+ green wing +

フロントで湯銭を払うと、スタッフの方が丁寧に脱衣場の前まで案内して下さいました。早速中へ入ります。


落ち着いた雰囲気のコンパクトな脱衣場です。
機能的には十分で、飲料水も用意されています。先客が1人おりましたが、ちょうど入れ替わりとなり嬉しい貸切状態でした。


浴室への出入り口の所にかわいい小鬼がいましたが、これが何とも登別らしいと感じました。


こちらが内湯です。
洗い場4か所のこじんまりとした大きさで、奥に湯船。


湯船は5-6人ほど入れる大きさでした。
湯口で49.8℃、湯船で41.3℃。比較的温めのお湯です。
登別温泉のイメージ通りのお湯の色ですね。


そしてこちらが露天風呂。
こちらは3-4人でいっぱいくらいの大きさです。
周囲を壁で囲まれているため立ち上がっても景色は望めませんが、限られたスペースをうまく落ち着ける雰囲気にしている印象で、気持ちよく入ることができました。

掲示されている平成21年7月の分析書によりますと、こちらの温泉は源泉名「1号乙泉」。
泉温58.6℃、湧出量は毎分2720リットル（自然湧出）。
pH2.3、ラドン0.075マッヘ単位/kg。
蒸発残留物1.211g/kg、成分総計1.065g/kg。
泉質は酸性硫化水素泉です。
新泉名では「酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉」。
「季節により温度を下げるため加水することもございます」とのことですが、基本的にはそのままかけ流しで使用しているようです。

地獄谷から引いているお湯のようですが、浸かればしばらく肌に残る硫化水素臭があり、青みがかって見える乳白色の色のお湯は、まさに登別温泉の印象そのもの。
メタ珪酸が多く含まれているため柔らかく、きつい印象はありません。温めですが食塩の効果か身体もよく暖まり、入浴前後にすぐ水分補給できるのがありがたかったです。

こじんまりとしながら落ち着いた湯殿で、内湯と露天を行ったり来たりしながら、貸切状態でかけ流しのお湯をゆっくりと楽しむことができました。

入浴料は700円です。

余談ですが、今回は14mmの広角レンズを持つ防水コンデジを購入し、使ってみました。性能的には一昔も二昔も前の数値ですが、今までのカメラと比較にならないほど広い範囲が写るので、今後も小さな湯殿で活躍しそうです。
その分四隅がかなり歪んでいますので、その分補正して見ていただけると助かります。