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小さなオープンカーで北海道の温泉を巡る、道産子の入湯記録。

「温泉批評 2014秋冬号」(双葉社スーパームック)

表紙

2014年10月15日に双葉社から発売された年2回発行の“温泉論評誌"。価格は880円+税です。

今回の”総力特集”は「かけ流しの真実」。
一連の記事の中にはデータとして全く役に立たない実験コラムもありますが・・・かけ流し支持派の意見、「かけ流し原理主義」の問題点、塩素消毒の意味や問題、循環ろ過のシステム管理会社の方の本音、「酸化還元電位」に関する情報など、参考になる基本的な情報が載っています。

加えて評価したいのが「かけ流し温泉入浴マナー10か条」。
”かけ流し・循環ろ過塩素殺菌”について話されるとき、ほとんど施設側のお湯の提供の仕方にしか触れられることがありませんが、清潔なかけ流しのお湯は施設側とお客さんの双方によって維持されているもので、お客さん側でできる事を1つの記事として取り上げているものは珍しいと思いました。

こういった情報を読むと、「理想的なかけ流しの温泉=正しい温泉」と短絡的に結論付けることがいかに狭量で一方的な見解であるかがよく分かります。

「正しい温泉(似た類の表現を含む)」という表現は直感的に理解しやすいものですが、そういう一方的な表現が長く使われた結果、「正しい温泉の施設について知っているだけ・そこに行くだけ」で満足してしまう”温泉好き”が非常に多くなってしまいました。

常に「正しい温泉施設の選び方」にしか目が向けられず、客としての「正しいお湯の浸かり方」についてはほとんど語られてこなかったため、「正しい温泉」や「本物の温泉」という言葉が使われるようになって久しい今でも、実は温泉に関する知識が一般にほとんど普及していない・・・それが温泉施設で働くと感じる現状です。そんな中で大切なポイントをしっかり押さえている特集ではないかと、個人的には思いました。

北海道の温泉の本ではないため道内の温泉はあまり載っていませんし、閉鎖した道内温泉が温泉チャンピオンが選ぶ温泉番付に入っていたりして残念な部分もありますが、この本のほぼ半分を占める総力特集は個人的に読みごたえがある部分だと思います。

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男性
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温泉愛好家&温泉ライター。温泉資格:温泉入浴指導員・温泉健康指導士・温泉ソムリエマスター・温泉観光士・温シェルジェ・温泉観光実践士・温泉観光管理士・高齢者入浴アドバイザー。
趣味:
湯。翼。
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