+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
湯の花温泉
北海道深川市。
「いい旅」によれば、湯の花温泉は20年以上前に倒産。
所有者が二転三転し、途中火災に遭い、営業の見込みなし。
そこを新しい湯守が1人で建て直そうとしている・・
そんな記事が99年8月の情報として載っています。
その後どうなったのか・・
深川に行ったので、探検してきました。
車で温泉方面へ進んで行くと、小さなコテージ群が見えてきます。
それが湯の花温泉でした。
でも、やはり営業している気配はありません。
雑草が生い茂り、廃材もたくさん。
周りにはとにかくいろんな物が置いてあります。
で・・ふと見ると建物の横に誰かいます・・
もしかしたら何か分かるかもしれないと思い話しかけました。
話しかけてみると、その方はここの湯守の方でした。
ここを建て直し始めた当時は、「いい旅」だけではなく、新聞等にも記事が載ったとの事。
ただ、いつ営業するか決まっていないからということで、テレビの取材は断ったそうです。
その後しばらくして、資金的な問題で工事が途中で中断。
ボイラー等の設備も新しくしたものの、未だ完成しておらず、営業再開のめどは立っていないとの事でした。
その後、お願いして中を見せていただきました。
白いタイルに日光がよく入る、明るい浴室です。
壁には結構きれいな絵。
男女とも同じような浴室でした。
浴室は以前の火事の際に残ったそうですが、建物そのものは自分で建て直したそうです。
この湯船を見ていると、今すぐにでも入れそうな・・何だかもったいない気がしました。
この建物だけでなく、コテージや管理棟のログハウスも、1人で建てたにしてはよく出来ています。
それだけに、余計に惜しい気がしました。
廊下には、平成10年の分析書も掲示されています。
それによれば、泉温4.4℃、pH6.19、自然湧出の冷鉱泉です。
成分総計は0.120g/kg。
成分としては、メタ硅酸が51.6mg、炭酸水素イオンが37.3mg、あとはほとんど目立つ成分がありません。
・・ほとんど普通の地下水みたいなものでしょうか?^^;
で、源泉はここには繋がっていないとの事でした。
少しでも水が通ってしまうと、水を抜くのが大変だそうです。
たまにここを訪れる方がいたり、地元の方にも早く営業してくれと言われているそうですが、状況はだいぶ厳しい模様。
お話から、だいぶ苦労されているのが分かりました。
それでもにこやかにお話してくださいました。
帰り際に、「ここのお湯はどこから湧いてるんですか?」と聞いた私。
道路の向かい側の川原で沸いているとの事。
・・・行ってみるしかないでしょ(笑)
確かに近くには小さな川が流れ、橋がありました。
そこにトラクターの通った跡があったので、川沿いに歩いてみます。
ちょっと進むと・・おっ
パイプ発見。
でも、水などは全く出ていませんでした。
近くの草むらの中に続いているようでしたが、軽装だったため藪には入らず。
でも、川原って言ってたよな・・
このパイプは、「川原」にあるとは言い難い。
そう思って川の方を見ると、簡単に降りられそうです。
しかも浅くて、普通に歩いていけそう。
ささっと降りて、10mも進んだでしょうか。
「これは間違いない^^」
そう思える太いパイプが川の中にありました。
そして、その途切れたパイプの先には・・
ここで繋がっていたんですね。
何だか妙に嬉しくなってきました(笑)
いつかここが営業再開する日が来るのでしょうか。
その時には是非入りに来たいと思いますが・・
この立派な煙突から湯煙が出るのを楽しみに、ここをあとにしました。
(誰か助けてあげて・・ 笑)
それが湯の花温泉でした。
でも、やはり営業している気配はありません。
雑草が生い茂り、廃材もたくさん。
周りにはとにかくいろんな物が置いてあります。
で・・ふと見ると建物の横に誰かいます・・
もしかしたら何か分かるかもしれないと思い話しかけました。
話しかけてみると、その方はここの湯守の方でした。
ここを建て直し始めた当時は、「いい旅」だけではなく、新聞等にも記事が載ったとの事。
ただ、いつ営業するか決まっていないからということで、テレビの取材は断ったそうです。
その後しばらくして、資金的な問題で工事が途中で中断。
ボイラー等の設備も新しくしたものの、未だ完成しておらず、営業再開のめどは立っていないとの事でした。
その後、お願いして中を見せていただきました。
白いタイルに日光がよく入る、明るい浴室です。
壁には結構きれいな絵。
男女とも同じような浴室でした。
浴室は以前の火事の際に残ったそうですが、建物そのものは自分で建て直したそうです。
この湯船を見ていると、今すぐにでも入れそうな・・何だかもったいない気がしました。
この建物だけでなく、コテージや管理棟のログハウスも、1人で建てたにしてはよく出来ています。
それだけに、余計に惜しい気がしました。
廊下には、平成10年の分析書も掲示されています。
それによれば、泉温4.4℃、pH6.19、自然湧出の冷鉱泉です。
成分総計は0.120g/kg。
成分としては、メタ硅酸が51.6mg、炭酸水素イオンが37.3mg、あとはほとんど目立つ成分がありません。
・・ほとんど普通の地下水みたいなものでしょうか?^^;
で、源泉はここには繋がっていないとの事でした。
少しでも水が通ってしまうと、水を抜くのが大変だそうです。
たまにここを訪れる方がいたり、地元の方にも早く営業してくれと言われているそうですが、状況はだいぶ厳しい模様。
お話から、だいぶ苦労されているのが分かりました。
それでもにこやかにお話してくださいました。
帰り際に、「ここのお湯はどこから湧いてるんですか?」と聞いた私。
道路の向かい側の川原で沸いているとの事。
・・・行ってみるしかないでしょ(笑)
確かに近くには小さな川が流れ、橋がありました。
そこにトラクターの通った跡があったので、川沿いに歩いてみます。
ちょっと進むと・・おっ
パイプ発見。
でも、水などは全く出ていませんでした。
近くの草むらの中に続いているようでしたが、軽装だったため藪には入らず。
でも、川原って言ってたよな・・
このパイプは、「川原」にあるとは言い難い。
そう思って川の方を見ると、簡単に降りられそうです。
しかも浅くて、普通に歩いていけそう。
ささっと降りて、10mも進んだでしょうか。
「これは間違いない^^」
そう思える太いパイプが川の中にありました。
そして、その途切れたパイプの先には・・
ここで繋がっていたんですね。
何だか妙に嬉しくなってきました(笑)
いつかここが営業再開する日が来るのでしょうか。
その時には是非入りに来たいと思いますが・・
この立派な煙突から湯煙が出るのを楽しみに、ここをあとにしました。
(誰か助けてあげて・・ 笑)
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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※ブログ移転&前PCのHDDクラッシュに伴い、過去の記事の画像がない状態が続いております。随時大きなサイズで画像を記事に戻しておりますので、ご容赦ください。
※当コンテンツの無断転載を禁止いたします。画像を使用する場合は管理人にお申し出下さい。
※コメントは承認制となっております。
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無題
実は僕も温泉に興味があり、道内のいたるところに出向いてる浮浪者でして、今現在もうろうろとふらつき回っております。もっぱら宿は愛車のエスティマですが…。
かなり温泉巡りされてるようで、尊敬です。
実は深川の湯の花について調べておりました。値段と効能次第で入ってやろうと思ってましたが、なるほど…。非常にためになりました。ありがとうございます。
まだまだ温泉巡りはひよっこな者なので、今後も参考にさせて頂きます。
では失礼致します。
無題
続けてコメントありがとうございます〜。
道産子林道通さんも温泉巡りをされていたんですね。
実は深川市の湯の花温泉、検索で来られる方が意外に多いんですが、参考にしていただけたら嬉しいです。
エスティマですと、車中泊もしやすいですね^^
私は運転席がリクライニングしない軽なので、体が痛くなります(笑)
私も温泉巡りを始めてまだ数年しか経っていませんし、自己満足の記録なので読み手に優しくないこともあるかと思いますが、気が向きましたらまたお立ち寄りください^^
無題
やっぱ皆さん気になりますよね湯の花温泉。未だに地図にも載ってますしね。
ただ僕の場合、やっていても入るかどうか‥‥。基本、野湯やちょっと古い浴場は苦手な小心者で、幌加温泉すら浴場を見て断念するほどでして‥。温泉巡りをしてると言いながらも温泉通にはなれないわけで‥。
そんな奴がここにコメントして良いものか、しかも長文で。ほんと申し訳ないです。
無題
レスが遅れてすみません^^;
温泉好きといっても、それぞれ得意なジャンルがありまして…私も基本的には施設系の方が良くて、野湯探索は宝探し的な感覚だったりします^^;
なので、全然お気になさらなくて結構です^^
私も行けるところが限られているので、良い温泉などがあれば気軽に書き込んでくださいね。
それでは〜。