湯は一時引湯されて公営温泉で使用されていました。その施設は今も残っていますが、現状を見ると現在この温泉は使用されていないようです。
泉源から流れるお湯には多少の金気臭があるものの、味などはほとんど感じません。資料でも『溶解成分の少ない単純泉である』となっていますので、ほとんど変わっていないものと思います。
なお、この小さな川を挟んで対岸にも湧出口(E泉源)があるということでしたが・・・やはりあちこちにオレンジ色の部分が見られますが、決定的なものは見つかりませんでした。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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この記事へのコメント
無題
次回はデジカメを忘れずに向かいたいです 汗
Re:無題
コメントお返しする前にお会いしちゃいましたが…先月はありがとうございました〜。
結局ここ一箇所しか見つかりませんでしたけど、情報はいろいろ聞けたので良かったです(^_^;)
またご一緒できる機会があったら、宜しくお願いします♪