+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
翁温泉
北海道上富良野町。
小雨のぱらつく十勝岳に行ってきました。
それにしても、吹上温泉はいついっても人だらけですね・・
駐車場を見て即やめました^^;
代わりといってはおかしいですが、ここへ行ってみることに。
場所は知っていましたが、行くのは初めてです。
翁温泉については、大正14年の文献に登場しているようです。
「浴用温泉トシテ北海道庁ヨリ許可セラレアルモノ大小十四ヶ所ニシテ、何レモ十勝岳ノ中腹ヨリ湧出スル鉱泉ナリ。其主ナルモノハ中川吹上温泉及翁温泉二ヶ所トス。共ニ温泉宿ノ設ケアリ。上富良野駅ヨリ約四里。浴客四季常ニ絶エズ。温泉場ヨリ噴火口迄約一里ニシテ途中ニ硫黄精錬場アリ。頂上へ容易ニ登ルコトヲ得、北海道山岳会ニテ建設ノ石室既ニ竣工セリ」。
「翁温泉ハ目下尚上等ノ設備ヲ有セサルモ比較的経済ニ湯治スルヲ得テ、此ノ種希望者ノ浴客多ク合宿所的ノ設備アリ」
ただ、いつ温泉が発見されたのか、ここにあった宿がいつ廃業したのか正確なことは分かっていません。
現在自然湧出している温泉は、過去に「バーデンかみふらの」の源泉だったようですが、今は使われていない模様です。
さて、幅も広く歩きやすい遊歩道を登っていきます。
登って行くと、右手に小川が流れています。
ちょっと手を入れてみると・・う〜ん・・若干ぬるい?
さらに進んでいきます。
道の脇に流れる小川は、さっきのと違う流れみたいです。
よく見ると湯気が立っています。
手を入れてみると、おっ、さっきよりもだいぶ暖かいです。
温泉の小川だったのですね。
そこからしばらく歩くと、一度登りが終わり・・
その部分に目的の場所がありました。
翁温泉源泉です。
管の下の部分からでしょうか、静かながら相当量の温泉が湧き出しており、周囲が大きな湯溜まり状態になっていました。
無色透明のお湯で、湯溜まりの中に送湯用の管が見えています。
湯だまりの周囲は(中も)何とも言えない状態でした^^;
全体を覆うようにヘドロ状のものが・・・。
資料によれば、こちらの翁温泉は湧出量が毎分1216リットル(自然湧出)
泉温28.3℃、pH2.6、成分総計1.302g/kgです。
いずれも昭和52年7月分析の値ですが、その後平成元年にも再分析されており、その際には泉温31.7℃・pH2.7となっています。
温度計を持っていないので正確なところは分かりませんが、触った感じではやはり30℃に足りないくらいの温度だと思います。
浴びるには十分な温度です(笑)
本当に毎分1200リットルも出ているのか確かめようがありませんが、本当にすごい量です。
お湯はそのまま下に向かって流れていますが、確かにこれだけの量があれば小川にもなりますよね。
この向こうには、別の源泉施設と思われる建物がありました。
でも立入禁止です。
さて、ちょっと手湯などしたりしてから来た道を戻って降りていったのですが・・
源泉から流れ出た小川の他にも、周囲にはこんな景色が多々見られます。
触ってみると、やっぱり暖かい。
降りていく途中で小川にまた触れてみましたが、源泉部分の湯だまりとほとんど温度が変わりません。
途中でもお湯が湧いていて、それが混ざっているのかな・・と思いました。
この辺でもお湯遊びできそうです(笑)
そして、温泉の小川が流れる場所とは道路を挟んで反対側。
何だか怪しげな一帯があります。
その元をたどると・・
黒い矢印の部分からこんこんとぬるい湯が湧いていました。
メインの翁温泉よりは温度が低いです。
湯流れの中でポコポコとコケがまとまって生えている姿を見て、赤岩温泉を思い出しました。
色は違いますが、何となく似たような雰囲気を感じます。
そんなわけで、大きな管の周りだけだと思っていた翁温泉・・行ってみたらちょっとした源泉地帯でした^^;
お湯に触れた手からは金気臭がしていました。
この周囲にも自然湧出の温泉は多々あるようですね。
湯ノ沢、砂防ダム上流(通称ピラの湯)、登山道路沿いの湯etc.
特に湯ノ沢は凌雲閣よりさらに300mも標高の高い場所にあるようで・・気軽には行けませんね^^;
「浴用温泉トシテ北海道庁ヨリ許可セラレアルモノ大小十四ヶ所ニシテ、何レモ十勝岳ノ中腹ヨリ湧出スル鉱泉ナリ。其主ナルモノハ中川吹上温泉及翁温泉二ヶ所トス。共ニ温泉宿ノ設ケアリ。上富良野駅ヨリ約四里。浴客四季常ニ絶エズ。温泉場ヨリ噴火口迄約一里ニシテ途中ニ硫黄精錬場アリ。頂上へ容易ニ登ルコトヲ得、北海道山岳会ニテ建設ノ石室既ニ竣工セリ」。
「翁温泉ハ目下尚上等ノ設備ヲ有セサルモ比較的経済ニ湯治スルヲ得テ、此ノ種希望者ノ浴客多ク合宿所的ノ設備アリ」
ただ、いつ温泉が発見されたのか、ここにあった宿がいつ廃業したのか正確なことは分かっていません。
現在自然湧出している温泉は、過去に「バーデンかみふらの」の源泉だったようですが、今は使われていない模様です。
さて、幅も広く歩きやすい遊歩道を登っていきます。
登って行くと、右手に小川が流れています。
ちょっと手を入れてみると・・う〜ん・・若干ぬるい?
さらに進んでいきます。
道の脇に流れる小川は、さっきのと違う流れみたいです。
よく見ると湯気が立っています。
手を入れてみると、おっ、さっきよりもだいぶ暖かいです。
温泉の小川だったのですね。
そこからしばらく歩くと、一度登りが終わり・・
その部分に目的の場所がありました。
翁温泉源泉です。
管の下の部分からでしょうか、静かながら相当量の温泉が湧き出しており、周囲が大きな湯溜まり状態になっていました。
無色透明のお湯で、湯溜まりの中に送湯用の管が見えています。
湯だまりの周囲は(中も)何とも言えない状態でした^^;
全体を覆うようにヘドロ状のものが・・・。
資料によれば、こちらの翁温泉は湧出量が毎分1216リットル(自然湧出)
泉温28.3℃、pH2.6、成分総計1.302g/kgです。
いずれも昭和52年7月分析の値ですが、その後平成元年にも再分析されており、その際には泉温31.7℃・pH2.7となっています。
温度計を持っていないので正確なところは分かりませんが、触った感じではやはり30℃に足りないくらいの温度だと思います。
浴びるには十分な温度です(笑)
本当に毎分1200リットルも出ているのか確かめようがありませんが、本当にすごい量です。
お湯はそのまま下に向かって流れていますが、確かにこれだけの量があれば小川にもなりますよね。
この向こうには、別の源泉施設と思われる建物がありました。
でも立入禁止です。
さて、ちょっと手湯などしたりしてから来た道を戻って降りていったのですが・・
源泉から流れ出た小川の他にも、周囲にはこんな景色が多々見られます。
触ってみると、やっぱり暖かい。
降りていく途中で小川にまた触れてみましたが、源泉部分の湯だまりとほとんど温度が変わりません。
途中でもお湯が湧いていて、それが混ざっているのかな・・と思いました。
この辺でもお湯遊びできそうです(笑)
そして、温泉の小川が流れる場所とは道路を挟んで反対側。
何だか怪しげな一帯があります。
その元をたどると・・
黒い矢印の部分からこんこんとぬるい湯が湧いていました。
メインの翁温泉よりは温度が低いです。
湯流れの中でポコポコとコケがまとまって生えている姿を見て、赤岩温泉を思い出しました。
色は違いますが、何となく似たような雰囲気を感じます。
そんなわけで、大きな管の周りだけだと思っていた翁温泉・・行ってみたらちょっとした源泉地帯でした^^;
お湯に触れた手からは金気臭がしていました。
この周囲にも自然湧出の温泉は多々あるようですね。
湯ノ沢、砂防ダム上流(通称ピラの湯)、登山道路沿いの湯etc.
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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※ブログ移転&前PCのHDDクラッシュに伴い、過去の記事の画像がない状態が続いております。随時大きなサイズで画像を記事に戻しておりますので、ご容赦ください。
※当コンテンツの無断転載を禁止いたします。画像を使用する場合は管理人にお申し出下さい。
※コメントは承認制となっております。
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無題
かなり微妙でしたね・・・(寒)
吹上温泉の独占に成功したので
そのうち記事にしたいと思います♪
無題
のんさんも富良野方面へ行かれたんですね。
我が家も昨日帰ってきたところでした(^^)
こんな温泉があるんですね〜(@_@;)
私達は同じ上富良野でも、もっと定番(笑)の白銀荘と吹上温泉に行ってきました。
吹上温泉は5時前でしたが、すでに先客ありでした。
でもそんな時間に赤ちゃん連れだったんで、向こうの方が面喰ったかもしれませんね(笑)
フンベは私もこの前行きましたが(違う記事の話題ですいません)ますます肩身の狭い立場になってしまったようですね…。
それを物語るかのように入口のバリケードもだんだん激しくなってきてます(>_<;)
無題
もしかしてピラの湯の前後に入られたのでしょうか。
じゅんさんのことですから、あそこまで行って翁温泉に行かない訳がないとは思っていましたが…
昼間ならいいですが、朝早かったりすると結構寒いかもしれませんねd(-_-)
吹上で貸切なんて珍しいですね。
過去に二度貸切だったことがありますが、日曜日は10台以上車がいました(苦笑)
岩間もヌプンも、同じ理由で積極的に行きたいと思わなかったりします…
無題
コメントありがとうございます^^
何と同じ日に同じ場所にいたとはびっくりです^^;
白銀荘、楽しまれたようで・・みーさんがいても湯巡りのペースが落ちないのが素晴らしいです。
吹上は5時でも先客がいるんですか〜もう温泉前に誰かが住んでるみたいな感じですね(笑)
フンベについては、情報ありがとうございました。
ブログではこの先、触れないほうが良いかも・・と思います^^;
状況はよく分かりましたので、見守ろうと思います。