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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

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深川湯

外観

北海道深川市。
歴史を感じさせる外観の銭湯です。
話を聞くと、女将さんがここに来てもう53年。
建物も基本的には当時のままのようです。
実は、ここには温泉の看板はありません。
中にも分析書その他温泉であることを示すものは一切ありません^^;

こちらは昔ながらの番台式。
女将さんに料金を払うと、「お客さん初めてかい?」と聞かれました。
そういうわけで、入る前に番台の女将さんといろいろ会話。
とても人当たりがよく暖かい感じでした。
初めてのお客さんにもいつもこういう感じなのだろうか・・そんないいところなら近くにあったら常連になるかも(笑)
そんな風に思いながら、浴室へ。

昔ながらの銭湯だけあって、浴室も銭湯のイメージそのままです。
中央部に4-5人入れそうな主浴槽。
主浴槽
若干色つきあり。
循環・塩素殺菌ありで、塩素臭がしました。

湯船の向こう側に蛇口があります。
これをひねると冷水が出てくるのですが・・これが若干の金気臭を伴うおいしい水でした。

そして、カランから出てくるお湯。
最初、「もしかして配管が古いのかな・・?」と思ったのですが・・
出し続けてもお湯の色は変わらず。
ふと近くの人のところを見ても同じ色です。
カランのお湯
ちょっと赤みがかったお湯。
水道水でないのは間違いありません。

さらには狭いサウナと水風呂あり。
水風呂の隣には空の湯船がありました。
空の湯船
湯船のあちこちが茶色くなっているのが気になるところです。

あがってから女将さんに訪ねると、こちらでは水道水と地下水を併用しているとの事でした。
昔から赤い地下水を使っていて、それがいいという人もいれば「タオルが赤くなる」と顔をしかめる人もいるのだとか。
水の色は最近濃くなってきているというお話でした。

この辺の温泉は、成分の薄い冷鉱泉ばかり。
湯の花温泉は4.4℃の冷鉱泉ですし、まあぶの源泉は20.2℃の冷鉱泉です。
もしここに分析書があったら・・こちらで使っている地下水も「冷鉱泉」だったかもしれません。


そういえば、湯の花温泉の近くに、自由に飲める湧水がありました。
湧水
「自然湧出」という看板に惹かれて思わず立ち寄ったのですが(笑)、この辺りは地下水源が豊富なのかもしれません。


話がそれてしまいましたが、田舎の銭湯ならではのいい雰囲気で、普通の銭湯として考えても好印象の一軒となりました。
入浴料は390円です。
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プロフィール

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のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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