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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
鹿の子荘
- 2013/11/01 (Fri)
- 廃業・休業温泉 |
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北海道置戸町。
2010年10月末で閉館した温泉宿です。
閉館する前の10月18日に立ち寄ってお湯をいただきましたが、このブログでは記事にしていませんでした。写真を整理していたら見つけましたので、ここにも残しておこうと思います。
フロントで湯銭を払いました。
来客中でお話はできず、そのまま中へ入ります。
1Fロビー。
こちらが脱衣場の入口です。
シンプルながら昭和の雰囲気が心地よい脱衣場です。
場所と季節柄、虫たちが結構いるかと思ったのですが、ほとんど目に入らず・・意外でした。
脱衣場と浴室の間に、流しがあります。
この向こうが湯殿です。
こちらが浴室です。巨大な岩が圧巻です。
それまでネットや本などで何度も目にしていましたが、実際に見ると感慨深いものです。
浴室の右側には岩の坂道。
この坂道の上に、1人用の湯船があります。
ほんのりタマゴ臭がするお湯が静かに溢れるかけ流しの湯船ですが、浸かるとざばーっと気持ちよくお湯が溢れました。
こちらが大きい方の湯船です。
10-15人ほど入れそうな大きさで、こちらもかけ流し。
この時は貸切状態でひとりで浸かっていましたが、なんとなく落ち着かないくらいに広々としていました。
この湯船ではお湯の香りはほとんど感じませんが、長湯向きの優しいお湯という印象でした。
以前は仕切りの所に水車があってトレードマークになっていましたが、撤去されて板張りの仕切りになり、きっちり男女別に分かれたようです。
2つの湯船からは、たくさんのお湯がオーバーフローしています。もったいないと思うほどの贅沢なかけ流しでした。
洗い場はシンプルです。
この辺はかなり使い込まれた感がありますが、館内も浴室もよく手入れがされており清潔感があります。快適にお湯を楽しむことができました。
掲示されていた昭和55年5月の分析書によると、こちらの温泉(156-003)は源泉名記載なし。
泉温43.4℃、湧出量は毎分375リットル(自噴)。
pH9.7、蒸発残留物0.333g/kg、成分総計0.357g/kg。
泉質はアルカリ性単純温泉です。
そのお湯を手を加えずかけ流しで使用。
保健所確認シールも「該当なし」でした。
入浴に適した温度で湯量も多い自噴泉、ツルツル感がありじっくり浸かれるキツさのないお湯・・お湯としては大変恵まれた条件。
大岩を見上げながら湯船の中で揺られるのも格別。
それだけに、閉館は本当に惜しいと思いました。
最初で最後だった鹿の子荘。
少し複雑な思いで、この場を後にしました。
その後も何度かこの前を通っていますが、橋にロープが張られ建物に近づけないようになっていました。
入浴料は400円でした。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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