+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
定山渓グランドホテル瑞苑
- 2014/01/16 (Thu)
- 温泉紹介-石狩 |
- CM(1) |
- Edit |
- ▲Top
フロントで湯銭を払い、浴室へ向かいます。
男湯はここから階段を降りたところにある1階の「祈りの湯」でした。時間によって男女が入れ替わるので、宿泊者は両方の湯殿に入れるようです。
階段を降りて廊下を進むと、広い脱衣場があります。
廊下を折り返したところが脱衣スペースです。
浴室への出入口が見えていますが、この出入口の位置も改装時に変更になったようです。
脱衣スペースとは別に、奥の方には非常にゆとりのあるドレッサースペースや、休憩スペースがあります。
脱衣場だけでも大変広く驚きました。
そして、浴室に入ってさらに驚きました。
視界に入りきらないくらいの非常に大きな湯船です。
湯気があるため、向こうの端まで見えません・・30人40人入っても余裕がありそうな、実に巨大な湯船です。
向こう側まで行ってみると、端に仕切られたぬる湯の湯船が1つあります。この仕切られた部分だけで10人ほど入れそうです。
さらに奥には「江戸蒸風呂」というサウナの入口がありました。
湯船の一番端にある湯口です。この湯口の付近は50℃以上になっていて、湯船の中は41.5℃。
見える湯口はこれだけですが、よく見ると湯船に入る段差の下のあまり視界に入らない部分に何か所もパイプがあり、そこからもお湯が出ていました。それで多少の温度差はあるものの、この広い湯船のほとんどの場所でほぼ同じ温度となっています。
湯船とは反対側の壁に洗い場が並んでいます。湯殿の大きさの割に洗い場の数は少ないですが、その分ゆったりしたスペースになっています。
その洗い場の端の方には階段がありました。
早速階段を降りてみましょう。
すると、階段を降りた先にも洗い場があります。こちらの「祈りの湯」は2階建ての構造になっていました。
照明を落とした落ち着いた雰囲気の浴室で、このフロアにも湯船やサウナがあります。
ここでまず目に入ったのは、スポットライトに照らされ、赤いタイルが印象的な美しい湯船でした。
湯口からはごくわずかにお湯が出ており、湯量がほとんどないため温度が低く、湯船の中で36.5℃。
このぬるめの湯船がたいへん気持ちよかったです。
さて、その湯船の向こうにはドアがあり・・そのドアの向こうには露天風呂がありました。
湯気で見にくいですが・・床も壁も木に囲まれた、こちらも落ち着いた雰囲気の露天風呂です。
反対側から見るとこのような感じ。
こちらも湯船は広く、20人ほど入れそうです。
「露天風呂」となっていますが、外と繋がっているのはこの部分だけです。外気は十分に入りますが、半露天といった造りでした。
こちらが露天の湯口ですが、近づいただけでかなりの熱気を感じました。湯口のお湯を測ると73.1℃。源泉温度が75.5℃ですから、源泉そのままのお湯でしょう。湯船の中は41.2℃です。
脱衣場に掲示されている平成16年12月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「定山渓温泉(浜野1号泉)」。
泉温75.5℃、湧出量は記載なし(自然湧出)。
pH7.3、ラドン0.053マッヘ単位/kg。
蒸発残留物3.070g/kg、成分総計3.278g/kg。
泉質は食塩泉です。
湯使いについて掲示されているのは「源泉かけ流し」という点のみです。実際にお湯はかけ流されていて、循環濾過・殺菌している様子は見受けられませんでした。
湯口の周りは茶色くなっていますが、お湯は無色透明。ツルキシ感があり、じわじわと身体が温まるお湯でした。
一番長く入っていたのは源泉がそのまま注がれるこの露天風呂です。浅い部分が広いため、ここで半身浴も可能。
思いがけず温冷交互浴が楽しめたのも嬉しいポイントで、ほとんどの時間を、露天とぬる湯を行ったり来たりしながら、気持ち良くお湯を楽しむことができました。
立ち寄り時はチェックインが始まる前の時間だったため、どの湯船でも1人だけで入れる時間がありました。小さな湯殿に入る機会が多いため、この広い湯殿は逆に新鮮で、印象に残っています。
帰り際にチェックインの様子を見て大きな宿ならではの大変さも感じましたが、立ち寄り湯としては大きな宿ならではのスケールを十分味わうことができたと感じています。
入浴料は1000円です。
PR
プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
+ お知らせ +
※ブログ移転&前PCのHDDクラッシュに伴い、過去の記事の画像がない状態が続いております。随時大きなサイズで画像を記事に戻しておりますので、ご容赦ください。
※当コンテンツの無断転載を禁止いたします。画像を使用する場合は管理人にお申し出下さい。
※コメントは承認制となっております。
※ブログ移転&前PCのHDDクラッシュに伴い、過去の記事の画像がない状態が続いております。随時大きなサイズで画像を記事に戻しておりますので、ご容赦ください。
※当コンテンツの無断転載を禁止いたします。画像を使用する場合は管理人にお申し出下さい。
※コメントは承認制となっております。
ブログ内検索
最新コメント
[04/29 とまチョップ]
[11/24 日本一小さい市]
[10/22 くまごろう]
[06/28 いわ]
[06/24 ぴかリン]
この記事へのコメント
行ってきます
客室がリニューアルされたようなので結構楽しみです。
定山渓グランドホテル瑞苑、いろいろと最近頑張っているな~て感じます。
↑偉そうに・・^^;
宿泊プランもそうですが、浴場その他がかなりあちこちと改装されて新しくなりました。
昔の古いのが「温泉!」て感じもしますが、今はこの方が一般ウケが良いかも・・^^;
浴槽はどちらの浴場も広いですよね。
広い浴槽でちょっと仕事の疲れを癒してきたいと思います。
Re:
あら、今週宿泊なさるんですか〜結構手頃な宿泊料ですし、口コミでの評価はばらけてますが、それも個人の好みの範囲内で概ね良いので私も行ってみたいと思っていました。
同じく偉そうですが(笑)、記事を書きながら公式HPを見ていて私も頑張ってるなと感じましたよ。浴室から客室までハードにこれだけお金をかけてるのはすごいと思います。
ちょうど最新の北海道ライカーズの記事(http://www.hokkaidolikers.com/articles/1823)に定山渓の若手4名の短いインタビューが載ってましたが、その中に浜野氏も入ってますね。
大きな宿は悪だ…みたいな論調の方も稀にいますが、大きな宿には大きな宿の良さや役割があるわけで、これからも頑張って欲しいと思っています。
今週、どうぞゆっくり楽しまれてください(^^)