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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
宗谷パレス
- 2015/02/09 (Mon)
- 温泉紹介-宗谷 |
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車を降りてフロントへ向かいましたが、フロントには誰もいません。
フロントの横に大きなすり鉢があり、誰もいない時は湯銭をそこへ入れます。
一瞬のどかだなと思いましたが・・すり鉢に監視カメラありという旨が貼ってあり、実はそれほどのどかではありませんでした(^_^;)
ロビーの柱にはレバンガ北海道のメンバーのサインやメッセージが直接書かれており、それを見ながら浴室のある3階へ向かいました。
3階に着くと、まず目に入ったのが露天風呂の出入り口。
屋上に出た正面奥に浴槽がありますが、ここは期間限定。
残念ながら冬期間は閉鎖されています。
建物の3階は部分は、休憩スペースと浴室のみ。
休憩所は湯上りにゆっくり一息つくのにちょうど良い広さです。
早速脱衣場へ入りました。
木製の棚だけのシンプルな造りですが、この昭和な造りが嬉しいです。清潔感も十分。
こちらが浴室です。洗い場は4か所。
小さな湯殿ですが、ずっと貸切状態だったのでのびのび使わせて頂きました。
浴槽は4-5人浸かれるくらいの大きさです。浴槽内で温度は41.2℃。
脱衣場の表示の通り、お湯は循環ろ過されていました。
脱衣場に掲示されている平成16年7月の分析書によりますと、こちらの温泉(303-001)は源泉名の項なし(同じ源泉を使用する童夢では「稚内ノシャップ温泉1号」となっています)。
泉温42.6℃(加水後、加温)、湧出量※。
pH7.9、蒸発残留物3.421g/kg、成分総計4.209g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。
泉温の項に書かれているように、これは加水・加温した後の分析書です。
ただし分析書の日付は平成16年の古いもので、かつ利用施設が童夢になっていますので、この分析書通りのお湯とは考えにくいと思いました。
そして童夢には源泉の分析書と、加水・加温後の最新の分析書が掲示されています。
童夢に掲示されている平成21年12月の源泉の分析書によりますと、
泉温32.6℃、湧出量※(自噴)。
pH7.5、蒸発残留物20.32g/kg、成分総計24.39g/kg。
泉質は含重曹-強食塩泉です。
さらに、童夢に掲示されている平成26年5月の加水・加温後の分析書によりますと、
泉温38.4℃、湧出量※(自噴)。
pH8.2、蒸発残留物5.284g/kg、成分総計6.020g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。
余白には「加水比(源泉:水)≒1:3 源泉に加水後スケール防止剤添加」と書かれていました。
療養泉として十分に認められる量ではありますが、当然ながら成分量はだいぶ減り、液性もアルカリ側に変化しています。
上記の分析結果と全く同じとは言えませんが、現状ではそちらに近いかもしれません。
湯使いは加水あり・加温あり・循環ろ過あり・殺菌あり。
数値的な面はさておき、このほぼ無色透明のお湯に実際に浸かると、意外なほどヌルツル感があり、さらにたくさんの泡付きもあって予想していた以上に浴感の良いお湯でした。
この日は童夢からのはしご湯でしたが、湯使いは一緒でも入浴客の数が全く違いますので、こちらの方がお湯の状態が良かったのかもしれません。
機会があれば、露天風呂が稼働している時に利尻富士を見ながら入りたいと思いました。
入浴料は300円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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