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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

小樽赤岩温泉跡

出羽三山神社

北海道小樽市。
赤岩温泉は明治時代に開業した温泉郷でした。過去の記録には「那須火山帯の赤岩海岸は、温度は低かったが温泉が出た」と書かれており、泉質は鉄鉱泉だったとのことです。

赤岩温泉跡周辺は2007年に一度散策していますが、先日6年ぶりに再訪してきました。
赤岩地区から海岸に降りる道は通行止めのため、写真の出羽三山神社の横の駐車場に車を止め、山中海岸から散策開始です。

海岸を歩く
アクセスは決して良い場所ではありませんが、海水浴客と見張りの船がいることに少々驚きつつ、海岸を歩きます。
足元は写真のようにほとんどが岩場となっています。

この山中海岸から赤岩海岸までの間には、何箇所も特徴的な湧水があるのを確認する事ができました。

茶色い滝
最初に目に入ったのはこの滝です。

海が赤い
湧出が確認できない場所でも、ふと見ると波打ち際の岩が茶色く染まっていたりして興味深いです。岩の下などの見えないところで湧出し、海に流れ込んでいるのかもしれません。

そんな中ふと目に入ったのが足下の湯流れ。
小さな流れ
金気臭のある冷泉が流れているのが見えました。




そこからさらに岩場を進みます。

すると、周囲の景色とは全く違う雰囲気の丘が見えました。
噴泉丘A
赤黒いこんもりした丘です。早速近づいてみました。

右側から
右側から

左側から
左側から

下から
下から。
手ですくってみると明らかな金気臭がありました。
周囲はビロードのように苔で覆われています。
この水で育っているせいなのか、ここの水の色に染まってしまったのか、何故か黒っぽい苔です。

この一帯では約10℃の冷泉があちこちで湧出しています。
湧出口

湧出口2
茶色い丘、黒い苔、湧出口の黄緑の藻のコントラストが印象的。

てっぺんは出ていない
丘の頂上のここは6年前には自然湧出していましたが、今回は何も出ていませんでした。

濁る海
この噴泉丘全体ではかなりの湧出量があり、そのまま海へ流れ込んでいます。海水と冷泉が混ざるところでは、海水が白濁しているような濁り方をしていました。

ここも動画でご覧ください。



さて、楽しみつつさらに足を進めます。
強く染まる海岸
すると、これまでで最も色鮮やかに海岸が染まっている場所があります。そしてこの一帯も海水が濁っています。

噴泉丘B
そして先に見たのと同じような景色が目に飛び込んできました。
2つ目の噴泉丘にも思わず駆け寄ります。
ここも、鉄臭い鉱泉が湧き出ていました。

湧出量は少なめ
湧出量は少なく、目立つのは丘の途中のここだけでした。

海に流れる
海の方へ向かって見ると、湧出量がそれほどでもないように見えて湯流れは意外に広かったです。

崩れる一帯
反対側から見ると、崩れてしまっています。
おかげで、地面が分厚くコーティングされたようになっているのを間近で見ることができました。

洞窟?
そこから少し歩くと洞窟のようなものがあり、

さらに進むと水の音が聞こえてきます。
水量豊富
水量はかなり豊富のようです。

小さな噴泉塔
ここは小さな噴泉塔のようになっています。
以前に来た時は何もありませんでしたが、誰かがてっぺんの湧出口にホースを当てて石で押さえたようですね。
これは比較的最近のものかもしれません。

足元からも流れる
ここでは噴泉塔からだけでなく、足元からもかなりの量が湧出しています。温度は10.9℃。
他の湧出場所では金気臭しか感じませんでしたが、ここから湧く冷泉からはわずかながらタマゴ臭を感じました。



こうして、7年前に見たのと同じ場所で変わらず冷泉が湧き続けているのを確認できました。
はっきりしたことは分かりませんが、ずっと湧き続けているこれらの湧出箇所のうちどれかが、明治時代に営業していた赤岩温泉の泉源となっていたのかもしれません。
歴史の一幕に触れられた気がする、楽しい散策となりました。

青い岩塔
さて、この噴泉塔のすぐ先は、特徴的な「青い岩塔」です。
今回はその先にも足を運んでみました。

この記事へのコメント

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無題

こんにちは。ここで、かの「八九朗さん」が尻湯したのよ(画像の、上から3番目のところ)
寒いんですよ〜 冷たいんですよ〜(爆)
☆はまだ未探索なので、興味があります。
来年の夏ですね。
  • from ぴかリン :
  • 2007/10/31 (18:41) :
  • Edit :
  • Res

無題

↑確かに、、とても冷たかった覚えがありますヮラ
のんさんは入浴を為さって来たのでしょうか
入浴先から見える海は絶景の一文字に限りますねぇ〜
赤岩温泉跡のような所があるからこそ冷泉も捨てがたいのですよねぇ〜
無念にも今年は再訪ができなせんでしたので、また来年の夏季にでも再訪しようと思います
では…
  • from 温泉旅がらす :
  • URL :
  • 2007/10/31 (23:46) :
  • Edit :
  • Res

無題

ぴかリンさん
ここ、八九朗さんは来てたんですね。
尻湯‥私は結局できませんでしたが、確かに寒いでしょうねぇ‥
目の前に見える景色は迫力があって素晴らしいんですけど^^;

来年はぜひいらしてください^^
  • from のん :
  • 2007/11/02 (12:10) :
  • Edit :
  • Res

無題

温泉旅がらすさん
残念ながら入浴はできませんでした。
時間がないため、途中でタオル類も含めほとんどの荷物を途中で置いて駆け足で進んだもので^^;
でも、手湯したり、冷泉を首などに塗ったり?してきました^^;
眺は抜群でしたね〜
海がちょっと荒れ気味だったので迫力満点でした(笑)
私もまた行きたいです、時間の余裕をもって^^;
  • from のん :
  • 2007/11/02 (15:35) :
  • Edit :
  • Res

無題

旧赤岩温泉の写真をこのブログではじめてみた気がします。ネット検索しても見つからなかった旧赤岩温泉の写真、旅からすさんやじゅんさんや他多くのネット関係者さんやら訪問している場所でも旧赤岩温泉の写真は無かったので、写真とあわせて散策源泉温泉を見ると・・興味が増しますね。
  • from かりん :
  • URL :
  • 2007/11/12 (07:50) :
  • Edit :
  • Res

無題

かりんさん
昔の写真を見ながら現地を歩くと、気分は宝探しです(笑)
写真は小樽市博物館で手に入れてきましたが、あそこには道内あちこちの古い温泉地の写真があって興味深かったです。

温泉巡りをしていると、それに付随していろいろなことが分かったりして、楽しいですね^^
  • from のん :
  • 2007/11/13 (14:52) :
  • Edit :
  • Res

無題

赤岩温泉に再訪したので、改めて記事にしました。以前は幾つかの記事に分かれていましたが、今回は1つにまとめています。
以前の記事をリニューアルしたため、いただいた
コメントはそのまま残しております。
  • from のん :
  • 2013/08/06 (10:38) :
  • Edit :
  • Res

無題

大正8年2月28日発行の地図にこの温泉が載っていたので調べたらヒット。成程現場の状況が分かり良かったです。
  • from m_sugi :
  • 2013/09/18 (18:32) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題

>m_sugiさん
はじめまして~。大正時代の古地図をお持ちとはとても羨ましい…古地図にはなかなか手が出ませんが、今はなき温泉も多々載っているんでしょうね。
この記事が少しでもお役に立ったようなら嬉しいです。コメントありがとうございます~。
  • from のん :
  • 2013/09/19 (01:22)

無題

地図を持っているわけでは無いです。ここに載ってみました。ぜひ参考にしてみて下さい。
http://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=43.062057&lng=141.354231&zoom=14&dataset=sapporo&age=0&map2type=roadmap&dual=true
  • from m_sugi :
  • 2013/09/19 (21:16) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題

>m_sugiさん
地図サイト、教えていただきありがとうございます!
このサイト面白いですね〜後ほどじっくり温泉を探してみようと思います♪
  • from のん :
  • 2013/09/20 (15:29)

無題

どこに書けばよいか分からず、ここに書かせていただきます。小樽市の古地図を見ていたら「是ヨリ山屋温泉ニ至タル」と書いてありましたがご存じですか。廃れた秘湯かも。http://tois.nichibun.ac.jp/chizu/
小樽市全圖 内容年代(和暦): 昭和6
左端(西)の「塩谷」方面です。
  • from m_sugi :
  • 2013/09/22 (00:53) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題

>m_sugiさん
すいません・・これは私もちょっと分かりませんでした^^;
  • from のん :
  • 2013/09/25 (19:36)

プロフィール

HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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