+ green wing +

この日は夕方から札幌市内で予定があったため、早めの時間にチェックイン。先に温泉に入ってから、移動することにしました。

廊下に出ると、客室の入口は和の雰囲気。


こちらが宿泊したお部屋です。
1人で泊まるには十分すぎる広さで、地デジTV、冷蔵庫、お茶セットとお茶菓子、金庫など必要なものは一通り揃っていました。


窓際には避難はしご。
壁紙や備品の状態など、様々な部分に時間の経過を感じます。


後で外に出てみましたが、部屋の窓が川に面しているので、ちょうど源泉小屋などが見えて興味深かったです。

部屋に入って一息ついたら早速大浴場へ。

ここを降りると大浴場です。
「ゴールド大浴場」と書いてあります。事前に何も情報を見ていなかったので、この意味が分からないまま脱衣場へ。


脱衣場の入口です。


木の棚に脱衣かごが並ぶ、昔ながらの雰囲気でした。


脱衣場の入口の方はこうなっています。
アメニティーも一通りあります。子供の頃こんなのがあったとふと思い出すようなゴミ箱に、ちょっと目を奪われました。
さっそく浴室へ。


なるほどと納得のゴールド大浴場でした。
奥行きがある浴室で、湯船は2つ。


手前の湯船は15人ほど入れそうな大きさで、温度は湯船の中で約45℃と熱めです。


奥の湯船は10人ほど入れそうな大きさで、温度は湯船の中で約42℃。ほとんどこちらに浸かっていました。


奥の湯船の湯口からは、静かにお湯が流れます。
しかし湯口付近は特にゴールド感が霞んでおり、何となく寂しい雰囲気になっていました。このようなタイプの湯殿は初めてでしたが、完成当時は相当きらびやかだったのでしょう。
そんな時に入ってみたかったと思いました。


さて、こちらの露天風呂はゴールド大浴場とは別の場所にあります。案内を確認して進みます。


こちらが露天風呂の入口です。
この露天風呂は内側から鍵をかけることができ、日帰りでも予約制で貸切利用することができました。宿泊者は夜10:30以降であれば、予約なしで貸切にすることができます。
この時は時間が早かったので、普通に浸かりました。


こちらが「銘石露天風呂」です。
15人ほど入れそうな大きめの湯船で、温度は約42℃でした。
敷地のほとんどが湯船で占められており、露天の向こうは塀で景色は望めませんが、この大きな湯船に１人で浸かっていましたので閉塞感は感じませんでした。


露天の湯口は約48℃。
内湯とはがらっと趣が異なる雰囲気で、内湯よりも落ち着いた気持ちで浸かることができました。

脱衣場に掲示されている平成14年7月の分析書によれば、こちらの温泉は源泉名「定山渓温泉（第11号源泉）」。
泉温78.2℃、湧出量記載なし（自然湧出）。
pH6.7、蒸発残留物3.349g/kg、成分総計3.737g/kg。
泉質は弱食塩泉です。
このお湯を、加水ありでかけ流しで使用しています。
柔らかさとツルキシ感がある肌触りで、比較的あっさりとした印象のお湯に感じました。


ゲームコーナーも昭和の雰囲気でした。


日帰り入浴は400円で、宿泊料金も定山渓では格安だったこちらの宿ですが、2014年2月23日をもって閉館となりました。
2014年に入ってからは故障で女湯が閉鎖になり、ゴールド大浴場を時間で男女に区切って使用していたようですが、宿泊時はそういった事もなく、久しぶりの定山渓での宿泊でした。