+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
宝湯
外から見れば、温泉であることを示すものはこの看板くらいしかありません。
ここはもう5年前ほど前に一度立ち寄ったことがあり、久々の入浴になりました。
中に入ると番台にはこちらの奥様がいらっしゃって、女湯のお客さんとずっと話をしています。
湯銭を払うと飴を1ついただきました(笑)
室内犬の温泉犬がいるようで、女湯の脱衣所からキャンキャンと鳴き声が聞こえています。
早速浴室へ・・と行きたいところですが、脱衣所も昔ながらの銭湯の雰囲気でとても落ち着き、掲示物もいろいろと目に入ってしまいました。
中でもこの堂々たる掲示にお湯に対するこだわりを感じます。
浴室へ入りました。
とても懐かしい・・以前に立ち寄った時のことを鮮明に思い出します。
湯船はこの2つのみ。
右の大きな湯船は加水なしの源泉そのまま。
以前に来たときは熱くて入れないくらいでしたが、今回は体感で44℃前後で、かなり快適に入ることができました。
左の小さな湯船は加水できる蛇口あり、です。
今回の訪問時は40-41℃ほどで、結局ほとんどここには入りませんでした^^;
こちらが湯口です。
上から見るとライオンの形をしていますが、実は下あごがありません(笑)
以前からここにコップが乗っていますね。
湯量を調整することである程度の温度調整ができるようですが、出てくるお湯は手で直接触るには熱すぎました。
飲んでみると、モール臭とタマゴ臭が混ざった香り。
微妙に塩味を感じるかな? でもほとんど無味の飲みやすいお湯です。
湯船の縁や湯船近くの床は黒く色がついています。
何気なく湯船の縁に座って手をついていたのですが、その後手から油臭がしていました(笑)
お湯の成分のためでしょう、シャワー用の蛇口はどれも変色しています。
カランから出るお湯も温泉です。
壁の両側とその中央に洗い場がある銭湯は多いですが、中央がこれほど小さいのは珍しいかもしれません。
きっと誰もここは使っていないでしょうね〜。
掲示されている昭和51年の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名記載なし。
泉温54.0℃、湧出量は毎分250リットル。
1500メートルの掘削による自噴です。
pH8.3、蒸発残留物1.513g/kg、成分総計1.806g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。
そのお湯を手を加えることなく掛け流しで使っています。
濃い色のモール泉で、心地よい香りを感じました。
そんなに長く入りませんでしたが、それでも汗がだらだら出てきます。
あがった後には肌がすべすべしていました。
私が立ち寄ったときには終始貸切状態で、五感で楽しめるお湯をたっぷり味わわせていただきました。
やっぱりいいお湯でした^^
入浴料は370円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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この記事へのコメント
無題
コメントありがとうございます^^
前回行ったときにご主人さんがいらっしゃったのですが、そんなことを言いそうな方ですよね〜何だか想像できます(笑)
先日立ち寄ったときには姿が見えなくて残念でした・・もしお会いできたらお話したかったです^^;
コメントの方はご要望通りにしましたので、ご安心を(笑)