+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
万字温泉
北海道岩見沢市(旧栗沢町)。
近くまで行ったので、様子を見に行ってみました。
やっぱり駄目でした^^;
宿の前の広場はまだ大丈夫ですが、宿の周りは草ぼうぼうです。
近寄り難い雰囲気を出しています。
立ち寄ったのが夕方だったので、さらに怪しい雰囲気でした^^;
ここに立ち寄ったのは2004年8月15日。
まだ私がテキストで日記を書いていた頃のこと。
いろんな意味で楽しい温泉でしたね。
以下の文章は当時書いた日記からの抜粋です(手抜き?w)。
まず目に飛び込んできたのがこの大広間。
ステージには大漁旗、カラオケセット、ミラーボール(笑)
休憩室と食堂を兼ねていて、見える「鴨鍋」の張り紙。
なぜここで鴨鍋・・?(笑)
しかも、何家族かで来ていた先客、鴨鍋で一杯やってました。
かなりいい匂い・・。
ここの主人が、「あがったらここでゆっくりしていって下さいね」と言ってくれたのも印象的でした。
ここの温泉は、湯船にリンゴが浮いています。たくさん。
思わず遊んじゃいます。
しかも、浴室内にクイズが。「漢字を読めたらカウンターへ」・・難しい。。
1時間ほどのんびりお湯に浸かって、例の大広間へ。
水分を補給しながら、ここでものんびり。
ここの主人が来たので、大広間に貼ってあった分析表、「撮ってもいいですか?」と聞いてみました。快諾してくれたのですが、一端出ていった後また戻ってきて「最近温泉の事がニュースになってるけど、うちは水道が来てないから、シャワーの方も温泉を使ってるんだよね」と。
シャワーまで温泉だったとは・・なぜか得した気分(笑) ご主人もいい感じ。
そして、時間も時間だったので、私もここで食べていくことにしました。
頼んだのは・・写真の鴨ラーメン(笑)
醤油ラーメンに鴨肉スライスが3枚乗っかって、600円。
意外とリーズナブル。しかも、鴨の肉から味が出ているんでしょう、独特の旨味があって美味しかったです。
見た目は典型的なラーメンですね(笑)
鴨肉は初めて食べましたが、特にくせもなく、肉でした(笑)
鶏肉などと比べると、ちょっと固さがあるかな?
いい経験ができました。万字温泉恐るべし。
<当時の記憶が蘇ります。
宿の中には、娯楽センターだった頃のレトロな物や、たくさんの本があったように記憶しています。
ちなみにこの年は、白骨温泉の温泉偽装問題が大々的に報道されました>
相当のんびりでき、なかなかいい気分で建物を出たのですが・・先ほどの主人が出てきました。
そして、私に「あの車・・・」「あ、緑の軽ですか? 私のですけど・・」というやりとり。
話を聞くと、客が切れた合間に駐車場に来た主人が、私の車を見て「おっ!」と思ったらしいのです。
そして、来ている客の中から、たぶん私が乗ってる車だろうと推測していたようで、私が帰るのを見て追いかけてきて話しかけてくれました。
冷静に会話しているようで、心の中は親バカ状態になってました(笑)
主人は「小さくてお洒落で珍しい、外車と間違う車」だと言ってくれました〜。
温泉と車が繋いでゆく人と人。
帰り際に「また遊びにおいで」と言ってくれた主人に暖かいものを感じて帰ってきました。
以前は炭鉱の娯楽センターだったこの場所。また遊びに行きますよ。
いいお湯、人、鄙びた建物。文句なし。
当時の分析書を見ると、ここは泉温16℃、pH7.8の単純硫化水素泉。
成分総計は1218.8mg。
この辺りで湧く温泉はだいたい似てますね。
そんな経験をしたこの場所には、もう誰もいません。
ということで、懐かしさと寂しさを感じた万字温泉でした。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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