+ green wing +

5年前には、駐車場に車中に住んでる雰囲気の車。
中の休憩所には上半身裸の男性が図面のようなものを描いていましたが、今回はそういう事はなく、安心して入れました。


中に入り、あちこちに書いてある「清掃協力金200円」を「100円玉2枚」でドラム缶に支払い、小さな脱衣所から湯船へ。


こちらが男湯の湯船です。3−4人入れるくらいでしょうか。
お湯の成分で湯船全体が赤茶色になっています。
ここは5年前と変わらず、嬉しい限りです。


湯船にはホースが2本繋がれており、片方から温泉が、片方からは沢水が出ています。
温泉の湯口では50.8℃、湯船の中では43.4℃。

地元のおじいさんが一人入ってこられて、短い会話が始まります。「こっちは沢水だから飲んじゃダメだよ」と教えてくれました。たいへん汗をかきますので、それを聞かなかったら飲んでいたかもしれません^^;

ただ、見上げたら飲まないように看板がありました^^;
温泉は飲んできましたが、苦味と塩味があり金気臭を感じるお湯でした。


休憩室に手書きの分析書が貼ってあります。
昭和51年12月の分析書です。
それによると、こちらの源泉（151-003）は泉温54℃、湧出量は450ﾘｯﾄﾙ/分（掘削による自噴）。
pH7.3、蒸発残留物7.322g/kg、成分総計は7.686g/kgです。
泉質は含石膏・食塩−芒硝泉。
加水の表示をしている額に保健所シールあり。


そして、平成20年12月の新しい分析書も掲示されていました。そちらによれば、源泉名「越川温泉」。
泉温50.9℃、湧出量記載なし（※）（自噴）。
pH7.0、蒸発残留物7.094g/kg、成分総計7.224g/kg。
泉質は含石膏-食塩泉です。
塩素イオンの割合が少し高くなったため泉質名が変わりましたが、他はほとんど変わっていないように感じます。
このお湯を、加水してかけ流しで使っています。
キシキシ感と金気臭を感じるほぼ透明のお湯で、入っていると汗がボタボタ。いいお湯をいただくことができました。

5年前と変わらない風情にも安心しましたが、これからも変わらないでいて欲しいと思う温泉でした。

清掃協力金は200円。
「100円玉なら2枚です」
「10円玉なら20枚です」
「1円玉なら200枚です」