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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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元湯神泉館 にこりの湯

外観

北海道森町。
濁川温泉は、一般用の源泉だけで130あります。
ちなみに、函館市は約110本、登別市は約70本。
(上記は2006年の数字です)
ここは外観は新しいですが、歴史ある温泉です。

温泉の由来
館内にも掲示されています(写真をクリックすれば読めると思います)が、濁川で最も手前にあるここが濁川では最も古く、加賀屋半左衛門がここに温泉を開設したのは1807年。
今が13代目の湯守で、名称も4代目です。「にこりの湯」は日帰りのみで営業しています。

内湯
味のある内湯は湯船が3つ繋がったような感じです。
一番奥に湯口があるので一番熱く、そこからお湯が隣に溢れ、さらに隣に溢れるという感じで、温度も少しずつ低くなります。
あつ湯の一番奥の湯船は2-3人仕様の小さなもので温度は46℃ほど、真ん中の中温湯は5-6人仕様で43℃ほど、手前のぬる湯は3-4人仕様で41℃ほどでした。

露天風呂
まだ新しさを感じる露天風呂です。
景色は望めませんが、長方形の湯船の中に岩が配置された雰囲気の良い露天風呂。6-7人ほど入れそうです。
この露天風呂は屋根にびっしり細かい目のネットが張ってあり、空を直接見る事はできません。虫除けでしょうか・・自然に囲まれた場所ですから、必要なんでしょう。

掲示されている平成16年の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「濁川温泉(神泉館6号・7号混合泉)」。
混合後の泉温は49.4℃、pH6.7、蒸発残留物1.706g/kg、成分総計2.754g/kg。
泉質は含塩化土類-重曹泉で、源泉かけ流しです。
何とか湯船の底まで見える感じの緑褐色の濁り湯で、よく体を温めてくれました。お湯の中ではキシキシ感がありますが、あがってからはしっとりするお湯です。
アブラ臭も心地よく、後から入ってきた地元の方の会話を聞きながらのんびりお湯を楽しんできました。

いかす掲示
分析書の横には湯船の温度などの掲示がありますが一番下に「もちろん、循環していない本物の温泉です」という一文。
「もちろん」という所に湯使いへのこだわりを感じました。

入浴料は500円です。
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プロフィール

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のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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