+ green wing +
小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。
熊谷温泉跡
北海道上士幌町。
ある晴れた日に、温泉仲間と待ち合わせて結氷した糠平湖へ行ってきました。
途中までは必要がありませんが、2人とも始めからスノーシューを装備して出発です。
湖の上にはこの何日か前にも来ましたが、この日はその時よりも風が弱く、青空で大変気持ちの良い天気でした。
目指す場所はあの湾の中です。
実はこの前の日、何年も冬はほぼ毎日のように湖に出入りしてこの湖を知り尽くしている方にたまたまお会いしてアドバイスをもらいましたので、安心して進めました。
この時期でも危険な場所があるとのことなので、その場所を避けるように歩きます。数日前は風が強い日でしたし、素人判断で決行しなくて良かったと思いました。
わざわざ危ない日に無理をする必要はありませんから。
でも、岸に近づくと時々「ミシッ」と氷が自然にきしむ音が聞こえました^^;
目的地が見えてきました。
同時に鹿が一頭逃げていくのが見えます^^;
目的地、熊谷温泉に到着しました。
見たところ、比較的しっかりした湯船がありますね。
お湯は澄んでいて、湯船の中も意外なほどきれいです。
2日前にここに入浴した方のお陰でしょうか(謎)
まずは、2人で撮影タイムです。
湯船からの景色は本当にきれいです。
時間の制限がなければ、いつまでもいたいと思うくらい。
撮影が一通り終わってから、湯船の温度を測ります。
私の温度計ではありませんが・・^^;
最高で38℃ほどでした。
お湯の湧出部分は51℃でした。
あれ・・バールが写っていますね(笑)
同行者のリュックの中にはバールが入っているというのは常々聞いていましたが、実際に使用しているところは初めて見ました(笑)
湯流れが途中から2つに分かれ気味になっていたので、湯船に注がれるように少しだけ修正します。
この日はマイナス10℃にも届かない暖かい日で、冷たい風は吹いていますが・・このお湯に浸からないで帰る理由がありません(笑)
失礼してお先にお湯をいただき、同行者にカメラを預けました。
ここに自分の写真を載せるのは最初で最後かも(笑)
浅いですが、とても気持ち良かったです^^
しばらくお湯を楽しんだ後、交代して私がカメラを構えました。
あがった後で肌がスベスベするお湯ですね。
支度を整え、心の中でお礼をしてこの場所を後にしました。
帰り道も、本当にきれいな景色でしたね~。
同行してくださったぴかリンさんのおかげで、楽しい湖横断ツアーができました^^
なお、先にも書きましたが、冬の間は特に問題なく行けるとはいえ、危険な箇所も存在します。湖の上の天候も含め、危ないと思ったら引き返しましょう。
通常湖の上は3月前半には立入禁止になるようです。
過去にはここに立派な湯船があり、勝手に名前が付けられましたが、当ブログでは地元の方の感情を考慮し、その名前は使用していません。
まだ林道が通れた当時、熊が出る場所にもかかわらずここでキャンプする人が絶えず、地元の方は随分手を焼いたそうです。
その上、この場所では死亡事故も起きています。
温泉が近くにあるというだけで熊が出る場所でキャンプをしたり、あろうことかバーベキューなど熊を呼ぶような食事をしてゴミ(匂い)の処理もきちんとしない方が今でもいらっしゃるようですが・・
そういう行為がきっかけで何かが起きてしまえば、本人だけではなく他の温泉好きの方に迷惑をかけることにもなりかねません。
何かが起きてからでは遅いですので、夏にしろ冬にしろ、行かれる際は十分にお気をつけください。
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プロフィール
HN:
のん
性別:
男性
職業:
温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
自己紹介:
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この記事へのコメント
無題
思いのほか良い湯で、満足でしたね~ これも二日前に浸かった人のおかげでしょう(笑)
いつも思うことですが どんな場所でも「人間としてのマナー」がとても大切なことだ、と思いますね。
Re:無題
こちらこそ、先日はいろいろとお世話になりました~。
週に2度も同行させていただき、とても楽しい思いをさせていただきました^^
ここは思った以上に快適で、全く躊躇なく入ってしまいました(笑)
ぴかリンさんはその後も充実した散策をなさったようで、レポを楽しみにしています^^
まぁ・・私が書くことでもないと思いながら最後の部分を書きましたが、こういう野湯は利用者の良識の上に成り立っているものですから・・
1人や仲間だけの時はそこでの行動に人間性が出ますので、自身の思いを引き締める上でも書いた次第です。
自分の行動のせいで林道閉鎖や立入禁止になってしまったら大変ですから^^;
無題
ボクが行った時も鹿がいて逃げて行きました
それにしてものんさんの入浴写真は貴重ですねー
Re:無題
じゅんさんが2日前に来ると分かっていたら、その日も同行したかもしれません(笑)
日曜日に解散した後2人で例の打たせ湯のところに降りたのですが、何となくその流れで今回ご一緒させていただくことになりました。
とても心強かったです^^
私も同じような写真を撮っていますが、撮れた画を見たら同じメーカーでもカメラの差は大きいですね^^;
GX系には全くかないません・・・当たり前ですが^^;
私は自画撮りはしないので、今回の写真は貴重です(爆)
交代で私がぴかさんの後姿を撮りましたが、それもたいへん貴重な経験でした(謎)