+ green wing +

玄関で沢山のお出迎えあり。
しかし呼びかけても誰も出ず、横を見るとインターホンがあったので呼び出しました。
「昨日電話で予約した・・ですが・・」
インターホンの向こうが無言（笑）「あ、俺行くか？」など、インターホンが繋がったまま中で相談しています。
玄関でしばらく待っていると宿の方が出てきました。
「あれ‥昨日の電話、昨日泊まったお客さんからだと思ってたけど‥本当に電話したかい？昨日は満室だったけど、今日はお客さんいないから早く閉めるかって話してたところだったんだわ。でも、部屋は掃除してあるから…」
そんな会話の後、部屋まで案内していただきました。


入ったお部屋は213号室です。
部屋の温度はちょうど０℃でした。
部屋の手前に洗面台があり、水の入ったタライや桶が所狭しと並んでいます。湯沸かし器が壊れており、タライの水とポットに入ったお湯を使うよう説明を受けました。


床がザラザラする４畳半ほどの部屋です。
部屋の角には、地デジＴＶとお茶セットあり。
テーブルの上には、前客が食べたものと思われる魚の燻製の皮がそのまま残っていました。


布団は部屋の反対側の棚の上にあり、自分で敷きます。


部屋で宿泊名簿に記入して出した後、宿の方が表面に膜が張ったおとしたてのコーヒーと、つまみに昆布（宿のご主人が採ってきたもの）を沢山持ってきてくれました。
その後、翌日は宿の方が朝から病院に行くのでいないという事で、先に精算。前日電話で聞いた金額より500円高い金額を提示されましたが、聞くと暖房費とのこと。
ただし、端数（300円）はサービスするからそのお金にちょっとプラスして、向かいのふれあいセンターに行くように勧められました。
後ほど、金額の入っていない領収書を頂きました。


朝方、石油臭と水の流れる音がする方に行くと、そこは浴室となっていました。宿泊時は「お風呂の釜が壊れて使えない」とのことでふれあいセンターに立ち寄りましたが、実際しばらく使っていないような気がします。


湯船の横にある管からは、源泉が出続けています。
ニュー温泉閣ホテルや川島旅館と同じお湯だとすれば30℃ほどはあるはずなので、夏ならこれに入らせてもらいたい位でしたが‥残念でした。

朝は留守番の方がいるとの事でしたが、声をかけても結局誰もいないようだったので、そのまま帰りました。

宿泊施設に行ったというよりは、何となく全然気を遣わない田舎の親戚の家に行ってきたような‥そんな感じのする宿でした。
宿泊料は素泊り3800円です。