+ green wing +

こちらは一般の方も入浴可能ですが、町内のお年寄りの方は100円で入浴できるため主なお客さんは町内のお年寄りの方です。以前知り合いの女性二人が行ったら、やはりお年寄りだらけでどこの誰かという視線を浴びたと言っていました^^;

訪問時は駐車場に車もなくゆったりできそうな予感です。


券売機で湯銭を払い、受付にチケットを渡します。
館内に入ると広いロビーがあり、湯上りはここで休むことができます。
奥に暖簾が見えていますので、早速脱衣場へ向かいました。


木の棚に脱衣かごのシンプルな脱衣場です。
鮮やかなオレンジ色の籠が昭和な雰囲気をさらに醸し出している気がしました。


脱衣所を抜けると、そこには広々とした浴室があります。
そして浴槽が一つ。露天風呂はありません。
扇型をした浴槽は、6-7人が入れる大きさでした。


内湯のみですが、浴室内に設けられている窓は低い位置にあり、お湯に浸かると空を見るのにちょうど良い高さになっています。そのためか内湯のみでもあまり気になりませんでした。

脱衣場に掲示されている平成21年1月の分析書によりますと、こちらの温泉（479-003）は源泉名「上里2号源泉」。
泉温30.7℃、湧出量は毎分160リットル（掘削自噴）。
pH3.7、蒸発残留物0.092g/kg、成分総計0.121g/kg。
泉質は単純温泉です。
湯使いは加温あり・循環ろ過あり・殺菌あり。

ちなみに、以前掲示されていた分析書によると泉温31.2℃、湧出量は360ﾘｯﾄﾙ/分（掘削自噴）。pH3.8、蒸発残留物0.072g/kg、成分総計0.105g/kg。単純温泉となっていました。
また、そのうち男子浴場には16ﾘｯﾄﾙ使用との表示がありました。

加水はしていないようですが、浸かると弱いキシキシ感があり、同じ源泉を使用している隣の俄虫温泉旅館と同じような浴感です。成分量が少ないおかげであがってからもさっぱりしていて、長湯向きのお湯だと思いました。
また、以前は薬品臭が結構していましたが、ほとんど気になりませんでした。

初めて立ち寄った時のことですが、一応湯口から出るお湯を手ですくって臭いを嗅いでいたら、一緒に入っていた年配の方が「そのお湯は飲めないよ」と言ってくださいました。
塩素入りの循環湯でも「温泉は体にいい」と飲んでしまう人がいる場合もあるようですので、ここを普段利用している方がきちんとお湯の状況を理解していることが分かって安心した記憶があります。

入浴料は380円です。