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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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陸別温泉スタンド

外観

北海道陸別町。
陸別町は温泉施設がない町ではありますが、温泉スタンドがあります。
この度、初めて行ってきました。

この温泉スタンドの存在を知ったのは2006年頃で、その頃から個人的に持っていた温泉データに手書きで書き加えていましたが、調べる限り故障中のまま放置されていたようで、ずっと行かずにいました。
それが昨年、十勝の温泉友さんから復活するとの情報をいただきまして、足を運んだ次第です。

場所を見つけるのはそれほど難しくなく順調に行けました。
途中(スタンドの手前)でおじいさんが歩いていたので車を停め、「お父さん、乗っていきますか?」と声をかけると「俺はあそこまで散歩して帰るからいいよ」
ついでに「温泉汲めるところはどこですか」と聞くと、「あそこだよ」と教えてくれました。
今考えると、もう少しいろいろ聞けばよかったです^^;

湯小屋とポンプ
スタンドの前まで来ました。
湯小屋部分と、スタンド本体部分に分かれています。

看板あり
ポンプ小屋の前にはまだ新しい看板が立てられており、温泉スタンドの使い方と温泉分析書・同別表が印刷されています。
とても丁寧な造りですね。

スイッチ
このスイッチを押すと、ポンプが動いて温泉が出てくるようです。

ドバドバ
スイッチを押してみました。
細いホースがポリタンク用で、太いホースはタンクローリー用に外して使用するようになっています。
ただ、始めに出てくるのは15℃ほどの冷たい温泉です^^;
20分ほど出さないと分析書通りの温度にならないため、その間のお湯を無駄にするわけにもいかず、適当なところでスイッチを切りました。

掲示されている平成21年11月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「陸別温泉」。
泉温35.9℃、湧出量は毎分250リットル。
pH8.3、蒸発残留物0.874g/kg、成分総計1.087g/kgの含食塩-重曹泉です。

スイッチを入れている間は温度が17℃くらいまでしか上がらず残念でしたが、スイッチを入れるとほんわり玉子臭を感じましたし、お湯に触れた後手がスベスベになり、温泉らしさを味わうことができました。
浸かれればなお良いんですが・・^^;

今度は使いすぎによる故障などなく、ずっと有効利用されてほしいですね。
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男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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