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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
温泉旅館つかだ
- 2014/12/19 (Fri)
- 温泉紹介-渡島 |
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宿を訪ねると、早速女将さんが出て来られてお部屋に案内して下さいました。客室は2階にあります。
客室は2階の一番奥の部屋でした。
こちらが宿泊したお部屋です。部屋は既に暖めてあり、布団も敷いてあります。お部屋にはお茶セット、鏡台、液晶テレビがあり、洗面台とトイレは共同で使用。冷蔵庫はありません。
この日は一度宿に入った後も数軒温泉に立ち寄る予定で出かけましたが、結局温泉には入らず、知人に声を掛けられて一緒に食事をして宿に戻ってきました。
湯の川電停に近い宿から歩いて行ける距離に、豚串を置かない正統派焼き鳥店「とり辰」、そして1杯650円でカクテルが飲める「Barかなざわ」があり、この日はこちらの2軒で過ごしました。
たまにはこんな過ごし方も良いものです♪
宿に戻ってから、こちらの宿の浴室へ。
家庭のお風呂より少し広い、こぢんまりとした脱衣場です。
利用できるお風呂はこの浴室1つのみ。
お客さん同士で調整しながら貸切で使用できるようです。宿泊時は夜と翌日の朝に入りましたが、他のお客さんが少なかったのか誰にも会うことはありませんでした。
楽しみにしつつ、浴室のドアを開けます。
そこには家族風呂サイズの小さな湯船が待っていました。
洗い場は1ヵ所だけです。
温度が高いためでしょう・・湯口には木の栓がしてあり、湯量が調節されています。
それでも湯船の底まで綺麗に見えるのは新鮮なお湯の証し。
温度は湯船の中で41.8℃。冷えた体に沁みる暖かさでした。
使い込まれた湯船には、控えめに成分が堆積しています。
お湯の名残は湯口にも見られました。
肩まで浸かると湯船からお湯が溢れ、キシキシ感を感じます。ほのかながら翌日まで肌に残る土類系の香りがあり、よく温まるお湯です。
なにより小さな湯船とはいえ、貸切でお湯を頂けるのは格別。
古い浴室ながら清潔感も十分です。
脱衣場に掲示されている平成21年12月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「湯川温泉(湯川1丁目A号井~F号井源泉混合)」。備考欄には湯川1丁目A/B/C/D/Fの5本の源泉の混合である旨が記載されています。
泉温64.5℃、湧出量は毎分673リットル(動力揚湯・混合)。
pH7.2、蒸発残留物8.747g/kg、成分総計8.998g/kg。
泉質は含塩化土類-食塩泉です。
湯使いの表示はありません。お客さんがシャワーから加水する場合はあると思いますが、このお湯をそのままかけ流しで使用していると思われます。
湯船の横の壁に小さな穴が開いており、お湯はそこから静かにオーバーフローしています。穴の先には昔使っていたであろうもう一つの浴室がありました。
朝も温泉に浸かり、部屋へ戻る途中で食堂発見。
もう朝食が終わった後でしたが、予定外に朝ゆっくりしたので次の機会があれば朝食付きにしたいと思いました。
日帰り入浴はなく、宿泊は素泊まり3000円から。
大ホテルが並び、小さな宿が少しずつなくなったり姿を変えてゆく湯の川温泉で、これからも残っていてほしい良いお湯の宿でした。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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