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まずは、小野寺淳子著「新　北海道の民営温泉」(北海道新聞社)。
これは特に欲しくて探していたわけではないのですが、105円なら買ってもいいかと思い(失礼^^;)

北海道の民営の温泉宿130軒が6つの特徴別に分類されて載っています。
きちんとその場に出向き取材して書いているのが伝わる文章で、読んでいて好感が持てました。
(温泉に限らず、一部のガイドや雑誌類での紹介は施設側に文章も写真もすべて準備してもらい、それをただ載せることが多いですから・・説得力がありません)
2001年発行で比較的新しい本ですが、現時点で廃業している宿が幾つもあり、後で良い温泉資料になるような気もします。


続いて、松田忠徳著「一度は泊まってみたい癒しの温泉宿」(PHP新書)。
これは昨年11月発行で、松田教授の一番新しい著書になるでしょうか。
本の最後に「温泉番付」が載っていますが、温泉ガイドではなく温泉学の本です。
実はまだ半分弱しか読んでいないんですが^^;

今まではやや気持ちに任せて書いていたような印象を受けていた松田教授の文章ですが、今回はだいぶ違います。
かなり落ち着いて書いているような・・分かりやすい文面です。
最終的に言いたいことは変わらないのでしょうけど、そこまでの持っていき方が今までと違うという印象。
結構面白いです。


最後の1冊は、美坂哲男著「諸国いで湯案内　北海道編」(山と渓谷社)。
1988年発行なので、もう20年前の本です。
定価の1割以下の値段で購入しました。
これはもう、温泉資料と言っていいかと思います。
現存している温泉宿でも、外観が違っていたり昔の混浴時代の写真だったり。
今はなき温泉も幾つも載っています。
その中から幾つかをご紹介。
(写真はクリックすると多少大きくなります)


今では利用不可のこの温泉・・写真右下のサイロもまだ新しい雰囲気です。


これがどこにあったのか、4年ぶりに行って確かめてみたいです。


これは道南の、今では公園になっている温泉。
当時は今の半分の間隔だったようですね。

写真の一つ一つが興味深く、読んでいて非常に楽しい。
コストパフォーマンスはかなりのものです(笑)
これはまだアマゾンで中古で買えますので、興味のある方はどうぞ。
温泉ガイドもいろんな時代のものがあると、比べることができて楽しいです。

以上、今年に入ってから買った本の中からの3冊でした。