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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
月形温泉ゆりかご
- 2014/05/30 (Fri)
- 温泉紹介-空知 |
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北海道月形町。
昭和62年にオープン、平成10年に改装されたホテル併設の温泉施設です。周辺には皆楽公園・パークゴルフ場・野球場・アリーナなどもあり、大相撲の伊勢ヶ濱部屋の合宿所としても利用されているようで、館内には日馬富士の写真などが掲示されていました。
「ゆりかご」は隣の建物になりますが、日帰り入浴の受付は写真のホテル部分のフロントで行っています。
券売機で湯銭を払い、中へ進みます。
ホテルから廊下を進み「ゆりかご」内に入ると、売店や休憩スペース、脱衣場の入口がありました。
脱衣カゴがメインの、広い脱衣場です。
浴室に入ると右側に大きな浴槽があり、左側には壁越しに洗い場が並びます。温泉ではない掛け湯やサウナもありました。
ちょっと驚いたのは、洗い場の奥に「毛染コーナー」があることです。ほとんどの施設で毛染めは禁止されていますし、している方も見たことがありませんが、ここでは堂々と毛染めが可能です。
さて、浴槽ですが…全体では大きな1つの浴槽ですが、3つのエリアに分かれている面白い造りになっていました。
浴槽の手前側はぬる湯。浴槽内で40.9℃です。
ここは5-6人が入れそうな大きさで、腐植質のような湯の花が舞っていました。
その隣の広いエリアはぬる湯とあつ湯の中間部分で、奥の弧を描いている壁沿いに控えめなジェットがあります。
ここでは湯の花は見られません。
そして奥の部分があつ湯です。
浴槽の上に湯口がありますが、浴槽内の壁沿いにも数箇所お湯が出ているところがあり、このエリアは温度が41.5℃ありました。
ぬる湯の部分に一部仕切りがありますが、他にはっきりと仕切られている部分がないため、浴槽を出なくても3つのエリアを歩いて移動することができます。
それなのにあつ湯からぬる湯の方に歩いて行くとだんだんお湯がぬるくなるのが分かって、何だか面白い感覚でした。
こちらが露天風呂です。
壁に囲まれていて景色は見えませんが、浴槽以外のスペースに十分余裕があるのでそれほど囲まれ感はありませんでした。
循環していますが、露天のお湯は内湯よりも濃い色に見え、湯の花も多く舞っています。
脱衣場に掲示されていたのは一部省略された分析書でしたが、帰り際にパンフレットを頂こうと思って見ると、フロントに分析書のコピーが持ち帰られるように置いてありました。
その平成19年6月の分析書によりますと、こちらの温泉(404-001)は源泉名「月形温泉(月形1号井)」。
泉温35.6℃、湧出量※(動力揚湯)。
(但し、手書きで426ℓ/minと書き足されています)
pH7.9、蒸発残留物6.614g/kg、成分総計6.855g/kg。
泉質は含塩化土類-食塩泉です。
湯使いは加水なし、加温あり、循環濾過あり、殺菌あり。
ぬる湯とジェットの境目や露天風呂で、吸込み口を確認しました。
薬品臭は露天風呂が最も強く、内湯の方が控えめで、特にあつ湯の湯口から出るお湯からは薬品臭を感じませんでした。
柔らかくしっとりした印象のする黄色透明のお湯で、ツルキシ感も感じます。薬品臭のしないあつ湯の湯口付近でしばらく入っていましたが、予想以上に浴感は良かったです。湯量に恵まれているようなので源泉の水風呂があると良いのにと思いましたが、ゆっくり浸かることができて満足でした。
偶数日と奇数日で浴室が入れ替わりますが、造りが異なるようなのでまた立ち寄ってみたいと思っています。レストランでは「監獄セット」ほか平日500円ランチをやっているのも魅力的。
さらに宿泊者専用浴室もあり、興味津々です。
入浴料は500円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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