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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
せいわ温泉ルオント
- 2015/01/30 (Fri)
- 温泉紹介-上川 |
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かつては政和温泉駅前に温泉旅館があり、少ないながらネット上でもその宿の写真を見ることができます。その宿が廃業した数年後に、この施設が完成しています。
さて、湯銭を払って中へ進みます。
男湯の暖簾が裏返しになっているような気がしますが、気にせず中へ。
木の棚に脱衣籠の脱衣場です。
天気が悪い日のためか、先客は誰もいませんでした。
中へ入ると出入口付近にサウナがあり、その正面に温泉ではない浴槽が並びます。
右側に水風呂と一部寝湯となっている薬湯槽、左側の半円形の浴槽は「重曹槽」と書かれています。温泉っぽい名前ですが、脱衣場の案内図には水道水使用と記載されていました。
重曹槽の壁の向こうが洗い場となっています。
内湯の最も奥の窓際に、温泉浴槽があります。
黄色透明のお湯となっていますが・・・
実は10年ほど前に立ち寄った時はほぼ透明で特徴のない感じでした。
その時と比べると、だいぶ温泉らしい気分になります。
浴槽の大きさは6-7人ほど入れるもの。お湯は循環していました。
露天風呂に出てみると、外は雪だらけ。
それでも内湯よりも濃い黄褐色のお湯の色に惹かれました。
そして露天風呂も以前より濃い色になった印象です。
この露天風呂は加温・殺菌ありですが、循環ろ過はしていません。そのため湯口の周りには色付きがあり、内湯よりもしっかりとした浴感がありました。
脱衣場に掲示されている平成21年2月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「三頭の湯、三頭の湯2号 混合泉」。
泉温7.6℃、湧出量※(混合)。
pH6.4、蒸発残留物4.571g/kg、成分総計4.772g/kg。
泉質は弱食塩泉です。
2本の源泉の別個の分析はされていません。
手元の資料では1本のデータのみ載っていて(339-001)、それによると泉温8.4℃・湧出量毎分35リットル・pH6.9・溶存成分9.078g/kgの食塩泉となっています。
湯使いは前述のとおり、内湯が加温・循環ろ過・殺菌あり。
露天風呂が加温・殺菌あり。お湯からは薬品臭を感じました。
露天風呂が茶色く染まるのは源泉に含まれる第一鉄イオン(16.6mg/kg)の影響と思われますが、鉄と殺菌が反応してしまい、茶色い物質が浴槽内にいっぱい。金気臭などは感じませんでした。
それでも体は程よく温まり、食塩泉らしさは感じることができました。
ちょうど上がる頃に一人お客さんが来ましたが、10年前に来た時と変わらずきれいに保たれた湯殿でお湯を独占でき、ゆっくりできました。
人口わずか1600人ほどの小さな町の温泉ですが、これからも長く営業してほしいと感じています。
入浴料は500円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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