+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
三富湯
- 2013/09/09 (Mon)
- 廃業・休業温泉 |
- CM(4) |
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ここに最初に訪れたきっかけは、仕事中に聞いていたラジオ番組でした。最初は普通の昔ながらの銭湯の紹介だと思っていたのですが・・途中で「冷泉を沸かして使っています」と・・えっ?!
というわけで急いで立ち寄りました。
外観は新しいのですが、館内は昭和のままの雰囲気です。
窓際には元マッサージチェア、横になるタイプの按摩器、体重計。
横になるタイプのものは使用可能で「ツボヘルサー」という名前がついていて、使用する場合、料金(50円)を番台へという旨の張り紙がありました。
こちらには分析書の掲示などはありません。
ですが・・
このような掲示があり、冷泉の使用が明記されています。
”オーバーフローシステム”という言葉が何故かツボに入りました。
脱衣所から浴室へ入ると・・
手前両側の壁際と中央に洗い場が並んでいます。
このカランの雰囲気が銭湯らしいです。洗い場は18箇所。
浴室の奥に、湯船が2つ並んでいます。段差あり。
使い込まれた感じがする色合いの湯船です。
向かって左側が「あつい湯」。3-4人入れる大きさです。
温度を測ってみると、43.8℃でした。
胸の高さまでくる程の深さがある湯船で、段差に座れなければ、立ったままか少ししゃがんだ体勢で入る格好になります。
湯口は「あつい湯」側にしかありません。
循環用の吸い込み口はなく、溢れたお湯はオーバーフローシステムにより隣の浴槽へ流れ込んでいます。
その溢れたお湯が入るのが向かって右の「ぬるい湯」。
といっても、温度は1℃も差がありませんでした。
こちらは半分が「あつい湯」と同じように深く、もう半分のスペースは浅めでコンパクトなジャグジーとジェット(1本)となっています。
浴槽内に吸い込み口があり、循環していました。
さて・・脱衣場の奥にトイレへ続く廊下がありますが、その途中(暖簾のすぐ奥)に外へ出るドアがあります。
浴室内からもドアを連続で通って行く事ができますが・・
こちらには男湯に露天風呂があります。
ただし、この露天風呂が楽しめるのは7月と8月の間のみ。
以前に立ち寄った時は入る事ができましたが、今回はその時期を逃してしまい、残念でした。
写真は駐車場から見た露天風呂です。
露天風呂の湯船は八角形をしていて、深さが40-50センチほど。
階段を数段登るため、地面からは高い位置にあります。
こちらも循環用の吸い込み口はなく、お湯は湯船の中にある塩ビのパイプから廃湯されていました。
周りが民家に囲まれていて少し恥じらいの気持ちを感じますが、よく手入れされたお庭の中で気持ち良く入れたのを覚えています。
こちらの銭湯は創業昭和2年と歴史のある銭湯で、以前は浴室中央に湯船があるタイプだったようですが、30年ほど前に現在の形へ改装されたそうです。
当初から冷泉を沸かして使っていたとのこと。
色や香りの特徴はありませんが、大変柔らかく、油断していたら湯当たりしかけてしまいました^^;
「ぬるい湯」でわずかな薬品臭を感じますが、気になるレベルではなく、のんびり浸かることができました。
事前に地図で確認していったものの非常に分かりにくく、そのためかほとんど近所の方しか来ないようで、小樽市内の銭湯の中でも穴場と言えると思います。
入浴料は420円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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この記事へのコメント
無題
銭湯、いいですよね。 しかも温泉なんて
地元 旭川では無理で、小樽&函館とかタマラナイですね。
函館は親の実家があるので、結構入ってます。 GWに小樽に行ったのですが、時間が無く趣味で集めてる、ブリキのミニストーブの職人さんの家さがして時間がつぶれました。
しかも家見つけられなかった、、、(涙)
銭湯は大好きで、中学生の頃から、チャリで
市内の銭湯巡りしてました。 旭川では、露天付きは、スーパー銭湯以外で2件有ります。 小さいながらも良いものです。
これから銭湯も大変で心配です。
無題
おはようございます〜。
返信が遅くなり失礼しました^^;
銭湯の雰囲気、いいですよね〜。
私は子供の頃にはほとんど銭湯には入ったことがなくて、温泉巡りをするようになってから銭湯の良さを知りました^^;
温泉銭湯といえば、函館ですね。
あと帯広が多いかと思います。
どちらも私はまだ半分も入っていませんが‥学生時代から身近に銭湯がある生活をしてこられたというのは羨ましいですね‥。
小樽の温泉銭湯にはやっと全部入りましたが、温泉に拘らなければ歴史のある銭湯はまだ何件もあります。
小樽でも少しずつ件数が減ってきているのは時代の流れで仕方ないのかもしれませんが、残念ですね。
銭湯料金はさらに上がるようですが、それでも原油が高くなり続けてるのに何の対策もないままでは相当厳しいでしょうね‥。
三富湯で番台の方にラジオを聞いて来た旨を話したら、わざわざ奥から女将さんがいらして、暖かく歓迎していただき、いろいろとお話しを伺うことができました。
そういう人情のようなものも銭湯の風情のひとつですが‥ずっと残っていてほしいですね。
ところで、小樽にブリキのミニストーブを作っている職人さんがいらっしゃるとは初耳でした。
どれくらいの大きさなんでしょうか‥興味深いです^^
無題
ミニストーブの件ですが、大きさは色々有りますが、大体、20×10位ですね。1/5〜1/10フィギィアです。
ストーブ本体+湯沸かし器+煙突これに
その作者によって、薪入れ、デレッキ、火箸、石炭ストーブなら、石炭入れ、スコップ
等、それからストーブの下に引いてたタイルの台も付いてるのも有りますね。
私が知ってる限りでは、函館2名、室蘭1名
小樽1名です。 皆さん商売っ気が無いのか
あまり紹介されることはないので、迷惑省みず、直接ご自宅に伺います。
帰りに何故か、新聞紙に包まれた物が、、、
まだ4台ぐらいですよ、けして安くは無いので、大変なことになりそうです。
無題
またまた遅くなりました^^;
ミニストーブの職人さんって少ないんですね^^;
今まで、メディアで取り上げられたことはほとんどないのでは‥私は初耳でした。
ストーブ本体だけでなくて、いろいろな付属品があるんですね〜。
子供の頃、私の家では薪ストーブやオガタンストーブを使ってましたから、何だか懐かしいです^^
ストーブに手が出るかは別にしても、工房にお邪魔して見てみたい気がしますね〜。