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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
山本旅館
- 2013/11/05 (Tue)
- 廃業・休業温泉 |
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立ち寄ったのはちょうど高校野球の時期で、道内の高校が試合をしている時間。そのためか、テレビの音は聞こえるものの声をかけてもしばらく誰も出てこず・・しばらくしてやっと館主の方にお会いできました。
湯銭を払い脱衣場へ入ります。
年季の入った細長い脱衣場で、ドアが2つあります。
ドアの向こうはどうなっているんだろうと思い、まず奥のドアから入ってみると…
真ん中に湯船があり、その向こうに洗い場が。
かなり使い込まれた感のある浴室に一瞬足が止まりました。
そして一旦脱衣場に戻り、手前のドアから入ります(笑)
手前から入ると真ん中に湯船があり、その向こうに洗い場が。
ということで、湯船の両サイドに洗い場がある浴室でした。
湯船の横あたりのタイルがかなり落ちていますが、この写真で見える奥の方の洗い場はタイルを貼り換えたのでしょう、奥側だけ綺麗になっています。
見上げると天井もただならぬ雰囲気でした。
湯船は8-10人ほど入れそうな大きさです。
お湯は湯船から静かにオーバーフローしており、床を褐色に染めています。早速入ろうと思ったのですが、私がこの日の一番風呂だったようで、湯船の温度は47℃以上になっていました。
足先だけ入れてすぐに思いとどまりました^^;
こちらが源泉蛇口です。湯口はお湯の中。
加水もできましたので、水でうめて45℃程度まで温度を下げてから、ゆっくり浸かりました。
脱衣場には昭和51年の古い分析書がありますが、湯元館のHPを見ると、源泉の湧出地(旧住所)が同じで、同じ源泉を使用していることが分かります。
湯元館で掲示されている平成21年11月の分析書を見ると、こちらの温泉(139-001)は源泉名「斜里温泉」。
泉温55.5℃、湧出量記載なし(動力揚湯)。
pH7.9、蒸発残留物1.511g/kg、成分総計1.910g/kg。
泉質は重曹泉です。
さらに腐植質を2.2mg/kg含むモール温泉でもあります。
このお湯を、そのままかけ流しで使用。
写真の通り烏龍茶のような色の透明のお湯で、弱いモール臭があります。メタ珪酸を多く含むため柔らかく、ツルツル感を感じるモール温泉らしいお湯で、湯温が高めなのも手伝って、あがってからも汗がしばらく止まりませんでした。
この鄙び度満点のインパクトある湯殿に、身体にしっかり効く熱いかけ流しのモール温泉。
貸切状態で、味わい深い湯浴みを楽しむことができました。
入浴料は200円です。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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