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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
大和旅館
- 2008/01/06 (Sun)
- 温泉紹介-胆振 |
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こちらの宿の駐車場の脇には手湯があります(なぜか桶が置いてありますが)。
「しあわせの手湯」という名前が付いていて、恐らくカップルがハートのそれぞれの側に手を浸すよう作られたのでしょう。
周囲はこぼれたお湯のため茶色になっていました。
ここでさっと手を浸してから、宿の方へ向かいます。
入ってすぐにフロントがあり、そこで湯銭を払って階下へ降ります。
この廊下の奥が男湯の脱衣所です。
建物は手が入っていて綺麗ですが、お風呂までの長い廊下など随所で昭和の香りがします。
脱衣場は木の棚にプラスチックの脱衣かご。
使っていないカゴがすべてきれいに裏返されていて気持ちが良いです。
洗い場や湯船以外のスペースが広く感じる明るい湯殿です。
洗い場は両側に3か所ずつ。奥に湯船があります。
正面奥には左右の壁いっぱいの幅で湯船が二つあり、真ん中で仕切られています。
どちらも5-6人ほど入れそうです。
湯口は右側の湯船の中にあり、右からオーバーフローしたお湯が左の湯船に注がれます。
温度は右側が40.7℃、左側が38.1℃。
それほど熱いお湯ではなく、いつまでも入っていられそうでした。
脱衣場に掲示されている平成13年10月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「洞爺湖温泉(洞爺5・6・9・12号、共同1・2・3・4・5・6・7号混合泉)」。
泉温47.6℃、湧出量は毎分1180リットル(動力揚湯)。
pH6.6、蒸発残留物2.341g/kg、成分総計は2.823g/kg。
泉質は含石膏・重曹-食塩泉です。
しかし、以前の記事で触れたとおり洞爺湖温泉の源泉は最近入れ替えがあったため、この分析書はもう古いものになってしまいました。まだ新しい分析書にはお目にかかれていません。
源泉の入れ替えがあって配湯先での温度も少し上がっているとのお話でしたが、2007年に立ち寄った時は右側が39.7℃、左側が37.0℃でしたので、確かに少し変化しているのかもしれません。
こちらでの湯使いは加水なし・加温なし・循環ろ過なし・塩素殺菌なし。
配湯された温泉をそのままかけ流しで使っています。
また、毎日浴槽内の完全換水をしているとのことです。
湯口がある右側は湯船の底がやっと見えるくらいの鶯色、左側はもう少し濃い色。
お湯に浸かるとツルキシ感があり、ぬるめながら体はしっかり温まりました。
ガラス部分が大きくて光がよく入る浴室、お湯の成分で茶色くなった床などの雰囲気はなかなか良く、柔らかい感じのお湯の中で両腕両脚を伸ばしてゆっくり浸かることが出来ました。
湯船以外に何もない湯殿ですが、個人的にはその方が落ち着きます。
加えて、脱衣場だけではなく湯殿の桶もきれいなピラミッド。
そんな姿も好印象です。
実は駐車場に車を停めた時に、湯殿から結構な話し声が聞こえていたため先客がいるものと思っていましたが・・男湯は貸切状態で嬉しい誤算でした。
7年ぶりに立ち寄りましたが、変わらずいいお湯の湯宿でした。
入浴料は400円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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