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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

かんの温泉・温泉棟「ウヌカル」

外観

北海道鹿追町。
前の記事に続き、温泉棟「イナンクル」をご紹介。
温泉棟は夜通し利用することができ、日付が変わる前に(訪問時は22時~23時の間で)清掃・男女入れ替えとなります。

ロビー等は前の記事で紹介しましたので、早速脱衣場から。
ウヌカル脱衣場
イナンクルとほぼ対称に見える脱衣場です。

ウヌカル浴室
浴室に入った時の印象も、イナンクルと同様でした。
しかし、こちら側は露天風呂がなく内湯のみです。

ウヌカルアンナーの湯
一番手前にあるのが「ウヌカルアンナー(また会おうね)の湯」。5-6人ほど入れそうな大きさで、湯口で44.6℃、湯船の中で37.6℃。

平成25年10月の分析書によれば、この源泉は源泉名「管野温泉(源泉10号、12号)」。
泉温45.9℃、湧出量は毎分5リットル(混合)。
pH6.8、蒸発残留物2.873g/kg、成分総計3.613g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。
この源泉の陰イオンの割合は塩素イオンが約75%、炭酸水素イオンが約25%。遊離二酸化炭素が多いのも含め、別源泉の混合なのにイナンクルアンナーの湯に近い数値となっています。

ウヌカルアンノーの湯
その奥にある「ウヌカルアンノー(また会おうぜ)の湯」は、残念ながらお湯が入っていませんでした。
この湯船の源泉は「管野温泉(源泉5号)」ですが、この源泉については次の記事で触れたいと思います。

階段を降りる
さて、こちらの湯殿はさらに奥へ続いています。
ここから階段を下りて下の浴室へ。

巨大な岩の向こうに
階段を下りてゆくと巨大な岩が丁度目隠しとなっています。その岩の間を抜けると・・・

浴室
旧大浴場の浴室を生かした湯殿が待っていました。
思わず立ち止まって見とれるような、素敵な空間です。

コンカニペの湯
恵比寿の湯改め「コンカニペ(金の雫)の湯」。
打たせ湯のようにお湯が流れ落ちています。量は控えめ。
昔ほどおどろおどろしい色合いがなくなってしまいましたが、こちら側の壁のあちこちから染み出しがあり壁も階段も茶色く染まっていて、見ているだけでも楽しいです。

平成25年10月の分析書によれば、この源泉は源泉名「管野温泉(源泉2号)」。
泉温48.0℃、湧出量は毎分2リットル(自然湧出)。
pH6.5、蒸発残留物3.539g/kg、成分総計4.567g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。

足湯
コンカニペの湯の階段下には小さな湯船。このお湯には名前がついていませんが、椅子が置いてあって足湯できるようになっています。
熱くて長湯できませんでしたが、温度が47.2℃あって納得。
横の集湯槽は空になっています。

壁から染み出す
足湯の上部からもお湯が染み出していました。

波切の湯
そして温泉棟の中で最も大きなひょうたん型の湯船、毘沙門の湯改め波切の湯。
緑に見えるほぼ透明のお湯で、湯船の中で42.3℃。

波切の湯の湯口
この湯口は以前から変わっていませんが、掛け流しの温泉らしい見事な姿です。湯口の温度は48.3℃ありました。

平成25年10月の分析書によれば、この源泉は源泉名「管野温泉(源泉3号)」。
泉温49.6℃、湧出量は毎分16リットル(自然湧出)。
pH6.7、蒸発残留物2.988g/kg、成分総計3.949g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。

かけ流し
お湯は湯口の反対側の切り欠きから溢れ続けています。
建物や湯船の周りは新しくなっていますが、以前の菅野温泉の記憶やイメージと直接リンクし時間の流れを感じる湯船で、このような形で残ったことを嬉しく思いました。

さて、波切の湯の向こうに小さな階段が見えていましたが…そこから外に出られるようです。
外にも出られます
出た先は窓辺に沿って小さなテラスのようになっていて、ちょうどガラスを挟んで両側の壁に湯流れが広がっているのを見ることができます。

シロカニペの湯
その窓辺の内側の浴室の角にある小さな湯船は、布袋の湯改めシロカニペ(銀の雫)の湯。こちらは湯船の中で40.4℃。

平成25年10月の分析書によれば、この源泉は源泉名「管野温泉(源泉7号)」。
泉温41.5℃、湧出量は毎分1リットル(自然湧出)。
pH7.0、蒸発残留物3.342g/kg、成分総計3.686g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。

夜の波切の湯
ウヌカルで実際に入浴したのは男女入れ替えとなった後の深夜でしたが、夜の波切の湯の雰囲気も素晴らしく、懐かしさと新しさの両方を味わえるこの湯殿を終始独り占めできたのは何よりの幸運だったと思います。
ウヌカルも全ての湯船がかけ流し。気持ち良くお湯を頂きました。

いい湯でした
分析書上では全ての湯船の源泉が同じ泉質で、湯量もわずかなのに驚きましたが、イナンクルとウヌカルの2つの全ての湯船を、微妙なお湯の違いを感じられるほどに浸かれる時間の余裕がなかったのが少々残念でした。いつかまた再訪したいと思います。

混浴ではなくなりましたし、過去の風情を知る方にとっては残念に感じる部分もあるかもしれませんが、タオルだけ持参すれば良く、綺麗なハードになりましたので、コアな温泉ファンでない方でも連れて行ける温泉施設になりました。そのハードルが下がったことが今後の強みになることを願っています。

入浴料は650円。
イナンクルとウヌカルは日替わりですので、宿泊者は両方入れますが、日帰り入浴のみでは2回訪問する必要があります。

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プロフィール

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のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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