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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
俄虫温泉旅館
- 2009/03/06 (Fri)
- 温泉紹介-檜山 |
- CM(2) |
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北海道厚沢部町。
俄虫温泉には現在日帰り入浴できる施設が2箇所あり、もう1つは以前に記事にした「厚沢部町 老人福祉センター」です。そのすぐ隣にこちらの旅館が建っています。
実はこの温泉は20年ほど昔に何度となく立ち寄った場所でした。2015年に再訪しましたが、前回の立ち寄りから6年ぶりとなります。
以前温泉仲間が教えてくださった明治時代の鉱泉リストに、「(鉱泉名)平倉内 桧山郡上我虫村(厚沢部町) 炭酸泉 23.8℃ 泉池3」という記録が残っています。昔はそこに自然湧出の冷泉を使った温泉宿があった時期もあるようですが、現在はそれとは別の掘削泉を利用した施設です。
さて、以前は日帰り専用の入口が建物の奥にありましたが、そちらは廃止されて旅館の玄関から直接入るようになっていました。建物の中を進んでいくと、岩盤浴や家族風呂があります。
それらも気になりますが、奥の脱衣所へと向かいます。
脱衣所と浴室の内湯部分は以前から変わっていません。
脱衣場は木の棚に脱衣かご。鍵付きロッカーも並びます。
内湯には2つの浴槽があり、手前には4−5人が入れそうな泡風呂と、大き目の主浴槽があります。以前は特に泡風呂の塩素臭が相当強くお湯の表面が泡立つほどで、温泉巡りを始めるだいぶ以前の私でもここの内湯にはあまり長く入った記憶がありません^^;
しかし、2015年に再訪した際にはそんな薬品臭はほとんど感じず、非常に快適に入れるようになっていました。主浴槽は10人以上は入れる大きさがあり、体感で約40℃ほどです。
露天エリアは以前は岩風呂だけでしたが、現在は外にサウナ室と水風呂もあります。岩風呂の浴槽は6、7人くらいが入れる大きさ。浴槽内に打たせ湯と足つぼを刺激する「踏石場」が追加されています。
といっても、打たせ湯は稼働していません。露天風呂のお湯は内湯よりさらに温く、他のお客さんもほとんど入っていませんでした。
露天のお湯はあまり塩素臭もせず、湯口も温泉っぽいです。
変わらない雰囲気に安心しつつ、お湯をいただきました。
脱衣場に掲示されている平成21年1月の分析書によりますと、こちらの温泉(479-003)は源泉名「上里2号源泉」。
泉温30.7℃、湧出量は毎分160リットル(掘削自噴)。
pH3.7、蒸発残留物0.092g/kg、成分総計0.121g/kg。
泉質は単純温泉です。
湯使いは地下水による加水あり・加温あり・循環ろ過あり・殺菌あり。
成分量は少なめですが、塩化土類泉系のお湯で肌触りは弱いキシキシ感あり。あがってからは意外に肌しっとりです。湯使いを聞くと期待度はどうしても高くはなりませんが、昔のような薬品臭がなく湯温が丁度良かったので、結構ゆっくりと入ることができましたし、浴感にも満足です。
以前はいつ行ってもお客さんが途切れることがなかった印象でしたが、ほぼ貸切状態。久しぶりのお湯には満足でしたが、時間の流れを感じて少し寂しくもありました。
入浴料は400円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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この記事へのコメント
無題
今回は俄虫温泉旅館ですね。
北海道全湯巡りをしていた18年前に一度訪問して以来訪ねていません。
建物が改築されているようですね。
私が訪問した時はこんな感じでした。
http://onsenman-hokkaido.cocolog-nifty.com/download/19910814_Gamushi_onsen.jpg
その後も近くまで何度も行っているのですが入浴する機会を逃しています。
厚沢部町には学生時代の同級生がいるので近々再訪したいと思います。
無題
コメントありがとうございます。
厚沢部町は私も何年か住んでいましたので、愛着のある町だったりします。
旅館の内湯は記憶にありませんが、昔の外観には懐かしさを感じます(^-^)
タイルのせいかもしれませんが、湯色を見ると今よりずっと良さそうですね(^-^)