+ green wing +

はじめは誰もいなそうだったのですが、何度か呼んでいたら宿の方が気付いて出てきて下さり、館内を案内してくれました。
こちらには２箇所の浴室があり、空いている時はどちらかを選んで入ることができ、さらに常に貸切で利用することができます。


訪問時は誰もいませんでしたので、手前の浴室と奥の浴室を両方見てからどちらに入るか選ぶことができました。奥の方は掃除したばかり＆広いということでしたが、今回は手前の方に入ることにしました。


こちらが手前の内湯です。
定員２人ほどの小さな湯船で、静かにお湯が流れていました。


最初に両方の浴室を見た時この水面いっぱいの気泡が気になって、こちらを選びました。
湯口で約52℃、湯船の温度は約45.5℃。
浸かれますが、長湯はできない熱さです。


外に出ると、内湯より大きな露天風呂があります。
ステンレス製の湯船で、4-5人は入れそう。
湯船の中の温度は約43℃でした。


露天風呂もお湯の表面に沢山の泡。
結局ほとんどの時間を露天風呂で過ごし、１人で入るには広すぎるくらいの湯船で足を伸ばしてゆっくり浸かることができました。


湯船の横の塀にはミニトマトが植えてあります。
お風呂の説明を受けた時に、このミニトマトはお風呂に入りながら食べてもよいと言われまして、私も幾つか湯船に浸かりながらいただいてきました。
これはちょっと嬉しいサービスでした。

掲示されている平成4年11月の分析書によると、こちらの源泉は源泉名「熊牛温泉」（データと照らし合わせると恐らく209-004　*湧出量は合致しない）。
泉温59.3℃、湧出量は毎分1500リットル（掘削自噴）。
pH8.7、蒸発残留物0.662g/kg、成分総計0.731g/kg。
泉質はアルカリ性単純温泉です。
そのお湯をそのままかけ流しで使用しています。
主成分は食塩。
ふんわりとモール臭がする茶褐色透明のお湯で、ツルツル感がありとてもやわらかい、よく暖まるお湯でした。

ちなみにもう一箇所の浴室ですが、内湯は私が入った方より広く大きな湯船。


露天風呂は温泉ガイドなどでもおなじみの丸いミルクタンクの湯船です。夏場は奥の小さな湯船にもお湯を入れているそうです。


入浴料は300円（リピーターは250円）。
この料金で貸切利用できるのは非常に嬉しいですね。
良いお湯をゆっくり楽しむことができ、満足でした。