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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
熊本屋旅館
- 2014/12/22 (Mon)
- 温泉紹介-宗谷 |
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小さな雪だるまに出迎えられて、中へお邪魔します。
小さな宿でも素泊まりの場合はチェックイン時に精算することがよくありますが、こちらは違っていて、逆にそれが新鮮でした。
早速案内を受けて、2階の奥のお部屋へ。
廊下の昭和な雰囲気に、ホッとした気持ちになりました。
こちらが宿泊したお部屋です。
布団はこの状態で既に敷いてあり、すぐに横になれます。毛布の柄や布団の重さも懐かしい感じでした。
暖房はあらかじめ入っていて、暖かく過ごせます。
部屋には液晶テレビ、お茶セット、鏡台などがありました。冷蔵庫はありませんが、飲み物は窓際に置いておくだけで十分冷えます。
洗面台、トイレは共同です。
この日は夕飯を宿から歩いて行ける距離にある食堂で…と計画していましたが、なぜかお休み。そのため地元のスーパーをまわって夕飯を調達し、一軒日帰り入浴して宿に戻りました。
食事した後は温泉の時間です。
部屋に案内がありましたが、宿の温泉を利用できるのは15時から0時まで。朝はシャワーのみ利用可能です。
浴室は男女別。早速お邪魔しました。
脱衣場に入ると、新しさを感じる綺麗な雰囲気と、この規模の宿にしては余裕があるスペースに少し驚きました。
ロッカーはなく木の棚と脱衣カゴ。
洗面台にはドライヤー等もありました。
脱衣場だけでなく、浴室も予想以上に広くてきれいでした。
カランは両側に2つずつ、計4カ所。シャンプー等も備え付けあり。
浴槽は3,4人入れる大きさの、家庭用のバスタブを大きくしたようなものです。
バスタブの色が白いのでお湯の色がよく分かります。
脱衣場に掲示されている平成19年12月の分析書によりますと、こちらの温泉(317-001)は源泉名「はまとんべつ温泉」。
泉温45.8℃、湧出量は毎分130リットル(動力揚湯)。
pH8.2、蒸発残留物7.144g/kg、成分総計7.447g/kg。
泉質は含重曹-食塩泉です。
湯使いは加温あり・循環ろ過あり・殺菌あり。
こちらも湯元は「ウイング」で、先に記事にした滝の湯と基本的には同じ浴感です。黄色透明で、浸かればヌルヌル感あり。薬品臭とは違う独特の香りがあり、身体はよく温まります。こちらも運び湯だと思いますが、入浴者が少ないためか循環ろ過していても十分楽しめるお湯でした。
時間が少し遅かったためか浴室は貸切状態。
のんびりお湯に浸かることができました。
後から気付いたのですが、ウイングと滝の湯は平成25年の分析書を掲示していますが、なぜかこちらだけ平成19年の分析書になっています。変化が分かって興味深いのですが、なぜ10年経つ前に再分析したのか不思議に思いました。
日帰り入浴はなく、宿泊料は素泊まり3825円から(税込)。
道北が今シーズン初めての豪雪に見舞われたタイミングでしたが、チェックアウトして外に出ると車の雪が落としてあり、ワイパーも立ててありました。
そんなさりげない対応が嬉しかったです。
浜頓別には他にも1軒温泉付きのホテルがありますが、夜に見かけた宿泊施設はどこも工事関係者で混んでいる印象でした。観光客が動かない時期にこれだけ宿泊客がいるのは意外でした。こちらの宿も、前日に電話予約で部屋を確保できましたが、駐車場に車がびっしり。
それでも、懐かしさを感じるお部屋ときれいな浴室でゆっくりさせて頂きました。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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この記事へのコメント
無題
どんな湯宿か気になっていましたので、興味深く拝見させていただきました。
商人宿という感じはイメージ通りですが、意外にお湯が面白そうでサプライズでした!
次は旅館宇喜世の潜入レポートに期待します(笑顔)
陰ながらご活躍を応援しております。良いお年を。
Re:無題
私もご無沙汰しています^^;
こちらの宿、HPもなくて私も気になっていましたが、観光客の利用も歓迎していて気兼ねなく泊まることができました。使う総額は変わらなくても町のいろいろな場所でお金を使いたいというのが今年の隠れたテーマでしたので、ここも素泊まりにしましたが・・・結果的に食事も付ければ良かったと思っています^^;
実は日高方面で今月3軒日帰り入浴してきましたが、あのエリアは旅館宇喜世、宿泊者専用浴室はかけ流しらしいホテル四季の風、どう見ても温泉っぽい北上荘と宿泊したい宿があって個人的には熱い地域で来年こそは、と思っています。
いっちさんには今年もいろいろとお世話になり、本当にありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください!