+ green wing +

このあけぼの湯も見る限り古くから営業している銭湯のようで、中は大変鄙びてきています。
男湯のドアをくぐると番台あり。
番台で湯銭を払い、中へ入ります。


下駄箱はこのような古いもの。
ロッカーのようなものはなく、プラスチック製の脱衣カゴを使用します。
脱衣所中央には、脱衣カゴを収める背の高い棚がありました。


さらに、ここにも昔のアンマ器と体重計があります。
アンマ器の上に張り紙があります。
「アンマ器　中段までしか下がりません」
え・・・使えるの？！
動作チェックしてあるところが凄いです(笑)
(コンセントは抜かれていました)
この張り紙が一番インパクトありました^^;

さて、脱衣所から浴室へ。
すべて曇った写真になってしまったのはご勘弁を。

中は白を基調としオレンジのラインが入る実にレトロな？色合いです。

浴室の手前側(両壁と真ん中)に洗い場が集中し、奥に湯船が幾つもある造りですね。
この写真の奥に見えるのは「超音波風呂」、そしてサウナ室です。

浴室右側には主浴槽。

これが、変形のひょうたん型のような、何ともいえない形をしています。
浴槽手前は足を伸ばして座れる深さですが、それも大人1人分ほどで、ほとんどの部分が深い浴槽です。
浴槽奥には2人が座れるようになっているジェットバスがあります。
ここのジェットバスは強力です(笑)
薄い塩素臭がする、熱めの湯が注がれていました。

主浴槽の奥には「でんき風呂｣、そして水風呂。

水風呂とサウナの間に打たせ湯がありますが、ずっと前から使用できないままです。
循環湯ですから、仕方ありませんね。

ここのお湯については以前の記事に書きましたが、泉温21.8℃、pH8.5のアルカリ性単純冷鉱泉で成分総計は0.5007g/kg、主な成分はナトリウムイオンと炭酸水素イオンです。
分析書の湧出地の住所が「西区手稲山口」となっているところに時代を感じました(笑)

ここは家族風呂と同様、カランのお湯につるつる感があり、源泉を使っているものと想像できますが・・さらに

主浴槽とでんき風呂の間にこんな蛇口が。
湯船を水で埋めるための蛇口ではありません。
ここをひねると、つるつる感のある冷たい水が出てきます。
ここも源泉バルブかもしれません。
カランのお湯と、このバルブのお湯をたくさん浴びてきました・・湯船に入っているよりその時間のほうが長かったかも(笑)
浴槽のお湯そのものは加温・循環ろ過・塩素殺菌ですが、入っていると体が温まり汗がどんどん出てきます。

入浴料は銭湯料金390円。
遠くへ行けない日に私がよく使う温泉銭湯です。