+ green wing +

一階の受付で湯銭を払うと、ロッカーの鍵とタオルセットが渡されます。それを持って脱衣場へ向かいます。


浴室があるのは地下1階。階段で進みます。


階段を降りるとすぐ脱衣場入口です。


脱衣場にはコンパクトなサイズの鍵付きロッカーが並びます。


脱衣場には他に、小さな休憩スペースや飲料水などが備え付けてありました。洗面台に設置されているドライヤーが他ではあまり見ないタイプで、ふと目に入りました。


脱衣場から入ると、右側手前からアカスリコーナー、サウナ、そして水風呂が並んでいます。


こちらが浴室です。
1人ずつ仕切りのある洗い場が6カ所。シャンプー等は備え付けてあるので、手ぶらで来ても大丈夫です。


こちらが浴槽です。
7-8人入れそうな大きさで、浴槽内で温度は41.3℃。


造花ではありますが、浴槽の向こうは小さなお庭のようになっていて、地下であることを少し忘れさせてくれます。


湯口の温度は42.1℃でした。

脱衣場に掲示されている平成18年10月の分析書によりますと、こちらの温泉（421-059）は源泉名「札幌中島温泉（パコ札幌の湯）」。
泉温26.4℃、湧出量は毎分121リットル（動力揚湯）。
pH8.0、蒸発残留物3.846g/kg、成分総計4.039g/kg。
泉質は食塩泉です。
湯使いは加温あり・加水なし・循環ろ過あり・殺菌あり。お湯に薬品臭がありますが、それほど気になりませんでした。

湯船の底は見えますが、緑色に見える笹濁りのお湯で、浸かるとツルツル感があります。お湯自体はそれほど熱くありませんが身体はよく温まり、結構汗をかいてしまいました。予想以上に食塩泉らしさを感じることができました。

スペースが限られている中ではありますが、健康センターを凝縮したようなシステムと設備。立体駐車場は一時間無料ですし、混み合うこともほとんどなさそうで、なかなか面白い施設でした。
手元の資料では未利用の掘削泉としてのデータになっていましたが、こうやって入浴できる形になり嬉しいです。

入浴料は1000円です。

※追記
こちらは高齢者住宅となり一般の利用ができなくなりました。
それでカテゴリーを「廃業・休業温泉」に変更します。