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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

「温泉失格」(飯塚玲児著)



徳間書店より2013年3月発売の1冊です。

発売直後に購入していましたが、しばらく積ん読になっていて、最近やっと2度目を読み終えたばかりです。

「源泉かけ流し原理主義」に疑問を投じる1冊。
温泉学に関する本はこれまでにも出ておりますが、それらとは少し違う路線で書かれており、興味深く読みました。

温泉を研究・分析する団体は幾つかありますが、著者は「旅行読売」の元編集長でそれらの団体には属していません。
そのおかげで、どの団体にも取材し1冊の本の中にそれぞれの見解が纏められています。
例えば、温泉の湯使いには基本的に「加温・加水・循環ろ過・殺菌」という4つの要素がありますが、「源泉かけ流しの定義は?」(4つのうちどれを良し/悪しとするか)という問いに対する各団体の答えには大きな差がある事が分かります。
自分の中での「源泉かけ流し」の定義と比べつつ、書かれている内容に少々驚きました。

著者は「源泉かけ流し」という言葉が世間に広まった結果、それがある種の宗教のようになっていると警告。
確かに「かけ流しは善、循環殺菌は悪」という考え方があり、ある面(源泉をあっという間に酸化させる)ではそれは正解なのですが、そこに「湯の清潔さ」という観点を加えると・・
「かけ流し」=「清潔」?
「循環ろ過」=「不潔」?

というのが全体を貫くテーマとなっています。
書かれている内容は至極当たり前のものですが、温泉関係の本の中では内容が分かりやすく、あっという間に読み終えてしまいました。

(ただ、巻末の付録は読んでません^^;)



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温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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