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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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フロンティア フラヌイ温泉

furanui

北海道上富良野町。
国道237号線から十勝岳温泉に向かう途中にあります。
小さなサイロが目印のこの温泉。
ここのトピックといえば、設備とかではなく、ここのお湯そのものでしょう。

以前から一度入ってみたいと思っていましたが、先日ついに入浴できました。

内湯は2箇所あります。
手前に大きな湯船・・これは熱め。
加温・循環の浴槽です。
お湯は薄い茶色の濁り湯。
でも、みんなここには入らないのです。
入る人はまばら。

その奥にある湯船がここのメインでしょう。
それは、源泉かけ流しの「31度」のパネルが貼ってある浴槽です。

手前の浴槽より小さめで、いつも人がびっしり。
私も最初は入れませんでしたが・・恐る恐る入ってきました(笑)

冷たい・・・・・
そりゃ30度ちょっとしかないお湯ですから・・海に入っているみたいです。
でも、加温した浴槽より、断然お湯の香りが強い。
錆のような香りと、若干硫黄臭もしたと記憶しています。
かなりの量のかけ流しでした。

温度が温度なものですから、ここに入る人はみんな長湯です。
私も、足を伸ばして15分ほど浸かっていました。
そのうち体が・・・気泡だらけに(笑)
気がつけば、体中炭酸ジュースに浸かったかのように気泡に包まれました。
どれくらいかというと・・・右腕をそっと左手で掴んでみます。
すると、手のひら全体で気泡が弾けるのを感じます。
そのまま手を離すと、手形がくっきり残ります。
触らないでいると、気泡同士がくっついて大きくなってます。
全身そんな状態です。

お湯が新鮮な証拠ですね、これには感動しました。

ここについて、「冷たいのにしばらく入ると汗をかいてくる」と書いてあるのを時々目にしますが・・私の場合、汗はかけず、ずっと冷たく感じたままでした。
これは残念・・もしかしたら私の体に合わないのか、たまたま体調が合わなかったのか。。
こういうこともありますよね。

使っている人は見かけませんでしたが、浴室内に飲泉場もありました。

冷たいままの源泉をそのままかけ流しで使っている施設が北海道にどれほどあるのかは分かりませんが、非常に貴重な温泉であるとは言えると思います。
ぜひ一度お試しあれ。

入浴料600円

(2006年8月10日の記事の転載です)
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のん
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男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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